山神(ヤマガミ)

薫桜ノ皇国の山間集落等で信仰される、各地の山に住まうとされる神々。
また皇国以外でも同様の土着信仰が見られるところもある。

神といっても薫桜神道に出てくるような主神格とは異なり、妖怪や魔物に近い側面を持つ。
山の怪異がその地の住民達から神として祀られた事で相応の力を持つに至った存在、もしくは善神となった魔呪皇の下から去りし悪神達のなれの果てとも。

姿形は様々であり、『住処』となる山によって千差万別。
人面の鹿や巨大な単眼を持つ一本足の大男といった人外の姿もあれば、幼い子供や美しい女性の様な姿の時も。
もしくは単に巨木や生命を持たぬ岩だったりする場合もある。

その力は魔物や妖怪とは一線を画し、神聖なものとして祀るならば崇拝者には一定の恩恵を齎す。
一方でぞんざいな扱いをするならば祟りとして災厄を齎すという二面性を有する。

但し生贄を要求する等、あまりに度が過ぎたモノは『邪悪な存在』として成敗された話も幾つかあるようだ。
逆に互いに親密となり、人間と山神が結ばれたという伝承もあったりする。


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最終更新:2022年12月31日 14:32