“歪む彼岸”テースタ・アルボロ

アッシュラの八罪』の一人として名の挙がる死霊術師らしき人物。
人とも悪魔とも言われるが直接相対した者は誰一人として居らず、実在しているのかも不明な存在。

噂ではアッシュラ南東のゴースト区画にある巨木の根本に住んでいるとされ、大量のアンデッドを支配下に置いているらしい。
更に自分の持つ力の結晶化を試みており、それを使って不老不死になる事を目論んでいるとの噂も。

過去には噂の真偽を確かめ、あわよくば不老不死になろうと画策した(自称)アッシュラ王の一人が1万の兵を率いて向かった事もあったようだ。
しかし、結局誰一人としてそこから帰って来た者はいなかったと言う。

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その正体はゴースト区画の中央にそびえ立つ『神霊樹』と化した巨木そのもの。

かつてはこの巨木に一人の老婆とその弟子であるアルボロという少年が暮らし、幻惑の魔法で身を隠しながら平穏に生活していた。
しかしある時、幻惑魔法が綻びたタイミングでアッシュラ難民に住居が見つかり押し入られる。
不意打ちで魔女は撲殺され、弟子のアルボロも殺されそうになるが、親代わりでもあった魔女を失った怒りのまま怨霊魔術を使用し相手を呪殺した。

その後アルボロは魔女の遺した怨霊魔術の書を読み解き、自身の境遇にも繋がる現在のアッシュラの現状に怨嗟を募らせていく。
そうして月日は流れ、怨霊魔術の神髄を会得したアルボロは高位悪魔との契約で魂だけの状態になりながらも膨大な魔力を会得。
自身と魔女の過ごしてきた巨木を依り代として死霊樹と化すと、周囲に存在する大量の霊魂や瘴気を吸収し瞬く間に怨霊樹、そして神霊樹にまで成り上がった。

今もなお彼は周囲に渦巻く死や瘴気を取り込み続け成長しているとも。
やがては自身全ての力を籠めたを適性のある者に食わせて憑りつき、不死の肉体を持った人間として再誕。
アンデッドを率いてアッシュラ征服を画策している。


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最終更新:2024年03月10日 00:06