元々は
妖精界で
時間と空間を司る聖域を守る
妖精の一人であったらしい。
しかし空から『
黒い何か』が堕ちてきた際には聖域を守ろうとする他の仲間達を見捨て自分だけロクシアへと逃亡。
結果、聖域が
イデアとなる際の凝固化は免れたものの脱出の直前に『黒い何か』が発する
瘴気を浴びて邪悪な存在に変貌してしまった。
その身に『空間を操る魔力』を宿しており、『異層空間に身を隠す』『距離と言う概念を無視する』といった能力を有している。
これにより一定の領域内にいる相手であれば離れた場所であっても斬りつけたり、掴んで引き寄せるといった事が可能。
そしてこの能力を使って自身は安全圏から一方的に攻撃し、成す術もなくなぶられる相手を見ては愉悦に浸るらしい。
ある時に
ボルドリア公国の街に数体の手下を引き連れ現れたが、偶然にも街に滞在していた勇者候補『
プレヤー』と遭遇し交戦。
ディメは空間の狭間に潜みながら攻撃を繰り出して
プレヤーを終始圧倒するも、突如
プレヤーの持っていた
剣が光を放ちその形状を変化させる。
そして直後に剣から放たれた一筋の閃光は眼前の空間を穿ち、狭間に身を隠していたディメの腹部を“時空を無視して”貫いていた。
ギリギリで致命傷は避けたものの、『安全圏から一方的に攻撃できる』というアドバンテージを失った事に大きく狼狽。
残っていた手下達を
プレヤーにけし掛け、自身はその場から撤退した。
現在は
魔界で傷を癒しながら
プレヤーへの怒りと憎しみを募らせているようだ。
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最終更新:2024年02月15日 22:57