被創造者が創造者になるとき

ロンデ王国で出版されている小説。
作者は『ジェイムスン・A・ボルト』

内容としては『発展した技術により生み出されたモノ達が、それらを創造した筈の人類を逆に管理するようになった世界』を描いたというもの。

ボルトは元来、蒸気機関の設計・保守を行う技術者であった。
だが蒸気機関の技術が発展していく様子を見て『将来は蒸気機関で動く機械が逆に人類を支配するのでは』と、ふと思った事からこの作品を執筆したらしい。

王国民の大半はこの小説を『技術者の妄想』と笑い飛ばす、或いは『蒸気機関に対するヘイト創作』と扱っているようだ。
だが一部では『技術が人類を上回ればあり得る未来であり、それに対する警鐘である』と扱う者もいる。

とある異世界人曰く『思いつく事はどこの世界でも同じ』だそうで。


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最終更新:2022年11月28日 17:09