蟻人族

『ありびと』と呼ばれる、アリやハチの特徴を持った虫人部族。
人間よりも小柄な体格の者が殆ど。

主にリクレシア大陸を中心に、女性酋長を頂点とした一族による集団生活を営んでいる。
地下や巨木の内部に住居を構える事を好み、居住地周辺の行動圏から離れるような事は少ないらしい。
十数年に一度ではあるが一族を挙げて特別な娘を育てる時期が存在し、年頃になると同族の番いとなる相手と巣立って新たな支族を作り上げてゆくとの事。

部族にもよるが基本閉鎖的。
商人等の付き合いのある者を除き、居住地内に余所者を招く事は非常に稀である。


【オクロオ族】
最も平均的とも言われる蟻人族。
主にスランカ国ネロストレンザーの地下に洞窟を作り生活している。
ウシアブラムシの飼育や地下鉱脈の採掘で生計を立てているようだ。

【キリハ族】
主にフォレエルフ近辺の森林内で暮らす蟻人族。
切り出した葉を培地として希少なキノコを栽培し、それを売って生計を立てている。
キノコは主にポーションの材料となるが、食用としても珍味であるようだ。

【ポネラ族】
ルティース北部地方の湿原地帯に点在する森林を居住地とする蟻人の部族。
強靭な体躯を覆う赤黒い甲殻と大顎が特徴であり、集団で恐竜種を狩る程に勇猛。
腹部に備わる毒針での刺突攻撃を得意とし、分泌される毒は出血毒から麻痺毒等と濃度を調節して使い分ける事が可能であるようだ。

【ミハニ族】
ロークワート高地にある台地の一つ、ロッサム台地に住むハチ系部族。
台地に咲き誇る花畑から採取した蜜で極めて上質な蜂蜜を作る。


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最終更新:2023年10月14日 01:09