アレックドゥパーティ

数百年前、当時君臨していた魔王を倒す為に旅立った四人組の冒険者。
メンバーの一人一人が極めて高い能力を持ち、当時でも屈指の強者達で構成されたパーティだったと評される。

幾多の冒険の末に魔王の本拠地へと辿り着いたが、決戦の最中リーダーの勇者候補が志半ばで死亡。
だがリーダーの死亡後も残ったメンバーがその遺志を引き継いで戦い抜き、見事魔王を討伐する事に成功した。

しかし、勇者の死因に関わる詳しい話は何故か世に出る事が無かったという…。


金色の勇者『アレックドゥ』
眩い金髪と黄金の鎧を纏い、黄金の聖剣を携えた勇者候補。
勇者としての確かな実力と高潔さを兼ね備え、華麗な剣術で魔王と互角に渡り合ったという。
しかし魔王との決戦の最中、突然謎の攻撃を受けてその命を落とした。
彼等の功績を記した伝記等では何故かこの部分のみ詳細が語られていない。
魔王の猛攻の前に倒れたとする解釈が一般的だが、一部では何らかの思惑が関与していたのではとの噂も…。

鋼の斧使い『ラウデン』
巨大な戦斧を自在に振るう剛腕の戦士
その防御は鋼鉄のように固く、その攻撃は敵を一撃で粉砕するパワーファイター。
魔王との戦いで勇者死亡後に致命打を与え、勝敗を決めた。
その為、実質的な魔王討伐の栄誉は彼が得る事になったという。

究極魔法を受け継ぐ者『ルロー』
現在は失われた禁呪『ルドラ・ブラーシュ』を継承していた大魔導士
その魔法は効果範囲に存在する敵軍全てを押し流す威力を誇り、それ以外の魔法も総じて高い技量を有していた。
同じく禁呪の継承者であるフレイア・フレイルとも知人であったらしいが、彼女からの評判はあまり良くなかったとも。
魔王討伐からの凱旋後、人々が沸き立つ中で何時の間にかその姿を消していたという。

生と死を結ぶ奇跡『リルド』
如何なる傷も全快させる最高位の治癒系神聖魔術リザレクション』の数少ない使い手である女神官
回復役としてパーティを幾度も救っており、アレックドゥとは旅の中で恋仲になっていたようだ。
とある半神の血筋に列なっていたとも噂され、人並外れた魔力はもはや神力に近いものであったと言われている。
その彼女が使用するリザクレクションは本来は不可能である筈の『離れつつある魂の引き戻し』すら可能にして見せたとも。
しかし、それ程までの力をアレックドゥが命を落とした際に使わなかった理由は不明。


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最終更新:2024年09月14日 09:26