黒夜の三邪蹄

魔王候補である魔将ノブナガが戦場を駆る際に騎乗する三頭の雄馬。
元々はアッシュラで乗り手も居ないまま暴れ回っていた鬼馬鬼妖馬鬼天馬の三頭。

とある魔族により魔界門経由で魔界に連れて来られた。
だが魔界の瘴気で半魔物化した途端、連れてきた魔族を蹴り殺し脱走。
その後も魔界で大暴れしていたが、噂を聞きつけたノブナガ自身が出向いて自らの手で従えさせた。

戦場に合わせて騎乗する馬を乗り換えながら、圧倒的な脚力と走破性で敵のひしめく戦場を蹂躙しつつ駆け抜ける。
ノブナガ軍ではダークワイバーングリフォンといった騎獣を数多く従えているが、ノブナガ自身は転生前の経験から馬を特に愛用している。


咎折(トガオリ)
体高は185センチ。
アダマンタイト製の馬鎧を纏い平然と走り回る。
その屈強な体躯と強靭な脚力、そして膨大なスタミナから幾つもの戦場をその背にノブナガを乗せて駆け抜けた。

パワーも相当なもので、ある戦ではハンマーノーズエレファントを突進で撥ね飛ばし横転させた事もある。
言葉を理解する程度に知能は高く、またそれ故にノブナガの騎乗する機会が多い愛馬とも言える。

翔魔(ショウマ)
体高が200センチを超える大型馬。
かなり痩せており、大柄である以上に“痩せ細って不気味に長細い”という印象を持つ。

白い毛並みと金色の鬣と翼を持つがどちらも色がだいぶくすんでおり、頭部の鬣は張りが無く顔に垂れ下がっている。
眼も虚ろでどんよりと曇っており、色あせた鬣と翼が風に揺れながら呆然と佇む様は死神を連想させる。
だが脚力は凄まじく、翼を羽ばたかせればどこにそんな筋力があるのかというような速度で飛び回る。

空中戦においてノブナガをその背に乗せ、ワイバーンペガサスに騎乗した敵兵をすれ違い様に『ブレードフェザー』で切り裂いては次々と地に堕とした。

罪禍(ザイカ)
体高は160センチ程と三頭の中では一番小柄。
暴れていた頃は彼が他の二頭を引き連れる形で行動しており、実質的にリーダー格だったと思われる。
ノブナガを背に乗せ禍々しい角に猛毒と魔界の瘴気を纏わせて単騎で突進、高速で戦場を縦横に駆け抜ける事を得意とする。

強者・弱者関係なく殺戮に快楽を憶える残虐な思考で魔物や魔族を次々に葬ってきた。
だがノブナガの持つ圧倒的な力と覇気に初めて畏怖を感じ、自分から頭を垂れて忠誠を誓った。


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最終更新:2022年12月09日 01:51