トイレ
(以下、千歳鷲介編プロローグより引用)
「玄関はその家の顔、なーんて言うじゃないですか。んーじゃ、トイレは人体のどこに当たりますかね。
俺に言わせれば……そう、母親の胎内ってとこすかね。分かります? この俗世から隔離された、絶対的な安心感。
こうね、直方体の繭の中、ひとり白亜の安楽椅子に座しているだけで、俺は俺の原風景へと還り、つかの間の安心立命を得ることが出来るわけですよ」
「玄関はその家の顔、なーんて言うじゃないですか。んーじゃ、トイレは人体のどこに当たりますかね。
俺に言わせれば……そう、母親の胎内ってとこすかね。分かります? この俗世から隔離された、絶対的な安心感。
こうね、直方体の繭の中、ひとり白亜の安楽椅子に座しているだけで、俺は俺の原風景へと還り、つかの間の安心立命を得ることが出来るわけですよ」
- 多分、鷲介がやたらトイレに籠りたがるのはそこが彼の生まれた場所だからなのだろう。 -- 名無しさん (2009-04-06 10:34:17)