「-CROSS OVER AT A LATER TIME-君の幸せを希う-」
作者:本スレ 1-710様
128 名前:-CROSS OVER AT A LATER TIME-君の幸せを希う- 投稿日: 2013/03/04(月) 21:54:25
129 名前:-CROSS OVER AT A LATER TIME-君の幸せを希う- 投稿日: 2013/03/04(月) 21:56:16
「そう、良かった。君が無事で。安心したよ」
「ありがとう、ウィル。でも、牧先生と繊が……。
牧医院の位置なんて、僕に聞かなくたって、簡単に解るよ」
「心配しなくて良いよ。牧先生と京には、俺から伝えておく。
彼等の身辺も少し警戒を強めた方が良いかもしれないしね」
「うん、でも……」
「シンの事が気になる?
君は彼に対して最大限の配慮をしたと思うよ。
少なくともシンは、君と接触したっていう成果を持って帰ったんだから。
今のところ、彼が身内から酷い仕打ちを受ける可能性は少ないだろう」
「そうだね……」
「あと、今度、彼か、彼の身内に遭遇した際は、欧州連合研究所のデータバンクに
ハッキングをかけるように誘導しても良いと思うよ。
弥終の人々の基本的な生体データはもう既に収集されているし。
人間の人体や人工生命体に直接的に使えるデータは、エドワードが構築していたから。
まあ、データを取得したところで、
エドワードみたいな奴じゃないと、完全な再構築は出来ないだろうけど」
「あ、そうか、ウィル、ありがとう! それも良いかもしれないね。
そうすれば、先生達が傷つけられる心配は当分ないかな……」
「恐らくね。
でも、シルヴィア、今度、彼等に逢う事になったら、その時は、少し用心した方が
良いね。多分彼等は君の能力も試したいと思うんだろうから」
「そっか……、そうだよね……」
「本当の意味で友人にはなれないかもしれないけど。此方が注意を払えば。
少なくとも不用意に相手と傷つけ合う事にはならないだろう?」
「うん……」
「ところで。しばらく君にも護衛を付けるよ。エイシア、あいつ今、長期休養中でフリー
だから。君と一緒に学校に通ってもらうから」
「え、ええっ! GPS付き携帯持ってるだけじゃだめ?」
「駄目。君が心配なんだ。あいつも、アルも皆、同じように心配すると思うよ」
「……解った」
「ありがとう。それじゃあ、エイシアとアルに今回の事、話しにいこうか」
「うん、ウィル……本当にありがとう」
「俺は当たり前の事をしてるだけだよ。君の事が好きだからね」
「……っ! キスとか……良いから……」
「もう、子供じゃなかったね」
「……!! ……意地悪っ!!」
「御免ね」
――シン、君は元気かな。君の家族とちゃんと打ち解けてるかな。
いつか君が本当に幸せになってくれると良いなって、思ってる。
君は僕が初めて逢った、年下の義弟だから。
【END】
拙いSSにお付き合いいただき、ありがとうございました
しーさんは、シンさんと逢った事を最初にウィルに相談するわけだねwというネタでしたw
そして、ウィルの台詞が少々説明くさいけどw新しいお子達ももう少し絡みやすいように
してみたwという感じですw
あと、しーさんとエイシアには、いつぞやの絵茶のネタを引っ張って、学校に通ってもらう
ことにしましたww
きっと、彼等以外の転入生も受け入れてくれる門徒の広い学校だと思いますwので、更なる
転入生をお待ちしております-!今後ともどうぞよろしくお願いしますww
最終更新:2013年03月16日 14:45