高級住宅街から少し離れた場所にある一軒家、袴田邸は、
一時は10人近くもの正常感染者達が集った一大拠点であった。
だが、来訪者からの救援要請や、独眼熊の襲撃とその後の対応、
そして月影夜帳の暗躍の結果、現在はもぬけの殻となっている。

そんなことは露知らず、ここに引き返してきた2人の少女がいた。
烏宿ひなたと犬山うさぎである。
うさぎの召喚動物である鷹が発見した4人を追うか、それとも引き返すか。
考慮の末、2人が選んだのは後者だった。

目下の拠点である袴田邸に残っているのは、夜帳・はすみ・恵子の3名。
いずれも戦闘には不向きな面々であり、
特殊部隊や危険人物の襲撃、あるいは独眼熊の再襲来などがあった場合、最悪全滅の恐れがある。
高い戦闘力を持つ哉太と勝子、そして探偵ならではの頭脳を持つアニカよりも
時間を置いた場合、こちらの方が危険だと判断した為だ。
2人にとって、特に大切な人間である恵子、はすみがいることも大きかっただろう。

「お姉ちゃーん! うさぎだよー。いるー?」
「恵子ちゃーん? 月影さーーん?」
無人であることを知らぬ2人は戸を叩いて声を掛けるが、当然ながら返事はない。

「…………?」
訝みながら2人は袴田邸に足を踏み入れた。
家の中は綺麗に片付けられており、荒らされた形跡はない。
だが、袴田邸に残ったはずの3人の姿はどこにもなかった。
不安がよぎるが、テーブルの上に書置きがあるのを見つけた。

『農家の宇野さんから助けを求められました。
 これから月影さんと恵子ちゃんの3人で宇野さんの家に向かいます。
 みんなはこの家で待機していて下さい。 はすみ』

「これ、はすみさんの字?」
「うん。間違いないよ」
「宇野さんのとこに行った……? うさぎちゃん、そこ知ってる?」
「……ごめんなさい。ちょっと分からないです。
 お姉ちゃんもせめて住所とか書いてくれてたらいいのに~」

行き先が分からないのが気がかりだが、ひとまず無事ではあるようで安心した。
月影からは冷静な印象を受けたし、はすみもしっかり者だ。
男性恐怖症の恵子が月影と一緒に出て大丈夫なのかだけ気になるが、
リスクもちゃんと考慮したうえで出て行ったのだろう。

「…………とりあえず、休憩しよっか」
「はい」


ひなたは冷蔵庫にあった麦茶を飲むと、ソファーにどすっと腰を下ろした。
うさぎの方を見ると、やはり鈴菜、和幸の死がショックであったであろう、
浮かない顔をしている。

時計は10時を回っていた。
あと2時間弱で正午。タイムリミットの48時間のうち、4分の1が経過する。
ひなたは、女王感染者も含め、
出来るだけ犠牲者無しで事態を収拾したいと考えている。
だが、まだ解決の糸口すら掴めていないのが実情だ。
少し考えた後、うさぎに声を掛けた。

「うさぎちゃん、ちょっといいかな」
「あっ、はい」
「うさぎちゃんの異能、使ってもらってもいいかな。
 そうすれば、誰かがこっちに来た時にすぐ分かると思うんだ」
「……あっ」
ひなたの言わんとしていることをうさぎは察した。
先ほど偵察を成し遂げた鷹を呼び出せる時間はとうに過ぎている。
だが、酉の次の干支と言えば……
「そっか。やってみます。……来てっ!!」
うさぎの祈りと共に、暖かな光が部屋の中を包んだ。

「ウオオオォォーーーン!!!」
雄叫びが響く。それと共に姿を現したのは、
狼を思わせる鋭い顔つきをした、精悍な和犬だった。
「おぉうっ、か、かっくいい……」
「えぇっと、こんにちわ、ワンタ君。
 早速だけど、玄関で外見張っててもらえる?
 もし誰かが来たら教えてくれるかな?」
これでいいよね、とうさぎがひなたの方を振り向いたので、ひなたはサムズアップで応える。

言うまでもなく、犬は感覚に優れた動物だ。
袴田邸に近付く者がいれば即座に嗅ぎ付けるだろう。
場合によっては敵意の有無さえ判断してくれるかもしれない。
だから番犬になってもらおう。ここまではうさぎとひなたの共通見解。

だが、ひなたにはもう一つ思惑があった。
先刻の鷹の召喚を目にしたことで、ひなたはうさぎの召喚動物を解剖するという発想に至った。
もちろん、うさぎが動物を愛しているのは知っているし、
そんなことをすれば彼女が悲しむことは目に見えている。
愛すべき後輩である彼女を悲しませたくはない、これは嘘偽り無いひなたの本心である。
しかし鈴菜と和幸の死体を目の当たりにしたことに加え、
タイムリミットまでの時間が刻々と近づいてくる中で、生来の楽天家であるひなたも焦りを覚えてきた。
解剖という強硬手段には出ないまでも、せめてうさぎの召喚動物を観察したい。
その中でなんらかのヒントを得ることが出来れば。

「……ウォウ?」
うさぎの指示を受け、玄関に向かおうとしたワンタがピクンと耳を立てた。
くんくん、くんくんと訝しげに臭いを嗅ぎ始める。
「……ワンタくん?」
「――ゥワンッ!」
何かを見つけたと言わんばかりに一吠えすると、
指示された方とは逆、家の奥に向かって歩き始めた。

「ちょ、ちょっと玄関はそっちじゃないよー!」
「え? もしかしてあまり言うこと聞かない系?」
2人は戸惑いながらも後を追う。

しばらくしてワンタは歩みを止めた。
そこは地下室への入り口だった。
ワンタは2人を振り返ると、何かを訴えかけるかのような目で見つめかけてきた。
「そこに、何かあるの?」
「……行ってみよう」
恐らく、何かがある。2人は動物の感を信じることとにした。


地下室に降りた2人がまず覚えたのは、違和感だった。
家具や置物の配置が変わっている。
何か探し物をしていて、計らずも家具を動かしてしまったようなもののとは違う、
何らかの意図を感じる配置だ。
これを行ったのは、袴田邸に残った3人だろうか。
だが、他にやるべきことは幾らでもあるだろうに、
わざわざこんなことをする理由が分からない。

困惑しながらも進もうとしたその矢先。
先頭にいたワンタの耳と尾がピンと立った。
同時に、2人の後方にあったクローゼットの扉が突然開いた。

不気味な叫びと共に飛び出したのは、袴姿の男、袴田伴次。
その右手には、出刃包丁が握られている。
吸血鬼の忠実なる眷属が、最後尾にいたうさぎに襲い掛かる。

不意を突かれたうさぎは思わず悲鳴を上げた、そのつもりだったが、
(え!? 声が出ない…… 身体も……!!)
袴田が主たる月影夜帳から分け与えられた『威圧』の異能により、
その動きは完全に封じられていた。
無防備なうさぎの体に出刃包丁が振り下ろされる。

だが、それより速く動いているものがいた。
明敏にして勇猛な忠犬は、袴田が姿を見せる前にその存在を察知した。
袴田とうさぎの間に飛び込むやいなや、袴田の右手首に思い切り噛みついた。
堪らず苦悶の叫びを挙げる袴田。

「このぉぉぉぉっ!!!」
そして、気喪杉や独眼熊といった怪物との死闘を乗り越えたひなたにとっても、
袴田は恐怖の対象に成り得なかった。
錫杖を振りかざし、袴田の首に叩き込んだ。
その錫杖には、皮肉にも袴田と同様に吸血鬼の下僕になり果てたはすみの手により、
怪異を払う力が付与されている。
犬山の聖なる力が、邪なる吸血鬼の血を浄化していく。
「オ……ア……ァ……」
吸血鬼の眷属から一介のゾンビに戻った袴田伴次は、敢えなくどさりと倒れ込んだ。


「ひゃっ!」
『威圧』の異能が解除され、うさぎは尻餅をついた。
「うさぎちゃん! 大丈夫!?」
「は、はい。ありがとう、ひなたさん。ワンタくん。
 なんか急に動けなくなっちゃって……」
おかしいのはそこだ。ひなたも、袴田に襲われたうさぎが完全に膠着していたのを見た。
まるで、月影を目にした際、彫像のように動けなくなった恵子のように。
「…………月影さんの、異能?」
「で、でもこの人、ゾンビですよね?」
「う~ん……」

確かに、ゾンビは異能を使えないはずだ。
考えても分からないと割り切り、ひなたは袴田を拘束する。
そしておかしいのはこちらもだ。
袴田は、他ならぬひなたの手でこの地下室に拘束されていた。
だが、その拘束が解かれており、包丁を持ってクローゼットの中に隠れていた。
理性の無いゾンビにできることではない。
分からないことが多すぎる。ひなたの頭に黄色信号が灯った。

「……うさぎちゃん。ちょっと考え直さなきゃならないかも。戻ろう」
「あ、ちょっと待ってください。ワンタくんが……」
「ん?」

ワンタが、壁に沿って広げられたカーテンを巻くっていた。
カーテンの裏には押し入れがあり、物を出し入れするには明らかに邪魔だ。
まるで、この押し入れを隠すためにカーテンを張ったような……

「キミ、ここに私達を連れてきたかったの?」
ひなたの問いに、ウォウ、と吠えて同意を示す。
そしてひなたは気付いた。押し入れの中から、わずかに血の臭いがすることを。

ひなたはごくりと喉を鳴らすと、襖を開けた、
そこにあったのは、積み上げられた大量の布団。更に、その奥からは明らかな異臭が漂っていた。

恐ろしい予感がした。
2人はどちらから言い出すこともなく、布団を掻き出し始めた。
抱いた不安が外れであってほしいと願った。
だが、無情にも、布団を掻きのけるたびに、その臭いは強くなっていった。
そして、2人は布団の影に隠されていたものを見た。

「……………………恵子ちゃん」
字蔵恵子が、布団に寝かされ、眠るように死んでいた。
表情は安らかだが、肌は乾ききっており、華奢な身体と相まってまるでミイラのようだ。
その首筋には、痛々しい2つの穴がぽかりと空いていた。


ひなたとうさぎが袴田邸に戻る少し前。
月影ははすみと共に偽装工作を行っていた。
月影の望むフルコースを堪能する為には、乙女達を袴田邸に留まらせねばらなない。
だが、時間を掛ければ掛けるほどメインディッシュであるリンの生存が危ぶまれること、
更に哉太やひなた等がいつ帰ってくるか分からない以上、
完璧な偽装は不可能であり、ある程度の妥協は止むを得なかった。

一番の問題である恵子の死体は、地下室の奥にある押し入れに移し、布団で隠した。
そのうえで、押し入れ自体もカーテンで偽装し、万が一にも感づかれた時の備えとして、袴田を潜ませた。
彼には出刃包丁を握らせた上で、包帯を巻いて固定した。
『威圧』の異能で動きを封じれば、理性の無いゾンビ状態でも邪魔者は充分殺害できると踏んだ。
そして、敵襲があったと誤認されないよう、部屋を整然と片付けたうえで書置きを残した。
行先は『宇野家』と書いた。嘘は書いていないし、宇野という苗字の人間は一人ではない。
特定することはまず不可能と考えた。

誤算だったのはうさぎが召喚した犬の存在だ。
地下室から漂うわずかな血の臭い、そして袴田の臭いを嗅ぎ取り、
ひなたとうさぎをここに導いた。


「なんでよ…… なんでだよお……」

ひなたの眼から涙がぽろぽろと零れ落ちる。
恵子が、自分が想像も付かないような酷い目に合っていることは、なんとなく分かった。
だから、檻の外に出してあげたかった。楽しいこと、ワクワクすることが沢山あることを教えたかった。
恵子自身も成長していた。自分以外の、他の人とも触れ合って、だんだん笑顔を見せるようになってくれて。
これからのはずだった。それなのに。

「ひなた……さん……?」
ひなたは、手が白くなるほど錫杖を握りしめていた。そして錫杖が帯電し始める。
そして、キッと目を見開くと、倒れている袴田の方を向き、錫杖を振り上げた。
「うわあああああああああああああっ!!!」
「――ダメッ!!」
ひなたは、自らの異能で帯電させた錫杖を、袴田に振り下ろした。
無防備な袴田の頭に直撃すれば、間違いなく絶命するだろう。
その寸前、うさぎがひなたに飛びついた。

「あああああああああっ!!!」
「――うさぎちゃん!?」
うさぎの行動によって、錫杖は辛うじて外れたが、
ひなたの異能の電流がうさぎの身体を貫いた。
うさぎの悲鳴に、ひなたは自分を取り戻す。

「うさぎちゃん! うさぎちゃん!!」
「だ、大丈夫、大したことない、です……」
「ごめん、ごめん本当に! 早く手当てしないと!」
ひなたはうさぎを抱きかかえると、1階に向かって駆け出した。


幸い、うさぎの怪我は酷くはなかった。
水膨れが幾つか出来はじめてはいるが、重症ではない。
だが、それでも自分の失策で怪我をさせてしまったひなたは強く責任を感じており、
必死に応急処置をしていた。

処置を受けながら、うさぎは恵子のことを考えていた。
うさぎは、友人である鈴菜と和幸を失ったが、その死体を直接見てはいない。
同年代の少女の死体を目にしたのは今回は初めてだ。
だけど、思ったよりショックは受けていないと思った。
まるで吸血鬼の映画の1シーンのようで、あまりに現実感が無かったからだ。
……考え直してみれば、やっぱりおかしい。
恵子は何故あんなところで、あんな死に方をしていたのか?
……はすみの書置きには、何て書いてあった?

「ちょ、うさぎちゃん!?」
うさぎは当然立ち上がり、テーブルの上にあった書置きを読み直し始めた。
みるみる顔が青ざめていく。
「だ、ダメだようさぎちゃん! まだ手当は終わって……」
「ひなたさんっ…… お願い、一緒に来て。お姉ちゃんを助けて」
うさぎは、今にも泣きだしそうな顔で言った。
「お姉ちゃんが、殺されちゃうかも!」


はすみの書置きを読み直すと、うさぎの言わんとしていることを理解できた。
書置きには、『月影とはすみと恵子の3人で』宇野さんの家に行くと書いてあった。
だが、恵子はこの家の中で殺されていた。
つまり、この書置き自体が偽装工作なのだ。

恐らく、敵襲はあった。
犯人は恵子を殺害した後、はすみを脅して偽の書き置きを書かせた。
戻ってきた者達にはこの待機を命じ、その間にまんまと逃げおおそうとしている。
恵子が殺されている以上、はすみも、月影も無事では済まない可能性が高い。

「うさぎちゃん、急いて準備しよう! あまり時間がない!」
「は、はい! ……って、ワンタくん!?」
ワンタが消えようとしていた。時刻は間もなく11時。戌の時間が終わるのだ。
「……ワンタくん」
ひなたがワンタの前に座り、頭を撫でた。
「恵子ちゃんを見つけてくれて、ありがとうね」
2人に激励を掛けるように吠えた後、犬が消える。

「うさぎちゃん、すぐに次の動物を呼んで。あと、はすみさんの書置き持ってきて」
「は、はい。あと、書置き?」
「うん、それがあれば、多分はすみさん追っかけられると思う」


「来てっ!」
袴田邸の前で、うさぎが最後の干支の動物を召喚した。
現れたのは、巨大なイノシシだ。。

「ウリヨちゃん、これでお姉ちゃんの臭い分かる?」
うさぎがはすみの残した書き置きと、それを書くのに使ったのであろうペンを臭いを嗅がせた、
『猪突猛進』の言葉が示すように、イノシシは単細胞のようなイメージがあるが、
実は非常に嗅覚が鋭い動物である。
はすみの私物は袴田邸から綺麗さっぱり無くなっていたが、彼女の臭いを嗅ぎ取るにはこの紙とペンだけで十分だった。
「ブモオ!!」
イノシシが大きく鼻を鳴らすと、放送室や役場のある方向に顔を向けた。
それと同時に、袴田邸の扉が開き、ひなたが飛び出してきた。
「お待たせ! イノシシ君、追えそう?」
「はい! 大丈夫みたいです!」

ひなたは、哉太達が戻ってきた時の為に、現状についてしたためたメモを残していた。
はすみの書置きがあったが、その内容に反して恵子が地下室で殺されていたこと。
はすみと月影は危険人物にさらわれた可能性が高い為、救助に向かうこと。
更に、当初哉太たちに伝えるつもりだった独眼熊への警告も書き加え、最後に、こう結んだ。
『もし夕方までに私達が戻らなかったら、後はそっちの判断で行動して』

「じゃあウリヨちゃん! お姉ちゃんを追って……! 助けて!」
聞くや否や、イノシシは駆け出した。ひなたとうさぎも必死に後を追う。


走りながら、ひなたは考えていた。
自分は、選択を間違えていたのではないかと。
今もまた、間違えようとしているのではないかと。

恵子は明らかに異能で殺害されている。
それに、ゾンビである袴田伴次が異能を使用したのも不可解だ。
恐らく2つ以上の異能が関わっている。
つまり、はすみ達をさらったであろう危険人物も2人以上である可能性が高い。

自分やうさぎの生存を優先するなら、せめて哉太達と合流してから救助に向かうべき。
いっそ救助を断念することも選択肢の一つだ、と自分の理性が言う。
少し前までなら、ここで動かないなら烏宿ひなたじゃない、と胸を張って言えただろう。
だけど、今は自分を貫く勇気が持てない。

VHが始まって朝になるまで、危険人物やヒグマを撃退することはできて、仲間を守ることはできたけど。
自分の眼の届かないところでは、うさぎの友達の鈴菜さんや和幸は殺されていて。
哉太君達に危険を知らせに袴田さんの家を出たのはいいけど。
結局哉太君達とは会えなかったうえ、留守にしている間に、恵子ちゃんが、殺されて。

再び溢れ出てくる涙を袖で拭う。

私は、どんな手を使ってでも、この事態を解決する策を探すべきだったのではないか?
そうすれば、恵子ちゃんも、他のみんなも、死なずに済んだんじゃないか?
もちろん、それは自分の驕りで、どうにもならないことはどうにもならないって分かってるつもりだけど、
やっぱり、悔しくて悔しくて仕方ないよ。

せんせーなら、ししょーなら、六紋名人なら、どうしたんだろう。
――――お父さんなら、どうしたんだろう。

「~~~~~~!」

自分の頬を思い切り叩く。余計なことばかり考えてしまっている。
今ははすみさんと月影さんを助ける。自分が選んだ選択肢はそれだから。
自分で選んだ道を走りぬく。誰にだってできるのはそれだけだ。
例え、その先に何が待っていたとしても。

【D-4/袴田邸前/一日目・昼】
犬山 うさぎ
[状態]:感電による熱傷(軽度)、蛇再召喚不可、焦燥感
[道具]:ヘルメット、御守、ロシア製のマカノフ(残弾なし)
[方針]
基本.少しでも多くの人を助けたい
1.お姉ちゃん、無事でいて。

烏宿 ひなた
[状態]:感電による全身の熱傷(軽度・手当て済)、肩の咬み傷(手当て済)、疲労(小)、精神疲労(大)、恵子を殺した人間に対する怒り、焦燥感
[道具]:夏の山歩きの服装、リュックサック(野外活動用の物資入り)、ライフル銃(0/5)、銅製の錫杖(強化済)、ウォーターガン(残り75%)
[方針]
基本.出来れば、女王感染者も殺さずに救う道を選びたい。異能者は無理でもうさぎの召喚した動物の解剖がしたい。
1.恵子ちゃん……
2.はずみ、月影を救出する。
3.生きている人を探す。出来れば先生やししょーとも合流したい。
4.……お母さん、待っててね。
5.月影夜帳に対する僅かな疑念。単に異能が似通っただけかもしれないけれど。

099.昼月堕ち、羽朽ちる碧い鳥 投下順で読む 101.第二回定例会議
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空から山折村を見てみよう 犬山 うさぎ 呉越同舟と、その先
烏宿 ひなた

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最終更新:2023年11月19日 10:55