鉄竜将を失い魔族相手に敗退を繰り返す帝国が、士気を維持するための力の象徴として、竜の血を持つエルフの女性を材料に、とある
ソーディアンの作り出した純白の魔剣。
現存する最高級のソーディアン製武器であり、その性能は魔族の軍一つを根こそぎなぎ払い壊滅させたことすらあったと言われている。
武器としての性能自体が非常に高性能で、まともな素材の剣では打ち合った瞬間容易く手折られる上、羽根のように軽い。
また、所有者に「莫大な光の奔流を纏わせる」「数倍の速度への加速」「周囲の者への強賦活化」その他様々な強力な魔法を与える。
一方で、ただ振るだけでも生半可な者では数回振れば力尽き、全開状態では著しく所有者の生命力を削る諸刃の剣。
現所有者は帝国の光竜将
アシュレイ・リアンハルト。
ただし、彼はこの剣を人相手に振るったことはなく、またこの剣が完成した頃から穏健派に転向したという。
尚、この魔剣最大の弱点として、この剣の素体となったエルフの女性の娘に対してのみあらゆる攻撃を行うことも傷つけることもできず、触れた瞬間所有権が強制的に上書きされ他の者には使用できなくなるという欠点を隠し持つ。このことを知っているのは、所有者であるアシュレイただ一人。
最終更新:2014年02月22日 18:19