拠点防衛に特化し、守護者の名を冠する大型ネガフォリナ。亀のような四脚タイプであるが、この脚部は地面に完全に固定されているため
自力で移動することができない。重要地点に配置し、迫り来る敵を迎撃するために用いられるものであり、攻撃範囲内に入り込んだ
敵勢力に魔力を収束させたレーザー砲を発射する。最大の特徴は分厚い装甲による防御力と耐久力。移動手段の一切を廃したことで
守りに特化した巨体は、正に城砦のようなネガフォリナである。また、前方に圧縮した魔力による障壁を展開することもできるため、
並大抵の攻撃ではほとんどダメージを与えることができない。討伐するには城壁すら破壊するほどの威力の兵器を用いる、もしくは
装甲の隙間を狙って攻撃するなどが常套手段となる。また、背後にいる敵には攻撃できないという弱点がある。
【リフレクト・ディフェンダー】
ディフェンダー系上位種。大きさは原種と大差はないが、脚部に追加装甲が施され、より防御力が上がった。この追加装甲から魔法攻撃を
弾く特殊結界を自分の周囲に発生させることからリフレクト(反射)のコードネームがついている。後方からの奇襲にも対応している
点では原種より秀でているが、一方で攻撃は原種ディフェンダーとほぼ同じ。更に原種に比べると攻撃範囲はかなり狭くなっている。
水際で敵を食い止める際に用いられると考えられている。
【ウェザード・ディフェンダー】
「風化した守護者」の名を持つディフェンダー。アルヴィトルに何らかの異常が発生し、正常なディフェンダーが創り出せなくなった際に誕生する。
ディフェンダーの象徴である重装甲には亀裂があちこちに入り、そこから魔力が常に漏れ出ている状態である。防御力は同種
とは思えぬ脆さであり、損壊している部分に攻撃すれば通常兵器でも容易にダメージを与えることができる。索敵能力、迎撃能力も
全く機能していないに等しく、懐に入って一方的に攻撃を加えることも可能。唯一危険な点があるとすれば、亀裂から噴出している
魔力はディフェンダーの迎撃レーザーに用いられるものであるため、触れるとダメージを受けるところだろう。
【ウォーロック・ディフェンダー】
ディフェンダー系の最高位に君臨する超大型ネガフォリナ。全長は1kmを軽く超えるという規格外の大きさを誇る。ディフェンダー系は
自力で移動できず、加えて一定範囲の外の敵には一切攻撃できないという弱点を持っていたが、このウォーロック・ディフェンダーは
巨体に反して自力での移動が可能。自ら接近し、射程圏内に入る全ての敵を殲滅するその姿は、従来のディフェンダー系とは別次元の
進化を遂げている。
「戦争を終わらせる守護者」の名の通り、攻撃・防御ともに極悪の一言。敵対勢力全てを破壊し尽くし、抵抗は無意味ということをことを
知らしめることで争いを止めるというのだろうか。炸裂弾やレーザーによる濃厚な弾幕や、凶悪な破壊力を誇る2門の主砲、更には無数の機雷を
ばら撒くといった苛烈極まる攻撃で敵の接近を許さない。加えて内部に無数の飛行型ネガフォリナ【スナイパー】を格納し、
それらを統率することでオールレンジ攻撃まで可能となっている。
最終更新:2014年05月18日 07:31