大きく裂けた口を持ち、「死肉喰らい」の名を持つネガフォリナ。数による制圧を目的とした汎用タイプのネガフォリナと考えられ、
目撃数もかなり多い。硬い甲殻を持つ巨大なイモムシといった風貌で、動きは遅いものの体力と生命力が高い傾向にある。
倒したと思って油断すると手痛い一撃を食らうので、動かなくなったとしても警戒は怠らないことにしたほうが良いだろう。
しかし、攻撃が噛み付きしか存在せず、ひっくり返すことで弱点の腹部が無防備になるため、的確な対処法を用いれば容易に
撃破することが可能である。爆発を伴う射撃攻撃や、広範囲に衝撃波を発生させる技があるのなら積極的に用いると良い。
しかし、スカベンジャー最大の特徴はその名前の由来にある。スカベンジャーは他のネガフォリナが倒されるとその残骸に
群がり、強靭な顎で食らい始めるのである。仲間の残骸を食い尽くしたスカベンジャーは姿がより攻撃的に変化。甲殻には
魔力の羽が生え、足もより長くなる。その姿はあたかもゴキブリを彷彿とさせ、見る者によっては強い嫌悪感を抱かせるだろう。
戦闘力もかなり高くなり、特に弱点だった機動性が飛躍的に強化。壁や天井を高速で駆け回り、突進や噛み付き、毒液噴射といった
多彩な攻撃を繰り出すようになる。
【グラトニー・スカベンジャー】
暴食の名を冠したスカベンジャーの突然変異種。異常な食欲によって際限なく食らい続けたことにより、同種とは思えないほど
の巨体を持つ。中には全長20メートルに達することもある。通常のスカベンジャーと違い第二形態へ成長することができないが、
巨体に似つかわしい分厚い甲殻を持ち、とてつもない防御力と耐久力を誇る。生半可な武器での討伐は困難を極めるだろう。
もはや食欲に完全に支配されており、生きたネガフォリナですら捕食対象とするなど非常に見境がない。
最終更新:2014年08月17日 00:06