十六夜宗近

遥か昔に存在した宗近という刀匠が、十六夜の夢の中で御稲荷様から製法を告げられたという天下に名高い名刀の一つ。
荒武者を鎧ごと断ち切ったと伝えられるほどの利剣であり、その際にも刃こぼれ一つ無かったという。
しかし、真の力は月下に在ってこそ発揮する。
月の出ている夜において、この刀は斬るべき“線”を空中に描き、所有者に見せると言われている。“線”に沿って刃を振るえば、神に導かれるが如く敵を切り裂くという。

が、実際は「所有者の身体能力で可能な範囲」で最適な斬り方を示しているだけで、身体能力に劣る者が持っても大きな効果は見込めない。さらに、斬るための“線”を描くのであって、守りを固めている際には“線”の効果は得られない。
また、その“線”は十六夜に近づけば近づくほどはっきりと見ることができ、逆に朔の日には全く見えない

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最終更新:2014年11月03日 03:26