概要
ナック制作のパイロット版アニメ。
どことなく手塚治虫氏の「鉄腕アトム」っぽいのは、手塚氏の版権の問題でアトムを初めとする過去作品の再アニメ化が不可能となっていた1972年当時に、虫プロダクション出身者であるナック社長の西野くんこと西野清市氏に「スーパータロムで鉄腕アトムの夢を引き継ぎたい」という意思があった為である。
しかし、肝心の出来は出落ち・超展開・空耳等とナッククォリティ全開であり、チャー研や同じパイロット作品である「透明少年探偵アキラ」に勝るとも劣らない突っ込み所満載の内容である。
「チャージマン研!」の変装後の泉研やバリカンのデザインは、この作品の登場人物であるタロムとファイターに似ており、この作品がチャー研が制作されるきっかけを作ったのかもしれない。一部では「チャー研のパイロット版」とも噂されている。
どことなく手塚治虫氏の「鉄腕アトム」っぽいのは、手塚氏の版権の問題でアトムを初めとする過去作品の再アニメ化が不可能となっていた1972年当時に、虫プロダクション出身者であるナック社長の西野くんこと西野清市氏に「スーパータロムで鉄腕アトムの夢を引き継ぎたい」という意思があった為である。
しかし、肝心の出来は出落ち・超展開・空耳等とナッククォリティ全開であり、チャー研や同じパイロット作品である「透明少年探偵アキラ」に勝るとも劣らない突っ込み所満載の内容である。
「チャージマン研!」の変装後の泉研やバリカンのデザインは、この作品の登場人物であるタロムとファイターに似ており、この作品がチャー研が制作されるきっかけを作ったのかもしれない。一部では「チャー研のパイロット版」とも噂されている。
登場人物
- タロム
本作の主人公。西沢博士の手により産み出された三人のロボットの一人である。西沢曰く「3つのサイボーグの中で一番強い」らしく地球平和のために尽力して開発したものであると語られている。
出撃時の掛け声は「スーパータロム、ゴー!」。滑舌が悪いのか当時のアニメの音質による物なのかは不明だが、発言は空耳率が高い。必殺技はタロムリングを投げつける「春の空」(テレビマガジン版コミカライズによれば「アルファースルー」が正式名称らしい)。
出撃時の掛け声は「スーパータロム、ゴー!」。滑舌が悪いのか当時のアニメの音質による物なのかは不明だが、発言は空耳率が高い。必殺技はタロムリングを投げつける「春の空」(テレビマガジン版コミカライズによれば「アルファースルー」が正式名称らしい)。
- ルビー
西沢博士が産み出した三人のロボットの一人にして紅一点。全体的にピンクを基調としたカラーリングであり、ウサギの耳のような物が頭部にある髪形をしている。所謂「麻呂眉」が特徴的だが、テレビマガジン版コミカライズでは普通の形の眉毛である。口調は滑舌云々の前に「タロムミテロボットガヤッテクルワソレカラゲンシリョクセンモ」「タロムタイヘンヨアノロボットシマヲオソウワ」等と ひたすら早口で喋る。
戦闘能力の方は描写がない為未知数だが、その分知識は豊富らしく、タロムに度々助言を与える。ただし、原子力船救出の際にはさすがに協力しているが、戦闘時はあくまでも助言オンリーであり、タロムがピンチの時でも「タロム頑張って頂戴(他力本願)」という以外は特に手は出さない。
戦闘能力の方は描写がない為未知数だが、その分知識は豊富らしく、タロムに度々助言を与える。ただし、原子力船救出の際にはさすがに協力しているが、戦闘時はあくまでも助言オンリーであり、タロムがピンチの時でも「タロム頑張って頂戴(他力本願)」という以外は特に手は出さない。
- ファイター
タロム、ルビーと共に、主要な3人のロボットの1人。タロムとルビーはヒューマノイド型であり人間に見えなくもないのに対し、ファイターは明らかに見かけからしてロボットであり、色もほとんど一色、妙にくぐもった声、起動時にカタカタと音を立てるなど、残りの2人と比べると明らかに見劣りする印象を持つ。この為チャーケニストからは予算不足扱いを受けている。主な攻撃手段は頭と手足を胴体に収納しての体当たり。タロムとルビーに海中に置いてきぼりにされかけた。「でぇひぇ〜んばかばかばかばかばか〜ん」
- 日暮里博士
登場する髭を蓄えた小太りの博士。
親友である西沢博士亡き後、彼が地球の平和を願い生み出したロボットであるタロム・ルビー・ファイターを妻と共に我が子同然に育てていた。
偽子安から「博士のお子さん達はお元気ですか?」と聞かれた時には「んふぅ」と煮え切らない回答をしている。
親友である西沢博士亡き後、彼が地球の平和を願い生み出したロボットであるタロム・ルビー・ファイターを妻と共に我が子同然に育てていた。
偽子安から「博士のお子さん達はお元気ですか?」と聞かれた時には「んふぅ」と煮え切らない回答をしている。
- 日暮里博士の妻
日暮里博士と共に西沢博士の忘れ形見であるタロム・ルビー・ファイターの親代わりとなっている。海底調査ロボとの対決を終えて無事帰宅した三人が駆けつけて来た時には、目からお水が出ていた。
- 西沢博士
真っ白な髪と髭を伸ばした何だか凄い風貌の博士。タロム達に命を吹き込む為に、親友である日暮里博士の協力により謎の装置から自身のエネルギーを送り込んだ。既に虫の息となり、「三人をよろしくタロム」と中々楽しいギャグを言いながら日暮里博士に全てを託して息絶える。
- カイザー様
世界征服を企む悪役。突然登場して海底調査ロボを乗っ取り、暴虐の限りを尽くす。
その後、原子力船襲撃時に突如駆け付けたタロム達と間接的に対決をする事になる。 謎の念力によりタロムの動きを封じ込める事に成功するも、ファイターの体当たりにより、念力を送り込んでいた装置が外れた後、何故か「ひとまず退却」という形で撤退してしまう。「カイザー様の恐ろしさを教えてやる」 「カイザー様の恐ろしさを見せてやろう」と、一人称に「様」を付けるプライドの高さを持つと同時に自分自身の恐ろしさを示す事にこだわっている。
ジュラルの魔王やZ団団長のように一組織を持たず、全て一人で何役もこなす器用さを持ち、「撃て!(自分で発射スイッチを押す)」 「エンジンフルスピード!(自分で押す)」等と、一人芝居を続けたり精神体を自力で操ったりとなかなかアクティブな人物である。
その後、原子力船襲撃時に突如駆け付けたタロム達と間接的に対決をする事になる。 謎の念力によりタロムの動きを封じ込める事に成功するも、ファイターの体当たりにより、念力を送り込んでいた装置が外れた後、何故か「ひとまず退却」という形で撤退してしまう。「カイザー様の恐ろしさを教えてやる」 「カイザー様の恐ろしさを見せてやろう」と、一人称に「様」を付けるプライドの高さを持つと同時に自分自身の恐ろしさを示す事にこだわっている。
ジュラルの魔王やZ団団長のように一組織を持たず、全て一人で何役もこなす器用さを持ち、「撃て!(自分で発射スイッチを押す)」 「エンジンフルスピード!(自分で押す)」等と、一人芝居を続けたり精神体を自力で操ったりとなかなかアクティブな人物である。
- 偽子安
日暮里博士と海底調査ロボについて話をしていた青年。声が子安武人っぽいためこのように呼ばれている。
- 海底調査ロボオペレーター
海底調査ロボのオペレーターをしているがテンションが高い。
「ロボットただ今北北西に向け直進…エエー?!北北西?!こりゃ大変だ!原子力船がいるんDA!」というノリツッコミをしたことでも知られる。声が明らかに上ずっているのに表情は全く変わらない様子が妙なおかしさを誘う。
「ロボットただ今北北西に向け直進…エエー?!北北西?!こりゃ大変だ!原子力船がいるんDA!」というノリツッコミをしたことでも知られる。声が明らかに上ずっているのに表情は全く変わらない様子が妙なおかしさを誘う。
- 星一徹
カイザー様に操られた海底調査ロボに沈められた貨物船に搭乗していた乗客(?)。
「大変だ!こっちに向かってくるぅ!」とだけ発言。顔が「巨人の星」の星一徹にソックリ。
「大変だ!こっちに向かってくるぅ!」とだけ発言。顔が「巨人の星」の星一徹にソックリ。