パワプロ3

実況パワフルプロ野球3

発売日:1996年2月29日 定価:7500円 機種:SFC

今作の特徴

・イチローオールA(5部門では唯一)
・サクセス初登場(野手のみ)
・チェコと大野の音声が入れ替わっている
・スペシャルシナリオが存在する
・1チームの投手数が10人に増加
・実況は安部さんに戻る
・アレンジチームが14チームに増加

スペシャルシナリオ

 

シナリオ1 ヤクルトスワローズ 真・ON対決 ☆☆☆☆

 

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 H E
0 0 0 0 0 0 0 0     0 7 1
0 1 0 0 1 0 0       2 3 0

10月22日 グリーンスタジアム神戸 オリックス×ヤクルト 

8回表の攻撃 2死1,2塁 打者:土橋 投手:野田

解説

95のペナントレースは、王監督のダイエーと長嶋監督の巨人が
それぞれ30億ものFA等で大型補強を行ったことにより、
開幕前から「日本シリーズはON対決か」と騒がれた。
しかし、フタを開けてみれば仰木監督のオリックスと野村監督のヤクルトがそれぞれのリーグを制し、
別の意味の「ON対決」日本シリーズになるという皮肉な結末だった。
特にヤクルトはシーズン前にマスコミに最下位候補とまで言われていたが、
野村監督以下よく団結し、他球団から放出された
三外国人選手(オマリー、ミューレン、ブロス)の活躍もあって栄冠を勝ち得た。
シナリオは、日本シリーズ第二戦のハイライトシーンを再現している。
好投の野田を打ち崩してシリーズの主導権を握れるか。

攻略

野田は基本的にはストレートとフォークしか投げてこない。
オリックスの外野は鉄壁なので、上げてしまうとほとんどアウトにされてしまう。
ということで土橋はミート打ちでコツンと当てるようなバッティングで繋ぎたい。
決めるのは絶好調のオマリーだ。強振で柵越えを狙おう。
オリックスは全員が不調以下なので、抑えるのは容易い。
9回は山部続投でもいいが、高津を登板させても良い。

豆知識

実際には延長11回までもつれ込み、オマリーが決勝弾。

あと5年後の2000年は長嶋巨人と王ダイエーによる日本シリーズが実現した。

取扱説明書に記載された解説にて

「他球団から放出された三外国人選手(オマリー、ミューレン、ブロス)」とあるが

ブロスはヤクルトが来日最初に所属した球団である為これは誤植である。

 

 

シナリオ2 広島東洋カープ 地獄のマラソン ☆☆☆☆

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 H E
0 1 3 0 0 0 0 1 0   5 13 1
0 0 4 0 0 0 1 0     5 7 0

9月1日 東京ドーム 巨人×広島

 

9回裏の守備 無死 打者:福王 投手:佐々岡

解説

終盤、前田・山田・金本といった主力選手が次々と負傷欠場しても、
広島は粘り強く諦めない戦いを続けていた。
9月1日からの対巨人3連戦は、首位ヤクルト追撃のために
どちらのチームも絶対に負けられない大事なポイントだった。
このシナリオはその第1戦を扱っている。
実際には、5時間34分にも及ぶ熱戦の末に引き分けに終わり、
さらに残り2戦はどちらも1点差のサヨナラ負けで、
広島の逆転優勝の望みは絶望的になった。
しかし、あるいはこの初戦を取ることができれば
後の2試合の展開も異なったものになったかもしれない。

攻略

まずは巨人打線を抑えるところから始まる。
内角低目と外角低目を上手く使って、打たせてとりたい。
続いて広島の攻撃だが、佐々岡には代打を出せないのでそのまま打つしかない。
木田は絶好調で、150キロを越える速球を投げてくるのでなかなか打ちにくい。
野村、江藤といった一発を狙える打者は強振で、
その他の打者はミート打ちで球数を投げさせる。
基本的に長期戦になってしまうので、佐々岡は上手く相手打者を抑えたい。
13~4回までは佐々岡もバテずに投げられるので、それまでに点を取れると楽。

シナリオ3 讀賣ジャイアンツ メイクドラマ ☆

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 H E
3 0 0 0 0 1 0 0 0 0 4 9 0
0 0 0 3 1 0 0 0 0 0 4 13 0

9月3日 東京ドーム 巨人×広島

10回裏の攻撃 1死満塁 打者:松井 投手:高橋建

解説

FAで他チームの主力選手を獲得し、優勝の最有力候補と言われた巨人。
しかし、ホームランを打つ選手ばかりを並べた打線は
守備走塁に重大な支障をきたし、ペナントレース前半は苦しい戦いを強いられる。
逆に後半戦は、若手中心の選手起用に切り替えると調子が良くなった。
終盤の巨人の快進撃はヤクルト・広島をおびやかし、
あわや「メイクドラマ」となりかけたほどだ。
後藤・高村・吉岡といった生えぬきの若手が現れるのと前後して、
長年巨人の4番として親しまれた原選手が引退。
96年度、松井はその後を受けて巨人の4番になれるだろうか。
このシナリオで、その解答を見つけて欲しい。

攻略

1点取ればサヨナラ勝ちとなるシナリオ。
高橋はコントロールが悪く、押し出し四死球が出ることもしばしば。
だが、松井は絶好調なのでストライクをどんどん打っていこう
松井で凡退しても後には絶好調の落合が控えているので安心。
もし得点できなかった場合は捕手に杉山を入れる。
ピッチャーはエース斉藤なのでこれまた安心だ。

豆知識

この年野村監督に、「メーク(MAKE)ドラマ ローマ字読みで マケドラマ」と揶揄されるも、
翌96年に11.5ゲーム差を覆してリーグ優勝する「メークドラマ」を達成した。
尚、96年の野村ヤクルトは巨人に7勝19敗と完全にカモにされ、メークドラマをアシストする皮肉な結果となった。

 

シナリオ4 横浜ベイスターズ 奇蹟 ☆☆☆☆☆

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 H E
2 4 0 0 1 0 0 0 0   7 12 0
0 1 0 0 0 4 0 0 0   5 8 0

7月16日 横浜スタジアム 横浜×巨人

9回裏の攻撃 2死 打者:石井 投手:木田

解説

「勝負はゲタをはくまで判らない。」
7/16の横浜-巨人戦は、まさにそういう試合だった。
5回を終わった時点で、7-1。もはや巨人の勝利は動かしがたく見えた。
しかし、まず7回にローズが2点差に詰め寄る満塁ホームラン。
これで試合はわからなくなったが、その後の9回裏ニ死走者なしの状況で、
ほとんどの観戦者は巨人の勝利を確信したはずだ。
実際の試合では、石井・波留の連続ヒットの後に鈴木がサヨナラ3ラン。
野球は最後まで目が離せない。

攻略

9回2死から2点ビハインドをひっくり返すという厳しい展開。
だが、木田はストレートとチェンジアップしか投げてこない。
ボールとストライクかをよく見極め、ミート打ちでじっくり打っていく。
石井と波留は繋ぐだけでよいので、暴走などは控えたい。
鈴木まで繋いだらそこからは強振で長打を狙う。
ブラッグス、ローズも好調なので簡単にサヨナラが狙えるはずだ。

シナリオ5 中日ドラゴンズ 大反撃 ☆☆☆

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 H E
0 0 0 0 0 0 0       0 7 0
1 5 0 2 1 0         9 13 0

7月30日 広島市民球場 広島×中日

7回表の攻撃 無死 打者:佐藤 投手:近藤

解説

野球はサッカーのように一点ずつ点が入るスポーツではない。
ランナーがたまって一発が出れば、大量得点も可能である。
そのため、しばしば信じられないような逆転劇も起こる。
このシナリオの試合は、中日が最終的に逆転勝ちしたのだが、はたして再現できるだろうか。

攻略

9点差あるが、やはり相手はストレートとチェンジアップしか投げてこない。
全員好調なので、全員強振でどんどん得点を入れていこう。
3回で9点を返せばいいので、じっくりとボールを見極めたい。
COMのレベルは低いので、失点は恐らくしない。
広島バッティングセンターを堪能しよう。

シナリオ6 阪神タイガース 裏天王山 ☆☆☆☆☆

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 H E
0 0 0 0 0 0 0 0 0   0 5 0
0 1 0 0 0 0 0 0     1 5 0

9月5日 名古屋球場 中日×阪神

9回表の攻撃 無死 打者:クルーボー 投手:今中

解説

阪神の球団創立60周年。
しかし、シーズン開幕より伸び悩み、6月には早くもペナントレースから脱落、
終盤はチーム全体にやる気が見えず、結局借金38という無残な成績に終わった。
シナリオは、すでにペナントレースから置き去りにされた2チームの、
最下位争いを再現している。なお、実際の試合では、
たった2時間13分で今中に完封をされている。

攻略

絶好調今中はちょっとやそっとじゃ打てない。
ストレートとフォークは捨てて、狙うのはスローカーブ。
とにかく遅い球はスローカーブと割り切って強振で打つ。
理想はクルーボー・グレンの連続ホームラン、
またはランナーが溜まって調子が普通の新庄に回る展開。
逆転できれば勝利はほぼ手中なのだが、郭李はコントロールが悪い。
とにかく失投が怖いので、大豊に回ったら古溝に交代することを勧めたい。

豆知識

この年、サンテレビにて阪神球団創立60周年にちなみ「今年の阪神60勝到達日予想クイズ」が実施されたが、48勝しか出来ず。
「60勝出来ない」という回答も多数寄せられていた。

 

 

シナリオ7 オリックスブルーウェーブ 決闘 ☆☆☆☆

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 H E
0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0     1 12 0
0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0     1 5 0

10月25日 明治神宮球場 ヤクルト×オリックス

11回裏の守備 1死1,2塁 打者:オマリー 投手:小林

解説

「がんばろう神戸」を合い言葉にがんばってリーグ優勝を果たしたオリックス。
しかし、優勝直前のもたつき同様、日本シリーズでも
初出場の緊張からか実力を発揮できず、苦しい戦いが続く。
3連戦の後の第4戦も、途中までは完全なヤクルトペースで進んだ。
9回表、小川のソロホームランで同点に追いついた後もあと一点が奪えない。
逆に11回裏にヤクルトは一死一・二塁のチャンス。
ここでシリーズで大活躍のオマリーを迎える。
実際の試合では、2球もあわやホームランか、と思える大ファウルを打たれながらも
14球目で、小林がオマリーを三振にとり、オリックスを勝利に導いた。
さて、あなたはオマリーを抑えられるだろうか。

攻略

まずはこのピンチを凌ぐところから始まる。
やはりスライダーとシュートをボールからストライクになるように投げると
簡単に抑えることができる。失点するとサヨナラなので、確実に抑えよう。
好調のDJの一発で勝ち越してしまいたい。
ボールからストライクになるスライダーを狙って行きたい。
小林はスタミナがあるので15回まで投げきれる。
ヤクルトの下位打線は強打者が続くが臆せず抑えよう。

豆知識

オマリーにとっては、三振したので悪い記憶であるという。

シナリオ8 千葉ロッテマリーンズ マジック1 ☆☆☆

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 H E
0 0 0 1 0 0 0 0     1 7 0
0 3 0 0 0 0 0       3 6 0

9月17日 グリーンスタジアム神戸 オリックス×千葉ロッテ

8回表の攻撃 2死満塁 打者:初芝 投手:平井

解説

今季、ロッテはバレンタイン監督や立花コンディショニングコーチのもと、
チームの再生に取り組んで成功した。そして、10年ぶりのAクラス。
終盤のロッテはパ・リーグ最強のチームであった。
9/4からの対オリックス3連戦。ここでマジック1のオリックスを3タテし、
オリックスの地元優勝を阻む。シナリオはその3連戦の最後の試合を扱っている。
目前での胴上げを阻止できるだろうか。

攻略

逆転のチャンスで好調の初芝。そして相手投手は棒球しか投げてこない。
狙うのは長打のみ、ここで得点できなかったらリセットの方が楽だ。
普通に抑えることが出来れば、イチローまで打順が回らない。
ヒルマンでも充分抑えられるし、リリーフに河本を登板させてもOK。

 

シナリオ9 西武ライオンズ 壁 ☆☆☆☆

 

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 H E
0 0 0 0 3 0 0 0     3 5 1
西 0 0 0 1 1 0 0       2 5 0

6月30日 西武球場 西武×オリックス

8回裏の攻撃 無死 打者:佐々木 投手:平井

解説

95年の西武はオリックス以外のチームには大きく勝ち越しているのに、
オリックスとの直接対決に5勝21敗と負け越して3位に甘んじる結果になった。
6月14日の対オリックス戦に負けてから対オリックス15連敗。
6月15日から後は首位に返り咲くことはなかった。
しかし、6月30日からの3連戦の最初の試合を勝っていれば、
また違った流れになったかもしれない。
リリーフエース平井を打ち崩して、王者の地位を守れるだろうか。

攻略

正直、パワプロ3の最難関シナリオのような気がする。
またもや相手はオリックス・平井。
今回は絶好調で、MAX157キロの速球と変化球をバシバシ決めてくる。
フォークとストレートは非常に打ちにくいので、
たまに交えて投げてくるチェンジアップを強振で狙う。
ただ、パワーが低い選手が多いので打ってもなかなかホームランにはならない。
特に、頼みの主軸・清原を欠いているのは痛い。
できることなら佐々木・垣内でさっさと同点に追いついてしまいたい。
また、投手も絶不調。逆転できているならば鹿取を登板させてもいいが、
同点以下ならば後のことを考えて橋本で凌いでいく。
延長戦に入ってしまえば、サヨナラを狙える西武が有利だ。

シナリオ10 日本ハムファイターズ 粘投 ☆☆☆

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 H E
2 3 0 0 0 0 0 0     5 12 0
1 2 0 0 0 0 0       3 6 0

9月16日 東京ドーム 日本ハム×福岡ダイエー

8回表の守備 1死2塁 打者:村松 投手:グロス

解説

9/16の日本ハム-ダイエー戦は、デューシーのラフプレイがきっかけで乱闘になり、
ライマーとデューシーが退場になるという波乱の幕開けとなった。
両軍の投手も序盤は乱れたものの、その後は立ち直り、3回以降はお互いに0行進となる。
こういう試合展開だと、リードされている方の投手はつらい。
しかし、グロスは味方の反撃を信じて8回のピンチも切り抜ける。
実際の試合ではこのあと日本ハムは逆転勝ちをするのだが、再現できるだろうか。

攻略

2点ビハインドなので、ここは無失点で切り抜けたい。
相手は斉藤学に代えてくるが、ストレートとチェンジアップしか投げてこない。
球速も遅いので、できることならば田中とブリトーの連続アーチを狙いたい。
COMレベルは低いので、簡単に逆転できるはずだ。

豆知識

デューシーは翌日も相手の死球に激昂し乱闘騒ぎを起したため、
史上初の2試合連続退場処分を受けた。

 

シナリオ11 福岡ダイエーホークス 守勢 ☆☆☆

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 H E
1 0 1 0 2 0         4 10 0
0 0 0 0 0 3         3 4 0

6月10日 グリーンスタジアム神戸 オリックス×福岡ダイエー

6回裏の守備 1死1塁 打者:藤井 投手:工藤

解説

6/10のダイエーは、前半オリックスを圧倒、4-0とリードして、
安打数も10-0と楽勝ペースだった。
しかし、6回裏にイチローのホームランでいきなり追いつかれてしまった。
イヤなムードの中、7回に吉永がタイムリー、粘るオリックスを
再び突き放して勝利を得たが、残塁10と課題の残る試合だった。

攻略

6回の裏から開始という長い長いシナリオ。
工藤はボールからストライクになるスクリューとカーブを使えば抑えられる。
また、野村はあまり変化球を投げてこないので追加点を取れる。
控えに下柳と木村もいるので、スタミナは気にせず投げていこう。
集中力さえ切れなければ間違いなくクリアできるシナリオだ。

豆知識

実際の試合でイチローに打たれたのは満塁ホームランの為、本来は同点のはずである。

シナリオ12 近鉄バファローズ 草魂 ☆☆

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 H E
3 0 0 0 2 0 1       6 7 0
3 0 0 0 3 0 0       6 8 0

8月8日 ナゴヤ球場 近鉄×オリックス

7回裏の攻撃 無死2塁 打者:内匠 投手:小林

解説

95年度の近鉄は鈴木監督で3年目のスタートを切った。
練習方法や采配などで選手達との衝突が噂されたが、エース(野茂は大リーグへ)
と3、4番コンビ(石井、ブライアントはケガで欠場)
を欠いたチームでは好成績を望む方が無理だというものだ。
結局、近鉄は下位に低迷し、8/8の試合を最期に鈴木監督は休養に入る。
ここまで近鉄は7連敗。この試合も8回表に同点に追いつかれてしまう。
鈴木監督は内匠にしっかりと送らせて再びリードを奪い、連敗を止めたが・・・。

攻略

得点機での2番、定石どおりバントでもよし、打ってもよし。
またもや相手はストレートとチェンジアップしか投げてこない。
中村、スチーブンスでホームランを放ち、試合を決めたい。
佐野で充分抑えることはできるが、スタミナに限界が来たら西村に代えよう。

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最終更新:2024年03月23日 18:03
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