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▷Step10.細かい技法

Last modified:2025-11-08



デスク縁の装飾


デスクの「フチ部分」は、
平面や立体の装飾によって、センス良く情報量を稼ぎやすい箇所の1つです。

(歸還)
スライダーエッジによる装飾の例。
デスク縁の装飾は、環境の魅力や個性を担保しやすい。


「フチ装飾」は多彩な表現が使えるため、
環境の個性を出しやすい強力なテクニックです。
ここでは、様々なフチの技法について見てみましょう。

+ ※フチ装飾の重要性

▶フチ装飾の重要性

基本的に、レベルの高い撮影環境では
フチ装飾の使用例が非常に多いという特徴があります。

(Choochun) (Mix)
スライダーエッジやソフトエッジの使用例。
現代での使用率は少ないが、
昔の動画ではむしろ装飾が無いデスクのほうが珍しい

フチの装飾がない場合、
情報量が少なく安っぽい環境になりがちなため
画面の密度を「影グラデ」「光や反射」「木目」などで補う工夫が必要になります。

(Rainyd) (Leo) (Nagi)
フチなしデスクにおける情報量稼ぎの例。
上段は影の例、中段は光の例、下段が強めの木目による例。

▶まとめ
状況にもよるため一概には言えませんが
情報量を稼ぐ算段がある場合はフチ無し、
そうでない場合はひとまずフチ装飾を入れるのが無難な選択かも知れません。




サブカラー


フチ部分に「サブカラー」を追加すると、
画面の色数を増やしながら、メリハリを作ることが出来ます。

(Finerpass)
白机に茶色いラインでお馴染みのフィンパ環境。


サブカラーはシートをズラして敷いたり
木口テープやコーナーガードなどで作成することが出来ます。

また平行線直角も追加しやすいため、
水平が取りやすく、画面が安定するのもメリットの1つです。

(Choochun)
サブカラーは立体的なエッジで作成する例もある。
また側面のスライダーレール(白)も華やかな装飾として機能している。


+ ※その他の使用例

▶その他の使用例


(PenTaengE) (Nanna) (Jungwoo) (GPC)
ホワイト系サブカラーの例。
GPCは机が毟られてるだけだが、大まかには似た印象を与えている。


(PenTaengE) (shark)
ブラウン系の同系色サブカラーの例。


(Nagi) (Greatfulday)
赤机によるサブカラーの例。


(Planter*) (maria) (ayatori) (MaKiN)
現代の日本ではほぼ見られないが、
敷物によるサブカラーは昔の日本人にも一定数存在する。
画面の情報量を自然に担保しやすく、華やかな印象に仕上がる。


(Lost) (趙子龍)
かなりさり気なく濃いラインを入れた例。
趙子龍は明るい木目シートを使用している様子。

+ ※疑似サブカラーの技法

▶疑似サブカラーの技法

フチのサブカラーの技法は、
部分的に敷物を敷いて作成するだけでも一定の効果を発揮します。

(Salmon) (Legend)
白紙を敷いて、デスク中央にのみフィンパ机の配色(白×茶)を作成した例。

「白紙」「マウスパッド」は無秩序に置くのもいいですが、
状況次第ではサブカラーの作成要素として配置するのも面白いかも知れません。

(Vision) (歸還) (CheuKii) (Nagi)
上段は白紙による作成例。
CheuKiiは黒マウスパッド、Nagiは様々なモチーフで作成している。
このような細い色面は粗密の観点から面白い効果を発揮する。



面取り


机のフチに傾斜を付けることを「面取り」と呼びます。
面取りは複雑な立体が生まれることや、
傾斜で色が変化して見えるため情報量を稼ぎやすい技法です。

(CheuKii)
手前に傾斜が付いた面取りデスクの例。
自然に情報量を稼ぐことが出来る。

+ ※その他の使用例

▶その他の使用例


(Apollo) (fire)
コリアンでの面取りデスク使用例。


(outsider) (Saizen) (Key3) (kUzu)
面取り加工は昔の日本でもよく見られ、
ES勢もその多くが面取りデスクを使用している。


(fuyt) (MinI) (sera) (fyl)
その他の日本人の面取りデスクの例。


(Shout) (steppine)
少し分かりづらいが茶色デスクでの使用例。




エッジ


フチ部分で用いられる立体的な装飾を、
ここでは「エッジ」と呼びます。

(コテ不明)
スライダーエッジによる装飾の例。


エッジは立体感を稼げることや、
色数を稼ぎやすいため非常に強い装飾の1つです。

(Choochun)
白エッジが美しいChoochunの環境。

+ ※その他の使用例

▶その他の使用例


(歸還) (Fingerpass) (Jungwoo)
その他のブラウン系エッジの例。


(SaD) (shark) (Lapry)
ホワイト系エッジの例。
エッジはDIYで取り付ける環境厨もいる様子。


(Ferrari) (Taeryong) (StimPlⓣac) (CheuKii)
その他の特殊なエッジの使用例。


(SmAsH) (agut)
スライダーではなく天板での使用例。
後付けの場合、家具の「コーナーガード」などで作成可能。
agutはかなりさり気ないが、これだけでも段差や色の変化で十分に個性を補えている。


(Nagi)
リストレストで擬似的に作成した例。




ソフトエッジ


「ソフトエッジ」は、
デスクの縁に樹脂製の柔らかいエッジを巻き付ける装飾です。

(mix)
ソフトエッジで有名なmixの環境。


細いエッジや段差によって、
さり気なく情報量を稼げるのがメリットです。

また天板の角に丸みがつくのも、
視覚的に面白い効果と言えるかも知れません。

(Bukpa) (KIru)
韓国では主に「オーク」や「ブラウン系」のデスクで用いられる。
こちらはブラウンデスクでの使用例。

+ ※その他の使用例

▶その他の使用例


(mill) (WoLf) (boryo) (龍神火)
その他のオークデスクでの使用例。
日本でこの手のPCデスクは珍しいが、昔の韓国では一般的だった。

▶補足
元々「ソフトエッジ」角にぶつかった際の怪我を防ぐのが目的のため、
日本でPCデスクに使われることはほぼ無く
折りたたみの会議机や飲食店の机、学校での利用が主です。

(取り付け前のソフトエッジ)
後付けタイプには、T字型やU字型のものが存在する。
U字型はAliexpressなどで安く入手可能。




透明シートずらし


厚めの透明シートを縁からズラして敷くと、
段差を発生させて情報量を増やすことが出来ます。
この手法をここでは「透明シートずらし」と呼びます。

(DufferWing)
フチ部分のシートを少しずらすことで、
お手軽に擬似的なエッジを作成できるのが強み。


透明シートずらしは段差で立体感を稼ぎつつ、
黒いラインで色の情報量を増やせるのがメリットです。


+ ※その他の使用例

▶その他の使用例


(Nanna) (飛雲客) (DufferWing) (Lapry)
茶色背景での使用例。
フチ装飾が乏しい場合、シートをズラすだけでお手軽に情報量を増やせる。


(Gold)
水背景での使用例。
フチ部分に黒いラインが加わりメリハリが生まれる。




フチ隠し


デスクのフチ部分を腕などのモチーフで隠すと、
画面の情報量を補うことが出来ます。
そのような技法をここでは「フチ隠し」と呼びます。

(コテ不明)
画面右下に腕を置いたことで、
単調なフチが隠れることや、情報量が増えて華やかな画面に仕上がる。


装飾というよりは隠して誤魔化す側面が強いですが、
少し画面が物足りない際に使えるテクニックです。

また腕の他にも、
「紙」「マウスパッド」など様々なモチーフでフチを隠す例もあります。

(Gold)
マウスパッドによるフチ隠しの例。

+ ※その他の使用例

▶その他の使用例


(Apollo) (Shout) (Jesus) (xshadowfire)
その他の「腕」の利用例。
見落としがちだが、腕もモチーフの1つのため情報量を稼げる。


(Saizen)
手前アングルでの腕の利用例。


(Nagi)
マウステーブルのクランプ部分で手前のフチを隠した例。
またデスク側面の縁もノーパソで隠している。


(Vision)
本や布、手などでフチを隠しまくった例。
少しごちゃごちゃ感もあるが、情報量の誤魔化しには成功している。




臨場感の演出


眼鏡による演出


(CheuKii)
メガネを写り込ませて臨場感を演出した例。


画面に眼鏡を写り込ませることで
まるでその場で見ているような臨場感を出すことが出来ます。

使用カメラの画角にもよりますが、
フォンカムやAnycamで利用しやすいテクニックの1つです。

(CheuKii)
メガネとヘッドセットを併用した例。
回しの邪魔にならない範囲でさり気なく使うのがポイント。




頭や顔による演出


(Choochun)
〆のFLノーマルで頭を入れることで、力強さを演出している。
また2本目は顔が映ることで遠近感が生まれている。


メガネと同様に、
顔や頭を写すことでも臨場感を演出できます。

髪質によっては不潔感を与えるため注意が必要ですが、
有効に使えば面白い効果を生むことが可能です。

(Taeryong) (xshadowfire)
どちらも同じ横上アングルからの使用例。
顔や頭による臨場感のほか、左腕によってフレームのような効果も発生している。


+ ※補足解説

▶補足解説

この頭を写り込ませる技術は、
「ペンスピ魂」で取り上げられたことでも知られています。

(ペンスピ魂)
KTH、飛雲客、sharkの取材を元に作成された解説本。
一部のコリアンは狙ってこの技術を使用した様子。




カメラ揺らし


(Fingerpass)
カメラ揺らしで有名なFingerpassの動画。
映像では「シェイキーカム」と呼ばれるテクニックとして知られる。


手持ち撮影では、カメラを動かしたり揺らすことで
迫力を演出することが出来ます。

その特性上、名殿などには適さないですが
CVや拾いと相性がいいテクニックの1つです。

(KEN) (趙子龍)
こちらも同様にカメラを動かした例。

+ ※その他の使用例

▶その他の使用例


(Powerspin)
露骨に揺らした例。
ここまで行くとネタ動画だが、例としては分かりやすい。


(Choochun) (歸還)
〆のあとカメラを置くところまで入れるテクニック。
この技法はゆっくり置くと非常にわざとらしくなるため、
ある程度勢いよく行うのがポイント。


(Phoenix)
少し違うかも知れないが、カメラにペンをぶつけて揺らす例。
ネタ動画としては秀逸。




キャプチャ画面の写り込み


(Leo)
ムビメカのキャプチャ画面を映した例。
手元とモニタで二重の動きが加わり、面白い絵に仕上がる。


キャプチャ画面を動画に写すことで、
さり気なく動きのある撮影環境を作ることが出来ます。

この技法は背景の情報量が増えるほか、
動画にさらなる奥行きを加える効果も得られます。

(歸還)
Leoよりもさり気なく追加した例。

+ ※その他の使用例

▶その他の使用例


(RYO)
かなり露骨に使った例。
ここまで行くとネタ動画だが、例としては分かりやすい。



柄の追加


(indications) (Gold)
分かりやすい柄の例(←)と、服による柄の追加例。
柄によってメリハリが生まれ、動画を強く印象づけることが出来る。


撮影環境に柄を追加することで、
画面の情報量華やかさを演出することが出来ます。

この技法は基本的にポップな印象を与えやすいため、
名殿などには適しませんが
柄によってはフォーマルな印象に近づけることも可能です。

(Choochun)
ラインが細いとフォーマルな印象に近づく。
Choochunは袖動画のほぼ全てにおいてライン入りの服を着用しており、
柄について狙っていた可能性も高い。

+ ※その他の使用例

▶その他の使用例


(Mix)
少し特殊な床によるパターンの追加例。
またレース部分(規則的な円形の繰り返し)も柄として機能している。


(Apollo)
ありがちなチェック柄の服を着用した例。




バーコードの利用


(Mix)
キャップのバーコードを残した例。
PDSで言及する人も一定数いるため、狙っていた可能性もある。
通常よりも情報量が増え、華やかな画面に仕上がる。


RSVPで剥がされがちなキャップのバーコードシールですが、
これをあえて残すことで残像の味を出すことが出来ます。

また画面の情報量が増えるほか、
ペンの新品っぽさも生まれ綺麗な印象に仕上がります。

(Chunhwang) (Apollo)
その他のバーコード使用例。
性質上、キャップ側が暗い色の際に真価を発揮しやすい。


何気なく剥がしがちなバーコードですが、
装飾の1つとして残してみるのも面白いかも知れません。





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最終更新:2025年11月08日 10:08