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イルカ関係に139件、世界遺産はゼロ 昨年度の「県政ポスト」

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イルカ関係に139件、世界遺産はゼロ 昨年度の「県政ポスト」



 和歌山県によると、昨年度の「県政ポスト」に731件の意見や提言が寄せられた。太地町のイルカ漁を批判的に描いた米映画「ザ・コーヴ」の影響か、イルカ関係が139件あり、大半が漁に反対の意見だった。一方、登録5周年の節目だった世界遺産関係はゼロだった。

 県政ポストへの意見は、メールや郵送、ファクスで寄せられる。仁坂吉伸知事はすべてに目を通し、回答可能なら返信しているという。

 分類別の件数からはその年の話題が見える。一番多かったのは「動物」(159件)。「ザ・コーヴ」が3月にアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞後、イルカ漁関係が急増した。

 内容は「飽食の時代にイルカを食べなくてよい」「激しい憤りを覚える」「和歌山のイメージダウンだ」など8割超が批判的な意見。多くが県外で、海外からもあった。

 県は、イルカ漁の捕獲頭数は科学的な調査に基づいて捕獲枠が決まっている▽太地町は捕鯨発祥の地として400年の歴史がある―などという回答をしているという。

 「世界遺産」は22分類の中で唯一のゼロ。登録された04年度は25件、05年度は10件あったが、以後は2けたを超えたことがない。

 県政策審議課は「『観光』の中にも世界遺産に関係した内容が含まれることもあり、直ちに関心が低いといえない」と話している。

(2010年04月26日更新)

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