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  • 【産経】「沖縄ノート」差し止め訴訟 「真実でないことが明白になったとまでいえず」

15年戦争資料 @wiki内検索 / 「【産経】「沖縄ノート」差し止め訴訟 「真実でないことが明白になったとまでいえず」」で検索した結果

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  • 【産経】「沖縄ノート」差し止め訴訟 「真実でないことが明白になったとまでいえず」
    http //sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081031/trl0810311706013-n1.htm 「沖縄ノート」差し止め訴訟 「真実でないことが明白になったとまでいえず」 2008.10.31 17 02  大戦末期に起きた沖縄の集団自決をめぐるノーベル賞作家、大江健三郎氏(73)の著書『沖縄ノート』などの出版差し止め訴訟で31日、旧日本軍の元戦隊長と遺族の請求を1審に続いて退けた大阪高裁(小田耕治裁判長)は、判決理由で、両元隊長が住民に直接自決命令を発したとする記述について「真実でないことが明白になったとまではいえず、(元隊長らが)重大な不利益を受け続けているとは認められない」と指摘。真実性が揺らいだ現在でも出版を継続することが不法行為にあたらないと結論づけた。原告側は上告する方針。  小田裁判長は、『沖縄ノート』などに記...
  • 沖縄戦ニュース
    ...団自決訴訟 【産経】「沖縄ノート」差し止め訴訟 上告審では真正面から判断を 【産経】「沖縄ノート」差し止め訴訟 「真実でないことが明白になったとまでいえず」 【産経】沖縄ノート出版差し止め訴訟 2審も原告側の控訴棄却 大阪高裁 【産経】大江氏不在の法廷で2度目の敗訴 原告の名誉回復ならず「最高裁でも闘う」 【世界日報】沖縄戦集団自決訴訟「軍人に名誉はないのか」「表現の自由」偏重に不満相次ぐ 【しんぶん赤旗】元守備隊長の主張否定 大阪高裁 大江さん側 再び勝訴 第2審判決直前  New 【琉球新報】「権力は都合悪い記憶殺す」 那覇で「済州島事件」集会 【琉球新報】岩波・大江「集団自決」訴訟、あす控訴審判決 検定との関連も注目 【琉球新報】控訴審で争点になった新証言 岩波・大江「集団自決」訴訟 【琉球新報】岩波・大江裁判控訴審の争点表 【...
  • 【読売】「沖縄ノート」巡る名誉棄損訴訟、元少佐らの控訴棄却…大阪高裁
    http //www.yomiuri.co.jp/national/news/20081031-OYT1T00478.htm 【読売】「集団自決、2審も「軍関与」…沖縄ノート訴訟で大江さんら勝訴  沖縄戦で住民に集団自決を命じたと、作家・大江健三郎さん(73)の著書「沖縄ノート」などで虚偽の記述をされ、名誉を傷つけられたとして、旧日本軍の元少佐らが、大江さんと発行元の岩波書店(東京)に出版差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決が31日、大阪高裁であった。  小田耕治裁判長は、原告側の請求を棄却した1審・大阪地裁判決を支持し、原告側控訴を棄却した。原告側は上告する方針。  判決は、公益目的で出版された書籍の差し止めについて、「新資料の出現で、ある記述の真実性が揺らいでも直ちに出版の継続が違法になると解するのは相当でない」との初判断を示した。  訴えていたのは、...
  • 【読売】「沖縄ノート訴訟、集団自決に軍関与を大阪高裁も認定
    http //osaka.yomiuri.co.jp/news/20081101-OYO1T00155.htm?from=top 【読売】沖縄ノート訴訟、集団自決に軍関与を大阪高裁も認定  沖縄戦で住民に集団自決を命じたと、作家・大江健三郎さん(73)の著書「沖縄ノート」などで虚偽の記述をされ、名誉を傷つけられたとして、旧日本軍の元少佐らが、大江さんと発行元の岩波書店(東京)に出版差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決が31日、大阪高裁であった。小田耕治裁判長は、原告側の請求を棄却した1審・大阪地裁判決を支持し、原告側控訴を棄却した。原告側は上告する方針。  判決は、公益目的で出版された書籍の差し止めについて、「新資料の出現で、ある記述の真実性が揺らいでも直ちに出版の継続が違法になると解するのは相当でない」との初判断を示した。  訴えていたのは、座間味島の守備隊長だ...
  • 【朝日】「沖縄ノート」訴訟 大阪高裁判決理由の要旨
    http //book.asahi.com/news/OSK200810310117.html 【朝日】「沖縄ノート」訴訟 大阪高裁判決理由の要旨 2008年10月31日  「沖縄ノート」「太平洋戦争」をめぐる名誉棄損訴訟の控訴審で、大阪高裁が31日に言い渡した判決の理由要旨は次の通り。  【判断の大要】  1 「太平洋戦争」の記述は控訴人梅沢の、「沖縄ノート」の各記述は控訴人梅沢及び赤松大尉の、社会的評価を低下させる内容と評価できる。しかし、高度な公共の利害に関する事実にかかわり、もっぱら公益を図る目的のためと認められる。以上の点はおおむね原判決が説示する通りである。  2 座間味島及び渡嘉敷島の集団自決は「軍官民共生共死の一体化」の大方針の下で日本軍が深くかかわっていることは否定できず、これを総体としての日本軍の強制ないし命令と評価する見解もあり得...
  • 【産経】沖縄ノート出版差し止め訴訟 2審も原告側の控訴棄却 大阪高裁
    http //sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081031/trl0810311551011-n1.htm 沖縄ノート出版差し止め訴訟 2審も原告側の控訴棄却 大阪高裁 2008.10.31 15 45  先の大戦末期の沖縄戦で、住民に集団自決を命じたとする誤った記述で名誉を傷つけられたとして、旧日本軍の元戦隊長らが、ノーベル賞作家の大江健三郎氏(73)と岩波書店(東京)に、大江氏の著書『沖縄ノート』など2冊の出版差し止めや損害賠償を求めた訴訟の判決が31日、大阪高裁であった。小田耕治裁判長は、原告側の請求を退けた1審大阪地裁判決を支持、控訴を棄却した。原告側は上告する方針。  原告は、元座間味島戦隊長で元少佐の梅沢裕さん(91)と元渡嘉敷島戦隊長の故赤松嘉次元大尉の弟、秀一さん(75)。  小田裁判長は今年3月の1審判決に続き...
  • 【共同】2審も「軍が深く関与」 集団自決、大江さんら勝訴
    http //www.47news.jp/CN/200810/CN2008103101000522.html 2審も「軍が深く関与」 集団自決、大江さんら勝訴  太平洋戦争末期の沖縄戦で旧日本軍が「集団自決」を命じたとする作家大江健三郎さん(73)の「沖縄ノート」などの記述をめぐり、沖縄・慶良間諸島の当時の守備隊長らが名誉を傷つけられたとして、岩波書店と大江さんに出版差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は31日、1審に続き、元隊長ら側の訴えを退けた。  元隊長らは上告の方針。  判決理由で小田耕治裁判長は「集団自決に日本軍が深くかかわっていることは否定できず、総体としての軍の強制ないし命令と評価する見解もあり得る」と指摘。  元隊長による直接の命令の有無は「証拠上断定できない」としたが(1)出版当時は隊長命令説が学会の通説といえる状況で、真実と...
  • 【共同】集団自決訴訟の判決要旨 大阪高裁判決
    http //www.47news.jp/CN/200810/CN2008103101000622.html 集団自決訴訟の判決要旨 大阪高裁判決  沖縄集団自決訴訟の31日の大阪高裁判決の要旨は次の通り。  【判断の大要】  当裁判所も1審同様、梅沢元守備隊長らの請求はいずれも理由がないと判断する。  「太平洋戦争」の記述は梅沢元隊長、「沖縄ノート」の記述は梅沢元隊長と赤松元隊長の社会的評価を低下させる内容だが、高度な公共の利害にかかわり公益を図る目的だったと認められる。  座間味島と渡嘉敷島の集団自決は日本軍の深いかかわりを否定できず、日本軍の強制、命令と評価する見解もあり得る。しかし、両隊長が直接住民に命令した事実に限れば、その有無は断定できず、真実性の証明があるとはいえない。  集団自決が両隊長の命令によることは戦後間もないころか...
  • 【琉球新報】隊長命令否定せず 岩波訴訟、梅澤氏側の訴え棄却
    http //ryukyushimpo.jp/news/storyid-137687-storytopic-1.html 【琉球新報】隊長命令否定せず 岩波訴訟、梅澤氏側の訴え棄却 2008年11月1日 支援者らに「大江・岩波勝訴 控訴棄却」の垂れ幕を持って判決を報告する被告・岩波書店側の関係者=31日午後2時すぎ、大阪高裁前  【大阪】沖縄戦中、座間味・渡嘉敷両島で起きた「集団自決」(強制集団死)をめぐり、両島に駐留していた日本軍の戦隊長が住民に自決を命じたとの記述は誤りだとして、座間味島元戦隊長の梅澤裕氏や、渡嘉敷島戦隊長の故赤松嘉次氏の弟の秀一氏が「沖縄ノート」著者の作家大江健三郎氏と版元の岩波書店に出版差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決が31日午後、大阪高裁であった。小田耕治裁判長は請求を全面的に棄却した一審・大阪地裁判決を支持し、梅澤氏側の訴えを退けた...
  • 【愛媛新聞】沖縄ノート訴訟 史実と向き合う言論の勝利だ
    http //www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017200811027699.html コラム社説2008年11月02日(日)付 愛媛新聞 沖縄ノート訴訟 史実と向き合う言論の勝利だ  「集団自決は日本軍が深くかかわっていることは否定できず、総体としての軍の強制ないし命令と評価する見解もあり得る」―おとといの大阪高裁判決だ。  大江健三郎さんの「沖縄ノート」には、太平洋戦争末期の沖縄戦で旧日本軍が住民に「集団自決」を命じたとする記述がある。これに対し、当時の守備隊長らが名誉を傷つけられたとして、大江さんと出版社に出版差し止めなどを求めていた。一審は元隊長ら原告の敗訴だった。続く大阪高裁も原告の訴えを退けた。  「集団自決」を軍が強いたとする証言は数知れない。それが重要な裏付けとなって学術研究は積み上げられる。判決は自...
  • 【朝日】「沖縄ノート」訴訟、二審も大江さん勝訴  集団自決「軍関与」
    http //www.asahi.com/national/update/1031/OSK200810310076.html 【朝日】沖縄ノート訴訟、二審も大江氏勝訴 集団自決「軍関与」 2008年10月31日22時18分  太平洋戦争末期の沖縄戦で、旧日本軍が住民に「集団自決」を命じたと書いたノーベル賞作家、大江健三郎さん(73)の著書「沖縄ノート」(70年、岩波新書)をめぐる名誉棄損訴訟の控訴審で、大阪高裁は31日、原告の元戦隊長側が敗訴した3月の一審・大阪地裁判決を支持し、控訴を棄却する判決を言い渡した。小田耕治裁判長は一審と同じく、大江さんが執筆当時、軍の命令を真実と信じたことには合理的な根拠があったと認めた。元戦隊長側は上告する方針。  この訴訟は、集団自決をめぐる高校の日本史教科書から「軍の強制」を示す表現が削除されるきっかけとなったが、司法として初の...
  • 【産経】「沖縄ノート」差し止め訴訟 上告審では真正面から判断を
    http //sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081031/trl0810312138023-n1.htm 「沖縄ノート」差し止め訴訟 上告審では真正面から判断を 2008.10.31 21 37  沖縄集団自決訴訟の控訴審判決で大阪高裁は1審判決と同様、元戦隊長らが集団自決を命じたとする『沖縄ノート』の記述の真実性は否定したものの、著者の大江健三郎氏が真実と信じる相当の理由があったとする「真実相当性」を根拠に原告側の請求を棄却した。  ただ、控訴審で原告側が問うたのは、出版時の大江氏の認識ではなく、元隊長による“直接命令説”が揺らぐ現在も、当時の記述のまま増刷を続けることが許されるのかどうかだ。その争点について、「表現の自由」という別次元の論理を楯に、原告側請求を退けた高裁の判断には違和感を覚えざるを得ない。  軍命令説をめぐ...
  • 「沖縄ノート」訴訟、元戦隊長側が上告
    http //www.asahi.com/national/update/1111/OSK200811110053.html 「沖縄ノート」訴訟、元戦隊長側が上告 2008年11月11日18時8分  太平洋戦争末期の沖縄戦で、旧日本軍が住民に集団自決を命じたと書いた作家大江健三郎さん(73)の著書「沖縄ノート」(岩波新書)をめぐる名誉棄損訴訟で、原告の元戦隊長側は11日、出版差し止めと慰謝料3千万円の請求を退けた10月31日の大阪高裁判決を不服として上告した。高裁判決は3月の一審・大阪地裁判決に続いて集団自決への「軍の深い関与」を認定するとともに、記述は名誉を傷つける内容ではないとした。  原告弁護団は「判決は真実でないことが明白でなければ出版の継続を容認するとした点で不当。最高裁に判断を仰ぐ」。大江さんは「訴訟は高校教科書から『軍の強制』が削除されるきっかけとなり...
  • 【産経】主張:沖縄集団自決訴訟 判決と歴史の真実は別だ
    http //sankei.jp.msn.com/affairs/trial/081101/trl0811010338001-n1.htm 【産経】主張:沖縄集団自決訴訟 判決と歴史の真実は別だ 2008.11.1 03 37  沖縄戦で旧日本軍の隊長が集団自決を命じたとする大江健三郎氏の著書「沖縄ノート」などの記述をめぐり、大阪高裁も同地裁同様、大江氏側の主張をほぼ全面的に認める判決を言い渡した。  訴訟は、大江氏らが沖縄県渡嘉敷・座間味両島での集団自決は隊長の命令によるものと断定的に書いて隊長を断罪した記述の信憑(しんぴょう)性が問われた。  大阪高裁は「狭い意味での直接的な隊長命令」に限れば、大江氏らの記述に「真実性の証明があるとはいえない」としながら、出版当時(昭和40年代)は隊長命令説が学会の通説であり、不法行為にはあたらないとした。つまり、広い意味...
  • 【NHK】沖縄集団自決訴訟 2審も棄却
    http //www.nhk.or.jp/news/k10015107661000.html 沖縄集団自決訴訟 2審も棄却 10月31日 23時34分 沖縄戦について記述した作家の大江健三郎さんの本などをめぐって、当時の日本軍の守備隊長らが「集団自決を命じたかのように書かれ名誉を傷つけられた」と訴えた裁判で、2審の大阪高等裁判所は「命令の真実性が揺らいだといえるが、真実でないと明白になったとまではいえない」として1審と同じく訴えを退けました。 この裁判は、作家の大江健三郎さんが書いた「沖縄ノート」などをめぐって、太平洋戦争末期に沖縄の座間味島の守備隊長だった梅澤裕さん(91)と渡嘉敷島の守備隊長の弟の赤松秀一さん(75)が「集団自決を命じたかのように書かれ、名誉を傷つけられた」として、大江さんと出版元の岩波書店に、出版の中止と損害賠償などを求めたものです。ことし3月...
  • (原)8 争点8(損害の回復方法及び損害額)について
    昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-045 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第2 事案の概要等 第2の3 前提事実及び争点 【原判決の引用】 (原)第3 争点及びこれに対する当事者の主張 (原)8 争点8(損害の回復方法及び損害額)について (判決本文p92~) (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。 (原)8 争点8(損害の回復方法及び損害額)について第3・8(1) 控訴人らの主張ア(慰謝の必要性)*(ア)(損害の大きさ)* (イ)(訂正、広告、慰謝料)* (ウ)(慰謝料の請求額)* イ(出版差し止め)* 第3・8(2) 被控訴人らの主張ア(慰謝の必要性)* イ(出版差し止め請求の根拠は...
  • 9 本件各書籍の出版等の継続について
    昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-125 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第3 当裁判所の判断 9 本件各書籍の出版等の継続について (判決本文p269~) 9 本件各書籍の出版等の継続について(1) 出版等の継続と不法行為の成否 (2) 真実でないことが明白になったとの要件について (3)本件各書籍の出版継続による控訴人らの不利益についてア(不利益の程度について)* イ(梅澤:放置しても足りる程度か)* ウ(赤松遺族:敬愛追慕の情をとりたてて害せず)* 工(「読んで苦痛」と人格権の侵害とは違う)* オ(苦情の申し入れすら行っていない)* (4) 小括 書証一覧 (1) 出版等の継続と不法行為の成否   先に名誉毀損の成否の基準等(第3の3)に関して, 引用する原判決の説示を改めるかたちで述べたとおり(原判決第4...
  • 準備書面(4)2/2
    http //okinawasen.web5.jp/html/kousai/2_syomen_04.html 被控訴人準備書面(4)2/2 被控訴人準備書面(4)1/2 被控訴人準備書面(4)2/2第2 出版の差止め1 名誉権に基づく差止請求権の根拠 2 敬愛追慕の情侵害による差止 3 名誉毀損による出版差止めの要件(1) (2) (3) (4) (5) 4 本件書籍に関する差止の要件の不存在(1)本件各書籍が公共的事項に関する事実や評価を伝えるものであることは明らかである。 (2)「表現内容が真実でないことが明白であるか、又はもっぱら公益を図る目的のものでないことが明白であること」(前記①)の要件について (3)「被害者が重大にして著しく回復困難な損害を被る虞れがあること」(前記②)の要件についてア 本件書籍(1)「太平洋戦争」について イ 本件書籍(2)「沖縄ノート」について ...
  • 1 判断の大要
    昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-048 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第3 当裁判所の判断 1 判断の大要 (判決本文p114~)   当裁判所も, 原審同様, 控訴人らの各請求は, 当審で拡張された分を含めていずれも理由がないものと判断する。   その理由の骨子は, 次のとおりであり, 詳細は, 後記2以下のとおりである。  「太平洋戦争」の記述は控訴人梅澤の, 「沖縄ノート」の各記述は控訴人梅澤及び赤松大尉の, 各社会的評価を低下させる内容のものであったと評価できること, しかし, これらは高度な公共の利害に関する事実に係わり, かつ, もっぱら公益を図る目的のためになされたものと認められること, 以上の点は, おおむね原判決が説示するとおりである。  座間味島及び渡嘉敷島の集団自決については, 「軍官民共生共...
  • 沖縄「集団自決」控訴審判決の要旨
    訪問者(昨日 - 今日 - ) 沖縄「集団自決」控訴審判決の要旨 朝日新聞は11月1日朝刊に「判決の要旨」を掲載しましたが、 http //book.asahi.com/news/OSK200810310117.html 沖縄タイムスが掲載した画像PDFをみますと、 http //www.okinawatimes.co.jp/news/2008-10-31-E_1-001-3_001.html 前者は紙面の都合で更に要約したものであることが分かりました。 そこで下記のように、大阪高等裁判所が配布した原本を書き起こしました。 【証拠上の判断】において大阪高等裁判所は、後顧の憂いが無きよう、原告側の提訴理由そして控訴理由の根本を完全に退けた旨記述しています。紙面の都合で<照屋昇雄>や<宮村幸延の「証言」>に関する部分を省略した朝日記事版では伝わりにくいところ...
  • 【しんぶん赤旗】元守備隊長の主張否定 大阪高裁 大江さん側 再び勝訴
    http //www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-11-01/2008110101_05_0.html 年11月1日(土)「しんぶん赤旗」 「集団自決」沖縄戦訴訟 元守備隊長の主張否定 大阪高裁 大江さん側 再び勝訴  沖縄戦の「集団自決」での軍の命令を否定する元日本軍の守備隊長らが、大江健三郎氏(73)の著書『沖縄ノート』などで「自決を命じたと書かれ名誉を傷つけられた」とし、同氏と出版元の岩波書店を相手に出版差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(小田耕治裁判長)は三十一日、請求を退けた一審判決を支持し、元守備隊長らの控訴を棄却しました。  判決は、一審に続き「集団自決」に「軍が深くかかわったことは否定できない」としました。「『決して自決するでない』と命じた」との元守備隊長の主張を「到底採用できない」と否定。原告側が控訴審で提...
  • 第2の4 当審における補充主張の要点
    昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-046 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第2 事案の概要等 4 当審における補充主張の要点 (判決本文p94~) 4 当審における補充主張の要点(1) 控訴人らア 特定性ないし同定可能性及び名誉毀損性の有無について イ 本件各書籍の記述の真実性について ウ 本件各記述の真実相当性について 工 真実相当性の法的性質及び判断基準時について オ 公正な論評性の有無について カ 本件各書籍の出版差止めについて キ 本件訴訟の目的について (2) 被控訴人らア 特定性ないし同定可能性及び名誉毀損性の有無について イ 本件各書籍の記述の真実性について ウ 本件各書籍の記述の真実相当性について 工 真実相当性の法的性質について オ 公正な論評性の有無 カ 敬愛追慕の情侵害による不法行為の成否について キ 本...
  • 【毎日】沖縄戦集団自決・損賠訴訟:「沖縄ノート」控訴棄却 出版差し止めに基準--大阪高裁
    http //mainichi.jp/select/jiken/news/20081101ddm001040041000c.html 【毎日】沖縄戦集団自決・損賠訴訟:「沖縄ノート」控訴棄却 出版差し止めに基準--大阪高裁  ノーベル賞作家、大江健三郎さん(73)の著作「沖縄ノート」などで、沖縄戦で集団自決を命令したと虚偽の記述をされ名誉を傷つけられたとして、旧日本軍の戦隊長らが大江さんと出版元の岩波書店に、出版差し止めと慰謝料3000万円の支払いを求めた訴訟の控訴審判決が31日、大阪高裁であった。小田耕治裁判長は請求を退けた1審・大阪地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却した。原告側は上告する方針。  判決は、出版された著作物の差し止め基準について初判断を示した。  公共・公益性の高い出版物は、出版当時に真実性か真実と信じるに足る真実相当性が認められるならば、(1)...
  • 【沖縄タイムス】「真実相当」と認定/「集団自決」訴訟
    http //www.okinawatimes.co.jp/news/2008-11-01-M_1-001-1_002.html 2008年11月01日【朝刊】 社会 【沖縄タイムス】「真実相当」と認定/「集団自決」訴訟 元戦隊長側の控訴棄却 命令は「学会通説」  「集団自決」訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(小田耕治裁判長)は三十一日、「集団自決(強制集団死)」に対する日本軍の関与を認め、戦隊長による関与についても「十分に推認できる」とした一審・大阪地裁判決を支持し、元戦隊長側の控訴を棄却した。原告側が主張した両戦隊長による直接命令については「証拠上断定することはできない」とする一方で、戦隊長命令説が「戦後間もないころから学会の通説といえる状況にあった」とし、記載には十分な理由があったとして「真実相当性」を認めた。原告側は上告する。  判決は、名誉棄損と出版差し...
  • 【正論】拓殖大学教授・藤岡信勝 真実に背向けた集団自決判決
    http //www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/195142/ 【正論】拓殖大学教授・藤岡信勝 真実に背向けた集団自決判決 2008.11.13 07 23更新 【正論】拓殖大学教授・藤岡信勝 真実に背向けた集団自決判決≪「命令説」覆す新証言≫ ≪軍人の名誉回復を遮断≫ ≪新基準は空手形に過ぎず≫ ≪「命令説」覆す新証言≫  沖縄戦で旧日本軍の隊長が集団自決を命じたとする2冊の本の誤った記述によって名誉を侵害された元隊長らがノーベル賞作家の大江健三郎氏と岩波書店に出版差し止めを求めた裁判の控訴審で10月31日、大阪高裁は一審判決にさらに輪をかけた大江・岩波寄りの判決を言い渡した。  この裁判における最大の争点は隊長命令説の真偽であった。家永三郎著『太平洋戦争』には「座間味島の梅沢隊長は、老人・こどもは村...
  • 東京新聞社説:2008年3月29日
    東京新聞社説:2008年3月29日 http //s03.megalodon.jp/2008-0329-1221-44/www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2008032902099269.html 沖縄ノート訴訟 過去と向き合いたい 2008年3月29日  ノーベル賞作家大江健三郎さんの「沖縄ノート」などの記述をめぐる訴訟で大阪地裁は「軍が集団自決に関与した」と判示した。今年で戦後六十三年。あらためて沖縄で起きた悲劇と向き合いたい。  訴訟は、沖縄・座間味島の元守備隊長と同・渡嘉敷島の元守備隊長の弟が二〇〇五年八月、大江さんの著作「沖縄ノート」などで「誤った記述により、非道な人物と認識される。名誉を傷つけられた」と提起した。  大江さんは「沖縄住民に集団自決を強制したと記憶される男」「『命令された』...
  • 【沖縄タイムス】命令 一層明確に/「軍の意体し 自決」
    http //www.okinawatimes.co.jp/news/2008-11-01-M_1-030-1_001.html 2008年11月01日【朝刊】 社会 【沖縄タイムス】命令 一層明確に/「軍の意体し 自決」  「集団自決」訴訟の控訴審判決は、一審・大阪地裁判決の構成と内容をほぼ踏襲した。「『沖縄ノート』の記述は、戦隊長ら個人を特定していない」とする被告の大江・岩波側の主張は、一審に続いて退けたが、むしろ本筋では一審よりも踏み込んだ判断を示しており、再び被告側の全面勝訴といえる。(社会部・粟国雄一郎)  特筆されるのは、戦隊長による住民への直接命令について、「証するに足りる的確な証拠はないのが素直」とする一方で、「なかったかと断定できるかといえば、それもできない」として、一審判決が暗示していた直接命令の可能性をより明確に摘示している点だ。  梅澤...
  • 【沖縄タイムス】[控訴審判決]軍の深い関与が明白に
    http //www.okinawatimes.co.jp/news/2008-11-01-M_1-005-1_001.html?PSID=4e73cc7f845e382ce7f8c15a5a59e6ca 2008年11月01日 社説 【沖縄タイムス】[控訴審判決]軍の深い関与が明白に  沖縄戦の際、慶良間諸島で起きた「集団自決(強制集団死)」をめぐる裁判の控訴審判決で、大阪高裁の小田耕治裁判長は原告の主張を退け、控訴を棄却した。  今年三月の大阪地裁判決に続いて再び、元戦隊長側敗訴の判決が言い渡されたことになる。  小田裁判長は「最も狭い意味での直接的な隊長命令に限れば、その有無を断定することはできない」と述べた。  この指摘は、戦隊長による自決命令について「伝達経路が判然とせず、(あったと認定するには)ちゅうちょを禁じ得ない」とした一審判決に通ずる...
  • 読める控訴審判決「集団自決」
    昨日 - 今日 - 沖縄集団自決訴訟第2審 第2審判決をめぐって 判決の要旨 Hypertext 読める控訴審判決「集団自決」 沖縄「集団自決」訴訟大阪高裁判決全文 2008年10月31日 通巻リスト 判決全文の画像PDFファイル 控訴審判決全文の電子化にあたって リンクとコピペについて 誤記ご指摘やご意見はこちら(控訴審判決) 判決文を対象にキーワード検索するには 第一審判決は? ⇒読める判決「集団自決」 目次 主文  事案及び理由 第1 当事者の求める裁判……2  第2 事案の概要等……3 1 事案の概要……3  2 原審の判断及び不服申立て……5 (1)原審の判断 (2)不服申立て (3)請求の拡張及び減縮 3 前提事実及び争点……10【原判決の引用】(原)第2 事案の概要……11 (原)2 前提となる事実(原)(1) 当事者 (原)(2) ...
  • 【琉球新報電子号外】元隊長ら請求、二審も棄却 岩波・大江訴訟
    http //ryukyushimpo.jp/news/storyid-137678-storytopic-101.html 【琉球新報電子号外】元隊長ら請求、二審も棄却 岩波・大江訴訟 2008年10月31日 PDF版速報(523KB)  【大阪】沖縄戦中、座間味渡嘉敷両島で起きた「集団自決」(強制集団死)をめぐり、両島に駐留していた日本軍の戦隊長が住民に自決を命じたとの記述は誤りだとして、座間味島元戦隊長の梅澤裕氏や渡嘉敷島戦隊長の故赤松嘉次氏の弟、秀一氏が「沖縄ノート」著者の作家大江健三郎氏と版元の岩波書店に出版差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決が31日午後、大阪高裁であった。小田耕治裁判長は請求を全面的に棄却した一審・大阪地裁判決を支持し、梅澤氏側の訴えを退けた。原告は上告する。  一審・大阪地裁判決は両島での「集団自決」について「梅澤、赤松大尉が関...
  • 第3・8 争点8(損害の回復方法及び損害額)について
    通047 | 戻る | 次へ 沖縄集団自決裁判大阪地裁判決 事実及び理由 第3 争点及びこれに対する当事者の主張 第3・8 争点8(損害の回復方法及び損害額)について 第3・8 争点8(損害の回復方法及び損害額)について第3・8(1) 原告らの主張ア(慰謝の必要性)*(ア)(損害の大きさ)* (イ)(訂正、広告、慰謝料)* (ウ)(慰謝料の請求額)* イ(出版差し止め)* 第3・8(2) 被告らの主張ア(慰謝の必要性)* イ(出版差し止め請求の根拠は無い)* 第3・8(1) 原告らの主張 ア(慰謝の必要性)* (ア)(損害の大きさ)* 本件各書籍は,原告梅澤の社会的評価を著しく低下させ,その名誉を甚だしく毀損し,もって原告梅澤の人格権を侵害し,筆舌に尽くし難い精神的苦痛を与えた。 本件書籍(2)は,赤松大尉の社会的評価を著しく低下させ,その名誉...
  • 【毎日】社説:沖縄ノート高裁判決 言論の萎縮に警鐘を鳴らした
    http //mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20081103k0000m070094000c.html 【毎日】社説:沖縄ノート高裁判決 言論の萎縮に警鐘を鳴らした  沖縄戦で住民に集団自決を命じたとの記述で名誉を傷つけられたとして、旧日本軍の戦隊長らが「沖縄ノート」の著者の大江健三郎さんと岩波書店に出版差し止めと慰謝料を求めた裁判で、大阪高裁は原告の主張を退けた1審判決を支持し、控訴を棄却した。  控訴審では、元隊長が住民に自決をしないよう命じたという新たな証言が提出された。だが、判決は「虚言だ」と言い切った。  集団自決については「軍官民共生共死の一体化」の方針の下で、旧日本軍が深くかかわっていることは否定できないと、1審と同じ見方を示した。  原告側は上告する方針だが、集団自決への軍の関与を認める司...
  • 沖縄タイムス社説2008年3月29日
    沖縄タイムス社説2008年3月29日 http //s03.megalodon.jp/2008-0329-1233-40/www.okinawatimes.co.jp/edi/20080329.html [「集団自決」訴訟]史実に沿う穏当な判断 日本軍の関与を認める  座間味・渡嘉敷両島で起きた「集団自決(強制集団死)」に旧日本軍はどのように関与したのか。戦隊長の自決命令はあったのか、なかったのか。沖縄戦の「集団自決」をめぐる史実論争に初めて、司法の判断が示された。  判決は、体験者の証言を踏まえた穏当な内容であり、今後この問題を考える上で里程標になるだろう。  ノーベル賞作家の大江健三郎さんの著作「沖縄ノート」などの中で集団自決を命じたように書かれ、名誉を傷つけられた、として元戦隊長と遺族が大江健三郎さんと出版元の岩波書店に出版差し止めなどを求めた訴訟の判...
  • 朝日:大江さん著「沖縄ノート」訴訟の控訴審始まる 大阪高裁
    http //www.asahi.com/kansai/news/OSK200806250052.html 大江さん著「沖縄ノート」訴訟の控訴審始まる 大阪高裁 2008年6月25日  太平洋戦争末期の沖縄戦で旧日本軍が住民に集団自決を命じたとした岩波新書「沖縄ノート」をめぐる訴訟の控訴審が25日、大阪高裁(小田耕治裁判長)で始まり、3月の一審・大阪地裁判決で敗訴した元戦隊長側は「軍命令はなかったとする住民の証言が多くある」と主張した。  著者で作家の大江健三郎さん(73)側は「記述には十分な根拠がある」として控訴棄却を求めた。早ければ9月9日の次回期日で結審し、年内にも判決に至る見通し。  裁判では、元戦隊長らが「沖縄ノート」の記述などで名誉を傷つけられたとして、大江さんと出版元の岩波書店(東京)に出版差し止めと損害賠償を求めている。 20...
  • 大江氏『集団自決は軍命』 著書訴訟異例の証言 訂正の必要性否定
    http //www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007111002063275.html 大江氏『集団自決は軍命』 著書訴訟異例の証言 訂正の必要性否定 2007年11月10日 朝刊  太平洋戦争末期の沖縄戦で、軍指揮官が「集団自決」を命じたとする本の記述をめぐる訴訟は九日、大阪地裁(深見敏正裁判長)で引き続き口頭弁論があり、「沖縄ノート」の著者で被告の作家大江健三郎さん(72)が出廷。慶良間諸島の座間味、渡嘉敷両島での集団自決について「軍の命令だったと考えている」と証言した。  ノーベル賞作家が自らの著作に関して法廷で証言するのは極めて異例で、歴史教科書の記述をめぐる問題とも絡み、内容が注目されていた。裁判は次回口頭弁論の十二月二十一日に結審、来春にも判決の見通し。  大江さんは、証言に先立ち陳述書を提出...
  • 【世界日報】沖縄戦集団自決訴訟「軍人に名誉はないのか」「表現の自由」偏重に不満相次ぐ
    http //www.worldtimes.co.jp/today/kokunai/081101-5.html 平成20年11月1日 【世界日報】沖縄戦集団自決訴訟「軍人に名誉はないのか」「表現の自由」偏重に不満相次ぐ  原告の請求を棄却する――。大阪高裁は座間味島の元隊長、梅澤裕さん(91)と、渡嘉敷島隊長だった元大尉(故人)の弟、赤松秀一さん(75)の訴えを再び退けた。「信じられない、こんなことがあるんですか。まるで夢を見ているようだ」と悔しさをにじませる赤松さん。憮然とした表情を見せた梅澤さんだったが、支援者の集会では「一致団結して、最高裁で闘いましょう」と呼び掛けた。 支援者を前にあいさつする原告の一人、梅澤裕さん=31日午後、大阪市内  判決では、歴史的な著作について「新しい資料の出現によりある記述の真実性が揺らいだからといって、直ちにそれだけで、当該...
  • 3・28大阪地裁判決内容
    ソース http //okinawasen.blogspot.com/search/label/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%9C%B0%E8%A3%81%E5%88%A4%E6%B1%BA 3・28大阪地裁判決内容 3月28日午前10時に大阪地裁(深見敏正裁判長)で判決が言い渡されました。 原告は控訴を予定しています。 主文 原告らの請求をいずれも棄却する。 訴訟費用は原告らの負担とする。 判決骨子 「沖縄ノート」では原告梅澤及び赤松大尉の氏名を明示していないが、引用された文献、新聞報道等でその同定は可能である。 本件各書籍は、公共の利害に関する事実にかかり、もっぱら公益を図る目的で出版されたものと認められる。 梅澤命令説及び赤松命令説は、集団自決について援護法の適用を受けるためのねつ造であるとは認められない。 座間味島及び渡嘉敷島ではいずれも集団自決...
  • 準備書面(4)1/2
    http //okinawasen.web5.jp/html/kousai/2_syomen_04.html 被控訴人準備書面(4)1/2 2008年(平成20年)8月28日 被控訴人準備書面(4)1/2第1 名誉毀損・敬愛追慕の情侵害の不法行為責任の法理とその適用1 名誉毀損の不法行為責任に関する法理とその趣旨(1)名誉毀損の不法行為責任に関する法理 (2)名誉毀損の不法行為責任に関する法理の趣旨 (3)アメリカ合衆国における名誉毀損の判例理論 2 本件における摘示事実、真実性・真実相当性の判断について(1)摘示事実の判断について (2)真実性・真実相当性の判断について 3 敬愛追慕の情の侵害の不法行為の要件とその適用(1)控訴人赤松は、本件書籍(2)「沖縄ノート」が故人である赤松大尉に対する遺族の敬愛追慕の情を侵害し、被控訴人らは不法行為責任を負うべきであると主張する。 ...
  • 判決要旨(プレス用に裁判所が配布)
    沖縄集団自決裁判大阪地裁判決 判決要旨(プレス用に裁判所が配布) 主文 1 原告らの請求をいずれも棄却する。 2 訴訟費用は原告らの負担とする。 判決要旨 1 「沖縄ノート」は座間味島と渡嘉敷島の元守備隊長を原告梅澤及び赤松大尉だと明示していないが、引用された文献、新聞報道などで同定は可能であり、本件各書籍の各記載は、原告梅澤及び赤松大尉が残忍な集団自決を命じた者だとしているから原告梅澤及び赤松大尉の社会的評価を低下させる。 判決本文参照第4・2 争点1(特定性ないし同定可能性の有無)について ,第4・3 争点2(名誉毀損性の有無)について 2 「太平洋戦争」は、太平洋戦争を評価、研究する歴史研究書で、「沖縄ノート」は日本人とは何かを見つめ、戦後民主主義を問い直した書籍であって、原告梅澤及び赤松大尉に関する本件各記述を掲載した本件各書籍は、公共の利害に...
  • 被告準備書面(9)要旨2007年3月30日その2
    http //www.sakai.zaq.ne.jp/okinawasen/syomen9.html 第4 同第5(匿名性と同定可能性について)について  1 同2(被告らの主張の不当性について)について (1) 原告らは、被告らの主張が「『同定可能性』にかかわる特定情報の知・不知の問題のレベルにおいて、『一般読者の注意と読み方』と持ち出してきている点で不当である」「『名誉毀損性』に関わる『一般読者の注意と読み方』の基準は、当該表現が対象者の社会的評価を低下させるものかどうかを判断する局面において機能すべき基準なのである」と主張している。     しかし、すでに述べたように、当該表現が誰に関するものであるかは、表現が他人の名誉を毀損するかという「名誉毀損性」の問題にほかならないのであって、表現が誰に関するものであるかについては、一般読者の普通の注意と読み方によって判断す...
  • 沖縄タイムス:原告の証人申請却下/「集団自決」訴訟
    2008年6月26日(木) 朝刊 1面 原告の証人申請却下/「集団自決」訴訟 http //www.okinawatimes.co.jp/day/200806261300_03.html  沖縄戦時に座間味島と渡嘉敷島に駐屯していた旧日本軍部隊の元戦隊長やその遺族が、「沖縄ノート」などの書籍で住民に「集団自決(強制集団死)」を命じたと記され、名誉を傷つけられているとして、著者の大江健三郎氏と発行元の岩波書店に慰謝料や出版の差し止めなどを求めている訴訟の控訴審の第一回口頭弁論が二十五日、大阪高裁であった。元戦隊長側は「命令を断定できないことは日本現代史研究者や文科省にとって明らか」として、現代史家の秦郁彦氏を証人申請したが、小田耕治裁判長は却下した。  元戦隊長側は、旧日本軍の「集団自決」に対する深い関与を認め、両戦隊長による命令を「十分推認できる」とした一審・大阪...
  • 産経主張2008年3月29日
    産経主張2008年3月29日 http //sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080329/trl0803290218000-n1.htm 【主張】沖縄集団自決訴訟 論点ぼかした問題判決だ 2008.3.29 02 17  沖縄戦で旧日本軍の隊長が集団自決を命じたとする大江健三郎氏の著書「沖縄ノート」などの記述をめぐり、元隊長らが出版差し止めなどを求めた訴訟で、大阪地裁は大江氏側の主張をほぼ認め、原告の請求を棄却した。教科書などで誤り伝えられている“日本軍強制”説を追認しかねない残念な判決である。  この訴訟で争われた最大の論点は、沖縄県の渡嘉敷・座間味両島に駐屯した日本軍の隊長が住民に集団自決を命じたか否かだった。だが、判決はその点をあいまいにしたまま、「集団自決に日本軍が深くかかわったと認められる」「隊長が関与したことは十分に推認...
  • 「集団自決は軍命令」 大江健三郎さん証言 大阪地裁著書訴訟
    http //www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007111002063263.html 「集団自決は軍命令」 大江健三郎さん証言 大阪地裁著書訴訟 2007年11月10日 朝刊  太平洋戦争末期の沖縄戦で、軍指揮官が「集団自決」を命じたとする本の記述をめぐる訴訟で、「沖縄ノート」の著者で被告の作家大江健三郎さん(72)が9日、大阪地裁(深見敏正裁判長)の口頭弁論に出廷。慶良間諸島の座間味、渡嘉敷両島での集団自決について「軍の命令だったと考えている」と証言した。  ノーベル賞作家が自らの著作に関して法廷で証言するのは極めて異例で、歴史教科書の記述をめぐる問題とも絡み、内容が注目されていた。裁判は次回口頭弁論の12月21日に結審、来春にも判決の見通し。 ◆元隊長は「出してない」  大江さんに先立ち、座間味島...
  • 大阪地裁判決後の記者会見
    大阪地裁判決後の記者会見 【沖縄集団自決訴訟・大江氏側会見詳報】(1)「軍命令を明確に認定」-MSN産経 【沖縄集団自決訴訟・大江氏側会見詳報】(2)「裁判背景に大きな政治的動き」-MSN産経 【沖縄集団自決訴訟・大江氏側会見詳報】(3)「中傷のために書いたのではない」-MSN産経 【沖縄集団自決訴訟・原告側会見詳報】(1)「ただちに控訴する」-MSN産経 【沖縄集団自決訴訟・原告側会見詳報】(2)「控訴審でも闘うから」 -MSN産経 朝日 軍関与を司法明言 元隊長、悔しい表情 沖縄ノート判決 読売 大江さん「主張読み取ってくれた」元少佐側は「控訴審ある」 東京 出版差し止め訴訟 集団自決『一つの結論』 大江さん『戦争拒む精神訴える』 沖縄タイムス 「新証言 聞いてくれた」/大江さん冷静に評価 沖縄タイムス 検定撤回 決意新た/体験者ら「歴史正す一歩」
  • 【日経】沖縄集団自決訴訟、元隊長側が二審も敗訴 大阪高裁判決
    http //www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081101AT5C3101V31102008.html 【日経】沖縄集団自決訴訟、元隊長側が二審も敗訴 大阪高裁判決  太平洋戦争末期の沖縄で起きた集団自決を命じたなどとする記述で名誉を傷つけられたとして、旧日本軍の当時の隊長らが岩波書店と作家の大江健三郎さん(73)に「沖縄ノート」の出版差し止めや損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が31日、大阪高裁であった。  小田耕治裁判長は、請求を退けた一審・大阪地裁判決を支持、元隊長側の控訴を棄却した。  判決理由で小田裁判長は、集団自決について「日本軍が深くかかわったことは否定できず、総体としての軍の強制ないし命令と評価する見解もあり得る」と指摘した。(07 00) 沖縄戦ニュース
  • 「沖縄集団自決、高裁判決を疑う」
    http //yoshiko-sakurai.jp/index.php/2008/11/13/%e3%80%8c%e6%b2%96%e7%b8%84%e9%9b%86%e5%9b%a3%e8%87%aa%e6%b1%ba%e3%80%81%e9%ab%98%e8%a3%81%e5%88%a4%e6%b1%ba%e3%82%92%e7%96%91%e3%81%86%e3%80%8d/ 「沖縄集団自決、高裁判決を疑う」 2008年11月13日 桜井よしこ 『週刊新潮』’08年11月13日号 日本ルネッサンス 第337回 第二次世界大戦末期の沖縄、座間味島で、守備隊の梅澤裕隊長は住民に集団自決を命じたのか。大江健三郎氏は、著書『沖縄ノート』で、渡嘉敷・座間味両島での集団自決は日本軍、つまり隊長命令によるものだと断定的に書いたが、それは真実なのか。梅澤氏らが、事実は全く...
  • 琉球新報 「集団自決」軍が関与 岩波・大江訴訟
    http //ryukyushimpo.jp/news/storyid-130599-storytopic-101.html 「集団自決」軍が関与 岩波・大江訴訟 2008年3月28日  【大阪】沖縄戦中、座間味・渡嘉敷両島で起きた「集団自決」(強制集団死)をめぐり、両島に駐留していた日本軍の戦隊長が住民に自決を命じたとの本の記述は誤りだとして、座間味島の元戦隊長梅澤裕氏(91)らが「沖縄ノート」著者の作家大江健三郎氏と版元の岩波書店に出版差し止めなどを求めた訴訟の判決が28日午前、大阪地裁(深見敏正裁判長)であった。深見裁判長は元戦隊長ら原告側の主張を全面的に棄却した。判決は両島での「集団自決」について「梅澤、赤松大尉が関与したことは十分に推認できる」と指摘。「元守備隊長らが命令を出したとは断定できない」としながらも、大江氏らが両隊長の自決命令を真実と信じるには相当の理由が...
  • AFP-BB2008年3月29日
    AFP-BB2008年3月29日 http //www.afpbb.com/article/life-culture/life/2371032/2784494 沖縄の集団自決訴訟 元守備隊長らの請求棄却 2008年03月29日 06 25 発信地 東京 前の写真 | 次の写真 関連写真 2枚 沖縄県糸満(Itoman)市で、第2次大戦中の沖縄戦戦没者の慰霊碑に手を合わせる人々(2005年6月22日撮影)。AFP/Toru YAMANAKA 【3月29日 AFP】第2次世界大戦中の沖縄戦で、旧日本軍指揮官が住民らに対し集団自決を命じたとの記述がある、ノーベル賞(Nobel Prize)作家・大江健三郎(Kenzaburo Oe)さんの「沖縄ノート(Okinawa Notes)」(1970)をめぐり、当時の沖縄守備隊長(91)らが名誉が傷つけられたとし...
  • 南日本新聞社説2008年3月29日
    南日本新聞社説2008年3月29日 http //373news.com/_column/syasetu.php?ym=200803 storyid=9931 [集団自決判決] 軍の関与を明確に認定 ( 3/29 付 )  太平洋戦争末期の沖縄戦における集団自決に、旧日本軍の強制があったかどうかをめぐって争われた訴訟で、大阪地裁は原告の請求を棄却した。「軍の深い関与」を認めた判決が、教科書検定問題にも発展した史実論争に与える影響は大きい。  裁判はノーベル賞作家の大江健三郎さんが1970年に岩波書店から出版した「沖縄ノート」などの記述で名誉を傷つけられたとして、渡嘉敷島と座間味島の元守備隊長らが出版差し止めなどを求めて起こした。「集団自決は命令しておらず、軍が命じた証拠もない」との主張だ。  地裁判決は、隊長から直接命令が出たとは断定しなかったが、集団自決...
  • 大江氏「軍命」主張/「集団自決」訴訟
    http //www.okinawatimes.co.jp/day/200711101300_01.html 2007年11月10日(土) 朝刊 1・26面 大江氏「軍命」主張/「集団自決」訴訟  【大阪】沖縄戦時に慶良間諸島で相次いだ住民の「集団自決(強制集団死)」をめぐり、大江健三郎氏の「沖縄ノート」などの書籍に住民に自決を命じたと記され、名誉を傷つけられているとして、島に駐屯していた部隊の元戦隊長らが大江氏と著作発行元の岩波書店に、出版の差し止めなどを求めている訴訟の本人尋問が九日、大阪地裁(深見敏正裁判長)であった。午後から大江氏が出廷。「集団自決」について「軍による命令と考えている」と語った。  「沖縄ノート」の記述などをめぐって原告と被告双方の質問に約一時間ずつ答えた。  大江氏は「集団自決」について「太平洋戦争下の日本軍、現地の第三二軍、島の守備隊を...
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