王都の東の海に面した交易都市。巨大な港町で国における海上交易の中心の一つ。
領主イウィーニヤ家と主要住民による統治が行われている自治都市でもある。
領主イウィーニヤ家と主要住民による統治が行われている自治都市でもある。
王都と都市の間の交流、交易は盛ん。
多くの商人が出入りすると共に、貴族や王家も時折遊びに来る。
特別な特性のある海域によえお水害が多発する場所でもあるが、それによって他の町に比べはるかに水害対策や上下水道設備の技術が発展している。
多くの商人が出入りすると共に、貴族や王家も時折遊びに来る。
特別な特性のある海域によえお水害が多発する場所でもあるが、それによって他の町に比べはるかに水害対策や上下水道設備の技術が発展している。
イウィーニヤ家は遠く王家の血を持ち、代々この地を統治すると共に祭事も担っている。
イウィーニヤ家の女性は代々巫女の素質を持って生まれ、海神と交信しイウィーニヤの海と街と航海の安全を祈願する役目を担っている。
イウィーニヤ家の女性は代々巫女の素質を持って生まれ、海神と交信しイウィーニヤの海と街と航海の安全を祈願する役目を担っている。
都市を中心とした海域では、まれに突発的な嵐が発生する事がある。嵐が発生した海域は発生している間『嵐の祭壇』と呼ばれ、神聖視される。
その下には海神がいるとされ、もし巻き込まれてしまった時にはただちに帆をたたみ、イウィーニヤで渡される航海の安全を祈願したアミュレットを投げ込まなければならないとされる。
本来ならば巫女以外は決して入ってはいけない海域だからだ。
その下には海神がいるとされ、もし巻き込まれてしまった時にはただちに帆をたたみ、イウィーニヤで渡される航海の安全を祈願したアミュレットを投げ込まなければならないとされる。
本来ならば巫女以外は決して入ってはいけない海域だからだ。
- なりたち 創設の伝説
イウィーニヤは古代語で「荒らぶる海神」、転じて嵐のことを指す。
イウィーニヤ海域は元は雨を呼ぶ海神の住処であり、始終嵐が止む事はなかった。
海岸はおろかイウィーニヤ海域に流れる川の下流にまで水害が絶える事無く、多すぎる水は大地を腐らせていた。
イウィーニヤ海域は元は雨を呼ぶ海神の住処であり、始終嵐が止む事はなかった。
海岸はおろかイウィーニヤ海域に流れる川の下流にまで水害が絶える事無く、多すぎる水は大地を腐らせていた。
人々や精霊の願いを受け、また立地の好条件から王都は海神を説得する為にイウィーニヤに巫女を筆頭とした使節団を何度も派遣する。
だが尽く失敗し、逆に海神の怒りさえ招いてしまう。
最終手段として王都は巫女、蒼姫ルゥサ・シラ・サールカンを派遣する。
巫女ルゥサは王族出身の姫巫女で、蒼姫の名が示す通り水の眷族との同調を特に得意としていた。
だが尽く失敗し、逆に海神の怒りさえ招いてしまう。
最終手段として王都は巫女、蒼姫ルゥサ・シラ・サールカンを派遣する。
巫女ルゥサは王族出身の姫巫女で、蒼姫の名が示す通り水の眷族との同調を特に得意としていた。
ルゥサは海神と言葉を交わし、イウィーニヤが水の精気の生まれる泉のひとつであることを突き止める。
海神は水の精気溢れるこの場所で英気を養っていたのだった。
また、水の上位精霊でもある海神がいなければ、精気が溢れ過ぎてしまうだろうということも。
海神は水の精気溢れるこの場所で英気を養っていたのだった。
また、水の上位精霊でもある海神がいなければ、精気が溢れ過ぎてしまうだろうということも。
巫女ルゥサの必死の説得に、海神は交換条件をつけてルゥサに精気を抑える方法を教える。
水を吸い上げ、空へと還す力を持つ新緑の眷族を傍らに配し、また水の眷族により水を制御する。
これにより溢れる水の精気の循環が可能となる。
水を吸い上げ、空へと還す力を持つ新緑の眷族を傍らに配し、また水の眷族により水を制御する。
これにより溢れる水の精気の循環が可能となる。
交換条件は、人である巫女ルゥサが御柱となり、海神に仕えること。
御柱となることで水の精気の泉の代わりとなり、精気の過剰放出の予防と海神の移住が可能になるという。
御柱となることで水の精気の泉の代わりとなり、精気の過剰放出の予防と海神の移住が可能になるという。
巫女ルゥサの献身により、イウィーニヤの万年嵐は止み、海神の怒りにふれたものも帰還した。
イウィーニヤの統治には水の属性を持つルゥサの親族が任命され、イウィーニヤの名を冠することになった。
また新緑の位置には彼女に一番近く仕えていた草の眷族の精霊が配された。
イウィーニヤの統治には水の属性を持つルゥサの親族が任命され、イウィーニヤの名を冠することになった。
また新緑の位置には彼女に一番近く仕えていた草の眷族の精霊が配された。
イウィーニヤの女性が必ずと言っていいほど水の属性を伴って生まれてくるのは海神の伴侶となった巫女ルゥサの血筋が関係していると言われている。
世俗に伝わる伝説では、御柱となったルゥサの姿はまさしく人魚と呼ばれるものであったという。
この街出身のキャラクター
- 緑衛隊 フリースサング