人と精霊が争っていた時代、精霊の国の首都だった都。
王都と違って、その深い歴史の傷跡からなのか精霊だけが住むといわれ、
その所在は古都を治めるものの力によってどこにあるか不明とされている。
王都と違って、その深い歴史の傷跡からなのか精霊だけが住むといわれ、
その所在は古都を治めるものの力によってどこにあるか不明とされている。
伝統と歴史を重んじる彼ら古都の精霊たちは人間に心を開かない。
しかし現在の王都を治める王によって、水面下ではあるが少しずつ、交流が始まっていると風の噂にきく。
しかし現在の王都を治める王によって、水面下ではあるが少しずつ、交流が始まっていると風の噂にきく。
古都の精霊たち
精霊たちだけが住む『古都』の精霊たちは、その特殊かつ閉鎖的な環境下で生きているために、ほかの地域で生まれた精霊たちよりも力を扱うことになれている。
それは本来の精霊たちの生き方が『人間と共存しない』ということにあるのではないかという説があるが、詳細は不明。
それは本来の精霊たちの生き方が『人間と共存しない』ということにあるのではないかという説があるが、詳細は不明。
古都を治める精霊
詳細不明。
また、精霊だけのこの集落には王都の人間たちのように王家という概念がないとされるために、能力が秀でた精霊を統率者へと担ぎ上げているのではないかという見解もある。
また、精霊だけのこの集落には王都の人間たちのように王家という概念がないとされるために、能力が秀でた精霊を統率者へと担ぎ上げているのではないかという見解もある。
捨てられた子供たちの集落
王都でよく聞く昔の御伽噺に、『悪い子は古い都へ幽閉される』というものがある。
これは捨てられた、あるいは親をなくした人間や半精霊の子供たちが古都に迷い込んで出られなくなる、という逸話。
実際に捨てられた子供を見かけたその夜に、見知らぬ精霊がその子供の手を引いているという都市伝説もある。
これは捨てられた、あるいは親をなくした人間や半精霊の子供たちが古都に迷い込んで出られなくなる、という逸話。
実際に捨てられた子供を見かけたその夜に、見知らぬ精霊がその子供の手を引いているという都市伝説もある。
同じ郷の精霊にしか心を開かないといわれる古都の精霊が子供を連れて行くというその矛盾が、この御伽噺を実に興味深いものにしているという。