200X年。世の中には不思議が充ち溢れていた。生物兵器、フォニム、グノーシス、モンスターボール、4次元ポケット等々。
だが、これ等の世界は別々の世界に過ぎない。
だが、もし…
これ等の世界が一気に交わったら、それぞれの世界にいったいどんな混乱が起きるだろう…。
また、どのタイミングで交じるかなんて誰にもわからないし、回避のしようがなかった。
「ピカチュウ、十万ボルト!」
また何の影響でそうなるかもわからない。
「ヒルベルトエフェクト展開!」
そもそもそうなるかもわからない。
「皆さん、俺に命を下さい!俺も一緒に消えるから!」
だけどもしかしたら…。
「逃げるぞアシュリー!」
もう既に起こる事かも知れない。
「あれ?ここは?」
気がつくと、どこかの街中を歩いていた。赤い帽子に青いジャケット、緑のリュックサックを背負った少年は辺りを見回していた。
「なあピカチュウ、俺達こんな場所に居たっけ?」
足元にピカチュウと呼ばれる愛らしい黄色い生き物に話掛ける。だが、ピカチュウは首を振り少年の肩の上に乗る。
ラクーンシティ
その看板を少し見つめ、また辺りを見回すが、やはり見覚えが無い。
「それにタケシとカスミはどこに行ったんだ?」
街中で友達の名前を叫ぶ、街は人の気配が全く無く呼んだ名前の友達もいるとは思えなかった。
「とりあえず、あそこの喫茶店にでも行くか」
喫茶店に中に入る。電気は着いているが、どこか薄暗い雰囲気がある。
「すみません、誰か居ませんか?」
入って誰かいるか確認を取ると、店の奥から物音が聞こえる。
「すみま…」
その人の姿を見て血の気が引いた、その人は血色が悪く体の至るところから血を噴き出している。しかも、倒れた人の肉に食らい付いている
「う、うわあああ!」
少年は思わず叫び、その男が少年に気づく。
ア゛ァ゛ーー
人間とは思えない声と同時に、少年に近づく。しかも、窓を見ると似たようなのが窓越しに何人もいた。
「逃げるぞ!」
少年とピカチュウが非常口まで走り、扉を開ける。すると…。
「しゃがめ!」
男は銃の引き金を引き、人間とは思えない物の脳天を射つと、人間とは思えない物が後ろに倒れ動かなくなった。
「大丈夫か?」
警官着の男が少年に手を伸ばす。だが、少年は恐怖とショックで声が出なかった。
「俺はレオン・S・ケネディ。君は?」
男はレオンと名乗り、それのおかげで少し緊張感が途切れる。
「俺はマサラタウンのサトシ、それよりこれは?」
少年—サトシは倒れた物を指差してレオンに尋ねる。
「ゾンビだ、おそらくまたt—ウイルスだろう。それにしても、ガナードはどうした、それに何故俺は6年前の姿を…」
1人でぶつぶつしゃべるレオンに少し抵抗が出つつも、「ピカピッ!」というピカチュウの鳴き声で、ゾンビが店内に入ってくる事に気がついた。
非常口の前に男が銃を構えて立っていた。少年はその声を聞いてとっさにしゃがむ。
レオン 690/690
サトシ 570/570
「サトシとか言ったな、危険だから下がってろ」
「大丈夫だよな、ピカチュウ」
「ピカッ!」
レオンがサトシに下がらせるように指示を出すが、サトシは下がらずに、ピカチュウと一緒に戦う事にした。
レオン たたかう
サトシ たたかう
「なら油断するなよ」
レオンが最初に入ってきたゾンビに、ハンドガンで攻撃する。
「ピカチュウ、電気ショック!」
レオンが射ったゾンビをピカチュウが電気ショックを放ち、ゾンビを焼いて倒す。だが、1体倒したところに2体目3体目が入ってくる。
レオン たたかう
サトシ 特技→でんじは
「ピカチュウ、でんじは!」
サトシがピカチュウに指示を送り、ピカチュウがそれに応える。弱い電気が、ゾンビにふり掛かり体を硬直させながら倒れ、レオンがそのゾンビに向けて手榴弾を投げつける。
手榴弾が爆発してゾンビ達が吹き飛ぶ。
「今だ!走れ!」
レオンとサトシは店から脱出して、近くに止めてあったパトカーに乗り込む。
「助かった、ありがとう。レオンさん」
シートベルトを着けて、ピカチュウを膝の上で抱き抱えながらレオンにお礼を言う。
「レオンで構わない、しかし、その生き物はなんだ?」
レオンはパトカーを走らせながら、サトシのピカチュウを眺める。
「こいつは相棒のピカチュウ。俺はポケモンマスターを目指してるんだ」
(ピカチュウか、どうやら長い間居たらしいから生物兵器では無さそうだな)
レオンはラクーンシティから脱出するため、橋を目指す。
最終更新:2009年07月23日 00:20