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レオンとサトシはラクーンシティを出るための橋までたどり着く、が・・・。

「ガナード(寄生虫に体を奪われた人間)!」

橋の上に血色の悪い男達が、橋から誰も出さないかの様に並んでいた。

「突っ切るぞ、掴まってろ!」

レオンとサトシは体勢を低くして突き進む。だが、パトカーのガソリンが底を尽きて橋の上でパトカーが急停止してしまった。

ガナード達が、一斉にパトカーを取り囲みパトカーのガラスを割ろうと斧で斬りかかる。

「まずい、長くは持ちこたえそうにない」

しかし、出来る限りの抵抗はするためレオンはショットガンを構え、ピカチュウは電気袋から電気を漏らす。ガナードの斧が両サイドのガラスを割った時だった。

ドンッと鈍い音がパトカーの上から響く。

ガナード達は全員パトカーの上を見て指をさしたりしている。そして、もう一度ドンと鈍い音がすると、黄色いベストとスパッツを穿いた金髪の男が見え、すごい速さでガナード達をなぎ払っていく。

「ガイ様、華麗に参上!」

金髪の男—ガイはそんなセリフを言い次々にガナード達を打ち倒していく。
ガナード達がガイに注意が行った隙にピカチュウとレオンが近くのガナードを攻撃してパトカーの外へ出る。

「サトシ、目を瞑れ!」

サトシはとっさに目を瞑り、レオンは手のひら台の青い手榴弾を取り出してガナード達に投げつける。
すると、目映い光が辺り一面を照らし、視界を曇らせる。

「今だ、畳み掛けろ!」
「ピカチュウ、かみなり!」

レオンはありったけショットガンを乱射し、ピカチュウは自分を避雷針にして空に浮いている雲から雷を落として、ガナードを一掃する。

それに驚いたのか、ガナード達は去っていき、レオン達は難を逃れた。

「ふう、何とかなったな」

レオンは一息ついた後、アタッシュケースの中にショットガンを入れる。

「そっちは無事か?」

ガイが武器を仕舞いながらレオン達に近づく。

「助かった、俺はレオン・S・ケネディ。そっちはサトシ、獣使いか何かだ」
「そうか、俺はガイ。それよりもここはどこなんだ?」
「あなたももしかして、気がついたらこの街に居たのですか?」
「あなたもって事は、君もか!」

3人とも似たような境遇であった。

「とりあえず車の中へ。ここは危険だ」

レオンが車に乗ることを勧め、2人とも車の中に入る。

「それで、それぞれどうしてここに居たかを聞かせてくれ」

レオンが運転しながら2人に尋ねる。
サトシはマサラタウンでポケモンバトルをしている時に、強い光に包まれて気がついたらこの街に居た。
ガイは親友が障気と言う大気の毒を自分の力で中和しようとした瞬間、気がつくと街に居た。

「なるほど、つまりお前達2人は異世界とやらから来た人間か?泣けるぜ」
「だが、この世界の人に会えて安心したよ」

サトシは少しホッとしたような声を出して、ピカチュウと顔を見合わせる。

次の日の朝、一晩中パトカーを走らせラクーンシティから遠く離れた場所の、何も無い道にポツンと立っていた喫茶店に車を停めた。
その喫茶店はウイルスの事を知らずに、平和に過ごしていた。レオンがパトカーに入れるガソリンを要求して、パトカーにガソリンを入れ直し、朝食を喫茶店で取ることにした。

「それで、これからどうするの?」

サトシがコーラを飲みながらピカチュウにポケモンフードを渡して、レオンとガイに尋ねる。

「俺は捜したい奴がいるんだ。それを捜すよ。レオンはどうするんだ?」
「俺は特に無いが、お前等が困ってるなら付き合ってやるよ」

レオンはサンドイッチを口に運び、外を眺める。

「そう言えばお客さん知ってるかい?」

店のマスターがガイが頼んだ握り飯を持ってきた時に、ふと話し掛けてきた。

「ここ最近泥棒が絶えないんだって。特徴は大きい黒い帽子の金髪の魔法使い風の女の子」
「魔法使い風?ホウキに乗って空でも飛んでいるのか?馬鹿馬鹿しい」

レオンはそう呟いて窓の外を眺めた。すると、パトカーの窓から出ていく人影を発見した。

(大きい黒い帽子、金髪の魔法使い風の女の子?)

その大きい黒い帽子、金髪の魔法使い風の女の子は、右手にはレオンのトランクを持っていて、ホウキに乗ってどこかへ言った。

「野郎!俺の武器を持っていきやがった!」

レオンは立ち上がると、サトシの腕を引っ張り店の外へ出てパトカーの中へ入って言った。

「俺が出るとマズイか…」

ガイは顎に手を当てて呟いた。

「う〜ん、なんだこれ?」

金髪のホウキに跨がっている女の子はトランクの中に入っている武器やハーブ、弾を出して眺める。

「まあいいか、とりあえず家まで…」

パスンッと軽い音がして金髪の一部が焼けて散る。焦って後ろを見ると、今度は頭にギリギリ当たりそうになりホウキのスピードをあげて確認する。すると、一台のパトカーがサイレンを鳴らして近づいてくる。

「野郎、俺の大事な武器に傷を付けて無いだろうな…」

レオンの殺気がパトカー内に広がる。レオンは左手でパトカーを運転しながら、体を窓から出して常に携帯していたハンドガンを乱射する。

「ち、ハンドガンじゃ射程に限界があるか…。サトシ、後ろにスナイパーライフルがあるから取ってくれ」

レオンは運転席に戻り、サトシは助手席からパトカーの後ろに移動して、スナイパーライフルを持ってレオンに渡す。

「サンキュ、ついでに運転任せた」
「えー、俺運転の仕方わからないよ!」
「わからないなら今覚えろ!」
最終更新:2009年07月23日 00:23