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俺はしがないサラリーマン「小次郎」
昔のあだ名はラーメンマンだった程のラーメン好きだ

今日は、近所に出来た新しいラーメン屋にでも行こうと思う。

そこにある、「雪降りラーメン」というものは絶品らしい。

それが俺の目当てなのである。

よし、店の前まで来たぞ……それはいいものの


行列が出来ている

流石だな…
全員「雪降りラーメン」目当てと見た。


しかし、長いな行列だな…
あと二時間は待たなければならないのではなかろうか。



…能力(チカラ)を使うしかないか…
邪気眼がうずくぜ

「行くぞ!」

俺は大きな声でこう言った。
並んでる人達がこちらを見る。

やや恥ずかしいのである。


「開眼!!」

俺の第三の眼が光を放ちながら開かれる…!



そして俺はこう念じた
『時よ止まれ』


すると、行列に並んでいる人達は一斉に家に帰っていった。

ミッションコンプリートだ

俺は店に入ってから驚きを隠せなかった。


予期せぬ事態を目の当たりにしたのである。



「な…に…!?」



店には店員が一人しかいないのである。

「いらっしゃいませー!お一人様ですか?」

すごい快活な人だ。

「は、はい。…なぜ一人なのですか?」


俺は思わず聞いてしまった。

「うちは個人経営なんですよー」


「なるほど」

じゃあ、一人であの行列を毎日相手にしていたということか…!?
なんという…


「えーと…。ご注文は何になさいますか?」

そうだ。
そんなことはどうでもいい。

俺の今日の目的は…

「どしゃぶりラーメン一つ」
「は?」
「あ、雪降りラーメンでした」

危ない危ない

肝心な所でミスしちゃったよ。


…でも、これでやっと食べれるのかぁ…

ジュルリと、よだれが落ちそうになった。



というか落ちた。



ん、なんだ?

丼をもって店員がこちらに向かってくる。
まだ3分も経ってないぞ?

何か不都合なことでもあったんだな。
そうだそうだ。
もし出来てたら大声で「はやっ!!」って言ってやろう

「お待たせしましたー」
「はやっ!!」

こ、これが…
「雪降りラーメン」…


真っ白だ…
ドロドロの白い液体が麺の上に乗っている。

そしてこの鼻をつく匂い…
イカのような匂いだ…



…って

「これラーメンじゃなくてザーメンやないか−−−い!」




〜完〜

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最終更新:2009年10月11日 23:40