夏子「本当はあなたがストーカー野郎だったんだ! 最低!」
石井「ちょっと、水野さん!」
石井「違うんだ 僕は犯人じゃないんだ…水野さん 違うのに」
ここで石井、木陰から自身を見ている者に気づく
石井「おい!誰だ!おい!ちょ待て!待てよ!おい!お前!」
石井「ちょ待てよ!待て待て待て!待てよ 待てよ おい!茶良井沢ダン!」
茶良井沢「なんだ バレてたのか」
石井「やはりお前が犯人だったんだな 茶良井沢ダン」
茶良井沢「さてな?」
石井「わかったぞ 催眠術だ。お前はそれを使い 僕と水野さんを眠らせた。そしてダメカンをポーチの中に大量に仕込んだんだ。そうだろ!」
茶良井沢「おい!証拠はあるのかよ。妄想も大概にしろよ 石井。 事実はこうだ。てめえはあの女、水野夏子のストーカーだった。あの女がポケカに夢中になっている間にポーチにダメカンを詰めて反応を見て楽しんでいた。そしてその一部始終を俺様が偶然にも目撃した。 …ハハッ、あの女に嫌われちまったな石井〜」
石井「ふざけんなよ お前。それが卑怯者の、お前らしい方法か。ポケカプレイヤーだったら勝負を挑んでこいよ!今ここで!俺と!ポケカで!勝負をしろ!そして俺が勝ったら、水野さんの前で本当のことを話してもらうぞ」
茶良井沢「もしてめぇが勝てたら、本当のことを教えてやるよ。だが、もしてめぇが負けたら あの女との連絡手段を絶たせてもらう。今後一切接触できねぇようにな」
石井「…わかった いいだろう」
茶良井沢「フッ、その言葉 忘れんなよ…フフフ、ハハハハ…!」
石井「俺は負けない。お前に勝って、水野さんの信頼を取り戻す!!」
パワーアップした茶良井沢の実力は!?
石井 vs 茶良井沢ダン
黄昏ネクロズマデッキ ルガルガンゾロアークデッキ
石井「バトルスタートだ!ほう…ソロアか。こっちは新カード、ネクロズマたそがれのたてがみGXだ!行くぜ。まずは一枚引く。「ハイパーボール」を使う。「センパイとコウハイ」と鋼エネルギーをトラッシュし、持ってくるのは… いくぜ運命のカード カプ・テテフGX」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
茶良井沢「俺の番 一枚引いて…」
石井「お前は確かカプ・テテフGXを持っていなかったはずだ」
茶良井沢「さてどうだかな…カプ・テテフGXを出す!」
石井「なんだとぉ…(半笑い)」
〜〜〜〜〜〜〜〜互いに高火力の応酬を掛け合い、サイド差はついに1-2に。石井王手をかける〜〜〜〜〜〜〜〜
石井「この状況、あまりに(そちらが勝つためには)必要なパーツが多い。俺は勝つ。お前の負けだ、茶良井沢ダン!」
茶良井沢「一枚引くぜ。ハァ…仕方ねぇな。オカルトマニアを使う!」
石井「くっ」
茶良井沢「さらにルガルガンGXに進化して、ジバコイルをバトル場に呼び出す」
石井「な…時間を稼ぐつもりか!」
茶良井沢「これで番を終わる! クッソ!まだ足りねーのか…ハアァ…だが、いい気になるなよ石井。俺は、俺自身を改造して強くなった。だがそれはポケカの強さだけじゃねぇ… 喰らえ…絶対催眠魔神眼!」
石井「くっ! …ふん!」
石井、目を瞑る
茶良井沢「なるほど…それがてめぇの策ってわけか、石井!だがいいのか?目を瞑ったままじゃあ 山札から何のカードを引いたかわからねぇよな?」
石井「ふふっ…わかる!」
石井、カードを掲げる
茶良井沢「なるほど…カードを引いた瞬間 高速で右手を掲げ、同時に自分も見上げることでカードを視認するってワケか」
石井「ああ その通りだ!ふふっ、さすがのお前も俺の真上に来ることはできない。そんなことをすれば悪質なイカサマ行為とみなされて、ジャッジ案件になるからな。 さぁここで「かるいし」さえ引ければ俺が勝つ!行くぜ!…くっ、無かった。だがしかし鋼エネルギーをネクロズマたそがれのたてがみGXにつけて、番を終わるぜ」
茶良井沢「なるほど ただの馬鹿じゃねえな。だが、いいのか?目を瞑ってちゃ見えるもんも見えねーだろ? 俺の番。何もしないで番を終わる。」
石井「なんだと!?いいのか?何もしないってことはこの番逃げれば俺が勝つぞ」
茶良井沢「いいから引けよ 山札を。てめぇの番だぜ?」
石井「吠え面かくなよ?いくぜ俺の番!山札を引く!
……山札が、ない!バカな!」
茶良井沢「ふふふっ、ははははは!マヌケが!山札の枚数は覚えてなかったみてぇだな」
石井「くっ…トラッシュの数を数えればいいんだろ?」
茶良井沢「なぁ、さぁ何枚あるんだ?」
石井「28枚ある。ということは、明らかに足しても60枚に足りないぞ。お前やはり隠したな!」
茶良井沢「おいおい証拠はあんのかよ?その瞬間を目撃したのか?言っとくが、俺は一歩も動いてねーぜ?60枚に足りてねぇってことは、てめぇのデッキエラーで、ルール違反で負けってことだよなぁ?」
石井「ふざけるな!そんなわけない。絶対にあるはず!どっかに隠したはずだ。どこだ?どこにある?」
茶良井沢「さぁルールだぜ 石井。あの女との連絡手段を絶たせてもらう。ポケットのもん出せや」
石井「くっ…」
| ̄ ̄ ̄ ̄| | ス | | マ | | ホ | | |  ̄ ̄ ̄ ̄
茶良井沢「ほーん…あーらよっと!」
| ̄ ̄ ̄ ̄| | ス | | マ | | ホ | | |  ̄ ̄ ̄ ̄
石井「あーー」
茶良井沢「これでてめーは孤独ゥ。今日のことをSNSで拡散してやるから覚悟しとけ。てめぇはイカサマ野郎として認知され、誰からも相手してもらえなくなるだろうなぁ…さて、てめえからポケカと仲間をとったら何が残る? ア正解は…ただのおっさんでしたー!ハハハ!アハハハ…」
石井「ちくしょう!ちくしょう!」
茶良井沢「ざまあみろバーカ!ハハハハハ…」
石井「ちくしょう!」
石井「こうして僕と水野さんの関係は絶たれ、僕はポケモンカードと仲間たちを失った。僕は目の前が真っ暗になった。」
次回につづく!
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