S3rd_THO

◆第3部トレーラー

世界の表面を焼き尽くした「最後の大戦」から数百年。
焼き尽くされ灰と化した大地には、それでも少なからぬ生命が生き延びていた。

魔力(エーテル)の枯れた大地に、すべての生存者が生きていけるほどの資源はない。
人は荒野に互いの命を蹂躙しながら争い続けている。

世界で唯一のヒューマンによる単種族国家・グラヴァドは帝政を敷き、あらゆる異種族を迫害することで鋼の結束を築いた。

{「産めよ、増やせよ、地に満ちよ。異種の生きる場所は帝国(ここ)にはない。
 ただ戦場にて活きることのみを赦そう、皇帝の偉大なる慈悲に感謝せよ!」}

焼けた世界を再度滅ぼしながら、帝国の進撃は続く。
何処とも知れぬ明日に向かって。

──そんな世界に差した一条の光、あるいは帝国を狂奔させた一筋の雷鳴。
それは、誰かが書いた一冊の書物だった。

◆HO:アルドゥイン・ザ・ストライダー

帝国探査院(インペラトリア・エクスプロラティオニス)の精鋭特技兵(レンジャー)であり、幾度もの探査行から生還した男、それが君だ。
高位の帝位継承者の乳母子として育った君は、帝国軍の最精鋭たる武勇と、外の世界への広い見識を身に付けた。
君が以前の探査行で持ち帰った一冊の書物。それは空に浮かぶ自然豊かな島を書いた、荒唐無稽な物語だった。
だが、研究の結果は驚くべきものだった。その島は実在する。今もこの世界の空を飛んでいる。研究者たちは、目を血走らせてそう言ったのだ。
そして君に命令が下った。特務部隊を率い、空飛ぶ島──ソナード島へ到達する道を探し出せ、と。
  • ○種族:ヒューマン クラス:レンジャー 戦闘スタイル:片手武器or二刀流

◆HO:英雄となる男

君は帝国の第三皇位継承者として生まれた。乳母子であるアルドを友として育ち、将来の帝国を担う者として最高の教育を受けてきた。
君は双子の兄であり、実質的には君までが、継承権争いの中心と見なされている。顔を見たこともない兄たちと君は永らく争ってきた。

そのような立場である君にとって、ある日父である皇帝から下った命令はまさに青天の霹靂だった。
アルドが率いる特務部隊に参加し、空を飛ぶ島を探索せよというのだ。
夢物語のような話だが、父は本気だった。この任務の成否に、皇位の継承が掛かっていると、彼は言ったのだ。
思いがけない機会の到来に──君はどう反応しただろうか。どちらにしても、拒否権はない。
  • ○種族:ヒューマン 想定クラス:前衛系(弟との対比によって調整可)
  • ○想定するストーリー上の役割:空の上の島を発見するが、弟に(あるいは弟を支持する者に)殺される。君は英雄になる。

◆HO:皇帝となる男

君は帝国の第四皇位継承者として生まれた。乳母子であるアルドを友として育ち、将来の帝国を担う者として最高の教育を受けてきた。
君は双子の弟である。少し遅く世界に出てきたという程度で、皇位継承争いから外されたという状況は、君の根源に重石のようにのしかかっている。

ある日父である皇帝から下った命令に、君は驚きを隠せなかった。
アルドが率いる特務部隊に参加し、空を飛ぶ島を探索せよと言うのだ。
夢物語のような話だが、父は本気だった。この任務の成否によっては、皇位継承権を変動させてもいい。父はそう言ったのだ。
思いがけない機会の到来に──君はどう反応しただろうか。どちらにしても、拒否権はない。
  • ○種族:ヒューマン 想定クラス:後衛系(兄との対比によって調整可)
  • ○想定するストーリー上の役割:空の上の島を発見し、君は兄を殺す(あるいは殺されるのを見過ごす)。君は皇帝になる。

◆HO:燃える瞳のひと

君が帝国との戦で捕虜となってから何年が経っただろうか。最早故郷は滅び去り、君も最早帝国の尖兵だ。
特殊戦技群(スペシャリス・ユニタ・ベリカ)とかいう所ではぐれ者同士群れ集い、帝国印の刃を敵に突き立てている。
ふざけた日々の終わりに、奇妙な話が降ってきた。特務部隊に出向し、エリート共と一緒に空飛ぶ島を探してこいというのだ。
そういえばいつだか聞いたことがある……空の上にある島、そこはここよりずっと良いところで、俺たちの祖先はそこから着たのだと。
なんでそこから着たのかは、聞いた覚えがない。だが、そこにいってみたいという気持ちは湧いてきた。
  • ○種族:ヒューマン以外 想定クラス:特になし
  • ○想定するストーリー上の役割:君はある秘密を目撃する。その事実を知ってどう行動してもよい(EDをどうしたい相談しておいてくれるとよい)。

◆HO:凍った瞳のひと

帝国軍に所属してから何年が経っただろう。君は他者を害することに心が動かなくなっていることに気づいた。
資源を得、多くの人間を明日生かすための戦い。そこに君の個人的感傷は、心の傷は含まれない。
空虚な日々の終わりに、新しい命令が下った。特務部隊に出向し、皇位継承者を護衛しろというのだ。
しかも行く先は空を飛ぶ島だという。夢物語のようなフレーズに君は何を感じただろう。
ついでのように上官はいった。「その道行きの最後に、同行した皇帝にもっとも近い男を殺せ」と。
  • ○種族:なんでも 想定クラス:特になし
  • ○想定するストーリー上の役割:君は皇帝になる男を殺す(あるいは殺せない)。その後君はどう行動してもよい(EDをどうしたい相談しておいてくれるとよい)。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2021年11月22日 08:55