ここでは、作曲ソフトの導入からニコニコ動画へ投稿するまでの流れを一通り説明します。また、ここで紹介したソフトは今後使い方講座を執筆する予定です。
 ただし、紹介するソフトは全てフリーソフトですので、自己責任で導入して下さい。ソフトを導入・使用することで生じるいかなる損害やトラブルにおいて執筆者は一切責任を負いません。
(2010/03/14執筆)


◆作曲ソフトの導入◆

 フリーソフトで有名な作曲ソフトは、「Domino」「Cherry」「Music Studio Producer(MSP)」の3つが挙げられます。他にもたくさんありますが、もし先ほど紹介したソフトでどれも自分に合わないと思った方は、「窓の杜」や「Vector」などのオンラインソフトウェア集サイトで探してみて下さい。
 執筆者は今後「Domino」を使った講座を執筆する予定なので、このソフトを使うことをオススメします。
 Macの方は、「GarageBand」という素晴らしいソフトが同梱されていると思うので、それを使うと良いでしょう。

◆作曲・編曲◆

 作曲・編曲は講座で詳しく説明していますので割愛させていただきます。講座は下記からどうぞ。


◆MIDIからWAVEに変換◆

 動画を見ていると、ここでかなり苦戦している方が多いように感じます。あまり作曲以外のところで時間をかけるのはもったいないですよね。
 タイトルが「MIDIからWAVEに変換」ですが、実際に行うのは「録音」です。つまり、パソコンで鳴っている音そのものをWAVEにしてしまうという方法です。
 まずはサウンド編集ソフトを導入しましょう。フリーソフトで有名なサウンド編集ソフトは、「SoundEngineFree」「Audacity」があります。
 執筆者は今後「SoundEngineFree」を使った講座を執筆する予定なので、このソフトを使うことをオススメします。
 さて、本題に入るのですがやり方は至ってシンプルです(『SoundEngineでMIDIファイルを録音(WAVE化)』を見た方が早いかもしれません)。

  • 「作曲ソフト」と「SoundEngineFree」を起動します(起動時に簡易モードにするかどうか質問してきますが、簡易モードではないほうを選択して下さい。また、SoundEngineFree上から変更することも可能です(Picture1-1)。)。
Picture1-1
  • 「SoundEngineFree」のフォルダタブをクリックし「録音フォルダ」を確認しましょう。作業用フォルダを用意し、そのフォルダを「録音フォルダ」に指定すると効率が良くなると思います(Picture1-2)。
Picture1-2
  • 「SoundEngineFree」の録音タブをクリックし、録音ラインを「ステレオミキサー」に設定します(Picture1-3)。
Picture1-3
  • 「作曲ソフト」で曲を再生します。その際、「SoundEngineFree」の右側にあるメーターがありますが、赤いゾーンに入らないように左側にある録音音量スライダーで調整します(Picture1-4)。
Picture1-4
  • Picture5のように数値に設定します(Picture1-5)。
Picture1-5
  • 準備ができたら「録音開始ボタン」を押し、次に曲を再生して録音をします(Picture1-6)。
※Picture1-6
  • 録音が終わったらとりあえず順番に「その他→DCオフセット」「音量→正負音量差調整」「音量→ノーマライズ」「音質→ノイズサプレッサー(雑音帯域低減→ライブラリー→軽めに全体域ノイズ低減→OK)」を行って下さい。あとは前後の空白部分を削除すれば完成です。

◆ニコニコ動画へ投稿◆

 音質にこだわりたい方は、ニコニコムービーメーカーを使うことをオススメします。使い方は下記の動画を参考にして下さい。

 どうしても動画にこだわるのであれば、動画の拡張子がmp4flvである動画を投稿しましょう。それ以外の拡張子の動画はSMILE VIDEOで再エンコードされ、画質・音質が劣化してしまいます。
 以下WindowsMovieMaker(以後WMM)で動画を作成し、SMILE VIDEOにアップロードするまでの手順を説明します。

  1. Windows Media エンコーダ 9 シリーズ(64bit版はこちら)をインストールします。
  2. このページ下にあるアップロードファイルリストから「nonpress.prx」をダウンロードします(右クリック→名前をつけてリンク先を保存でデスクトップに一時的に保存しましょう)。
  3. C:\Program Files\Movie Maker\Shared\Profilesに「nonpress.prx」を移動させます。
  4. 【補足】Vistaの場合sharedの中にProfilesのフォルダがないので作成しましょう。また、作業タスクウィンドウから発行先に「このコンピュータ」を選んでも追加したプロファイルが表示されないそうなので、必ずメニュー「ファイル」→「ムービーの発行」とするば良いでしょう。7の場合C:\Program Files\Windows Live\Photo Gallery\Video Profilesに保存して下さい。

 これでWMMでも綺麗で高画質・高音質な動画を作ることができます。Picture2-1の項目が出ればOKです。ただし、この方法だと出力されるファイルが2GBを確実に超えるので、HDDの空容量にはくれぐれも注意して下さい

Picture2-1

 あとはエンコードが楽であろう「つんでれんこ」を使えば終わりです。


 Macの方は、「iMovie」を使って動画を編集し、「QuickTimePro」を使ってエンコードすればいいと思います。たぶん。

以上で「フリーソフト導入からニコニコ動画に投稿までの流れ」は終わりです。お疲れ様でした。

※補足
 つんでれんこを使ったことがないので、エンコード時間がどのくらいかかるか分かりませんが、執筆者のPC環境(※1)では4分の動画をflvにエンコードするのに2~3時間程度かかります。よって待つのが嫌ならエンコードは寝る前にしたほうが賢いです。
 また、エンコードする場合は必ず全てのアプリケーションを終了し、スクリーンセイバーをOFFにして下さい。これは少しでもパソコンの負荷を減らすためと同時に、動画にノイズを載せないためです。
※1【OS:XPHomeEdition-SP3 / RAM:760MB / Intel(R)Celeron(R)M / Processor1.30GHz】らしい。よく分かんないです。

このページを執筆するにあたり、下記のサイト・動画を参考にさせていただきました。

●サイト

●動画





(2010/04/04執筆)


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最終更新:2010年04月04日 10:42