Chapter.13 メビウスの輪の中で
宇宙歴1302年 夏 リトルスノー
1
夏。
三人が訪れた町は喧噪に包まれていた。
青い空には鳥が泳ぐように飛び、道行く人は明るい。
建物の間隙から覗く夏草は鬱勃と繁茂し、街路樹は燦々とした日差しをやわらげていた。
異常よりも寧ろ平和な光景。
道行く少年のゼファーが映え、町の中には他愛ない世間話が溢れていた。
普段よりなお、明るく凛とした町の雰囲気に、驚嘆より寧ろ圧巻させられる。
「これでなんでここに来たのか…」
夏場、昼過ぎのそよ風は平和過ぎて眠さを誘う。
そんな中フェイが独り言ちたが、
「まあ、何かしら起きてるのは確かよねー」
返答はちゃんと返ってきた。
間延びした、人の機嫌を酷く逆撫でするような少女の声。
見た目はフェイとレナと同等の年齢だが、どういう訳か御年百数年の婆らしい。言ったら半殺しにされるが。
百年以上生きているならもう少し老獪であってもいいはずだが、予想と反して思慮は浅い。
「ま、とりあえず今日はもう休みたいところよねぇ…」
「……」
誰も返事しない。
「ちょっと、ちゃんと返事くらいしなさいよお!」
「ああ、ごめん…、まだなんか慣れなくて…」
決定役であったユークは、今はいない。
「全く…いつまでもメソメソしてんじゃないわよお…」
「まあ…わかってるんだけど…」
レナは何も言わずに近くの畑の茄子の葉を見ている。
夏野菜の季節である。
「男のくせにぃ…」
話し方が本当に癇に障る。
狡猾で思慮深いが知恵が足りない。
つまり馬鹿な癖に口だけは達者なのだ。
「うるさい、もう少ししたら僕だって慣れる」
フェイは意固地になる。
「それってアレでしょー?明日から本気出す的なー」
つまりずっと慣れないと言いたいのか…?
余計なお世話だ!
「まあいいわー、とりあえず宿探しましょ宿ぉ」
ムスッとしたフェイを無視してメリルが軽い調子で言う。
辺りは中心街で、道行く人も多い。
「…なんかさあ、観光客多くない?」
「え?」
レナに言われて、見ると、確かに周りの人々はスーツケースを持っていたり、人種が違ったり様々な人がいる。
服装の雰囲気もバラバラである。
「ありゃー…気づかなかったぁ…」
確かに自分たちの服装が違っていても浮いていない気はしていたが、それ理由が旅行客だとは思っていなかった。
「宿、取れるの?」
レナが尋ねる。昔は寝たり食ったりしか考えてなかったというのに、最近豪く変わったものだ。
いろいろ苦難を乗り越えれば、人は変わるものだ。
「こりゃきついかなー。急いで探さないとぉ…」
メリルが困ったように言う。
「でもどうして観光客が多いんだろう…?ここ観光地?」
「んー…、私の記憶では違ったと思うけどー…」
「じゃあなんか行事でもあるのかな?」
周りの人に聞けば良いのだが、忙しそうだったり、楽しく会話していたりと話しかけるのが躊躇われる。
「行事があるとしたらその行事が今回の原因である可能性は高いわねぇ…」
「だとしたらいろいろ把握しておきたいよね」
でも何だか話しかけるのが億劫な訳で。
「じゃあこのまま人の流れに乗ってついて行ってみるぅー?」
「それでいっか…じゃあそうしよう」
他に案がある訳じゃないし…。
「じゃあ、れっつごー!」
メリルは張り切って鼻歌交じりに歩いて行く。
二人はその背を見失わないように追いかける。
この時、先に宿を確保しておくべきだと気が付いたのは、いざ宿を探そうと思い立ったときである。
「これは…?」
「時計台…?」
辿り着いた先にあったのは、不思議な形をした時計台だった。
「しかもこの時計台…どっかで見たような…」
フェイの記憶の中にはあるのだが、どこで見たのかは思い出せない。
「やっぱり馬鹿で間抜けなフェイね。リズラスノーにあった時計台と一緒じゃない」
レナは、そう言ってフェイを叱咤する。
それほど大きな声ではなかったのだが、周りの人には聞こえていたらしい。
「おや、嬢ちゃんリズラスノーを知っているのかい?いまどき珍しいね」
という声が背後からかかった。
振り向くと、世間体のよさそうなおじさんが感心したようにそこに立っていた。
「今の時代、リズラスノーを知ってる若者も珍しいねえ…三百年以上前に滅んだのに…」
「えっ、滅んじゃったんですか!?」
フェイが思わず聞き返した。
「そうだよ、かなり前の異常気象が原因で住民が極端に減ったらしい。今じゃ逆に知ってる人のほうが少ないよ」
「滅んじゃったのかあ…」
レナがおじさんに聞こえないような小さな声で小さく、悲しそうに呟いた。
「まあ…そういうこともあるわよねぇー」
メリルが何事も無いようにいつもの軽い口調で言う。
「このリトルスノーはね、リズラスノーから移住してきた祖先が作った町なんだよ…」
おじさんが、まだ0時00分で針の止まった、動いてない時計台を見ながら呟いた。
「そうなんですか…」
「ああ、そうだよ。この時計台はね、リズラスノーにあったものと同じ設計で出来ているんだ…。私の友人が指揮を執って作ったんだよ」
「つまりこの時計台は過去の故郷の形見なんですね」
「ああ、でもだからこそ過去と決別したいと思う人々がこの町に少なからずいて、その人たちは完成を快く思っていない。できることならみんなで楽しく動き出す瞬間を迎えたいけどねえ…」
悲しそうに呟いたその横顔は、フェイにとって忘れにくいものになった。
「それで、稼働はいつからですか?」
「ん?知らずに観光に来たのかい?」
「えっ?あ、はい、知らなくて…あはは…」
横でメリルが馬鹿とか言って肘で小突いてくるが気にしないことにした。
おじさんは首をかしげながらもちゃんと答えてくれる。
「今夜12時だよ。待ち遠しいね」
「そうですね…」
観光客に埋もれて時計台を見ながら四人、黄昏た。今日は良い日だった。
「あー、宿どうしよー」
前言撤回、最悪の日になった。
「なんだい?宿を取り忘れたのかい?」
おじさんが怪訝そうにこちらを見てくる。
「そうなんですよー、いやー伴侶が馬鹿だと困りますねぇー」
いきなりメリルがしゃしゃり出てきた。うぜーなこいつ。
おじさんは笑いながら返答した。
「家に今知り合いの宿屋の人がいるからそこに泊めてもらえるようにお願いしてみるよ。それでいいかい?」
「「「喜んで!」」」
ハモった三人の声に、彼は苦笑した。
「じゃあ、ついておいで」
知らない人について行ってはいけないと言うが、三人寄れば文殊の知恵。何かあってもどうにかなるだろう。
寧ろ、他にあてがないのでついて行くしかない。
まあ、おじさんは親切そうだから大丈夫だな!
「あ!クリーニさん!おかえりなさい!」
家に着くと、おじさんは使用人にクリーニと呼ばれていた。クリーニという名前らしい。
「ああ、ご苦労さん、ただいま」
「えっと…後ろの方々は…?」
「散歩の途中で出会ってね。宿が無くて困っているらしい。エリザはいるかい?」
「あ!はい!今呼んできますね!」
そういって使用人は隣の部屋へ駆けて行った。
クリーニ医院。家の前に看板があった。医者らしい。
家の中は、なるほど、清潔感に包まれていた。
雑多な印象からは程遠く、必要なものが必要なだけ、既定の場所に正しく収納されている。
本棚にある本は簡単な小説から難しそうな医学書や哲学書まで様々な本が所狭しと詰め込まれている。しかし、無理やりな印象は受けない。
不思議と懐かしい印象を受けるのは、一世代前の書斎に似ているからか。
窓から差し込む暁光が、レトロな雰囲気をより一層引き立てている。
家具は緑と白を基調にしており、目に優しい。
インテリアは少なく、医療の為の道具が多い。
唯一のインテリアとして、デスクの前の壁には先程の時計台の絵が、緑の額縁の中、でかでかと飾られている。
「これは…?」
フェイが絵に近寄り、眺めながら呟いた。
「ああ、それは友達にもらったんだよ。ほら、さっき指揮を執った友達がいると言っただろう?その人に貰ったんだよ」
クリーニは嬉しさ半分、悲しさ半分と言った様子で答えた。
「良い友達なんですね」
レナが言った。レナは最近、本当に成長したと思う。
「…ん?…ああ、良い友達だったよ…」
クリーニは自虐的に言った。
「ん?それって……」
「お待たせしました!エリザですが、まだ足が痛むとのことなので隣の部屋へどうぞ!」
フェイが気づいて言おうとした丁度その時、隣の部屋から使用人が帰って来たので、口を開いたまま止められてしまった。
「ついてきてくれ。こっちだよ」
クリーニは先導するようにそそくさと隣の部屋に行ってしまった。
しかしフェイには気になってしまった。
気が付いてしまったのだ。
友達の存在が、過去形であったことに。
部屋に通され、使用人が出て行ってすぐ、エリザが口火を切った。
「すいません、今朝宿屋の階段から落ちちゃったもので…」
「えっ、大丈夫なんですか?」
フェイは本当に心配で尋ねたのだが、
「あ、はい。大丈夫ですよ~。元々体は丈夫なほうなので!えっへん!」
「あ、そうですか…」
ドジっ娘の体が丈夫なのは…デジャヴなのか…?
「まあ、とりあえず彼女が知り合いの宿屋で働いているエリザだよ」
クリーニがエリザを紹介する。
「よろしくお願いします~」
「あ、よろしく…」
なんか話の主導権が自動的に奪われる感覚だ。エリザは無意識なのだろうが、あんまり良い感覚ではない。
「で、エリザ。宿に部屋は空いてるかい?」
クリーニがエリザに尋ねる。
「一般客用の部屋は空いてませんね…満室です」
エリザが非情にも言う。
「それは一般客用だろう?あの部屋なら空いてるんだろう?」
「えっ!?あの部屋使うんですか?」
そこでエリザ一旦思案する。
少し考えて、そして口を開いた。
「でもあの部屋はクリーニさんとおと…」
「ああ、大丈夫だから」
エリザの言葉の途中にクリーニは言葉を被せる。
どうやら聞かれたくないことらしい。
「本当にいいんですか…?」
エリザがおそるおそるといった様子で尋ねる。
「私は構わないよ。彼ももういないしね」
「そう…ですか…」
彼、という単語が出た瞬間にエリザは沈んだ。誰なのかはわからないが、二人にとっての重要人物らしい。
「でも私だけだとおかみさんに説明出来ないので…クリーニさんもついてきてくださいますか…?」
「まあ、夜も更けてきたが…構わないよ」
クリーニがそう言ったので、フェイが何気なく外を見ると、界隈には夜の帳が降り始めていた。
「ああー…でもなんか悪いですよ…クリーニさんにそこまで迷惑かける訳にもいかないですよ…」
フェイが何だかいたたまれなくなって口を開いた。
レナは隣で首肯しているが、メリル、お前小さく舌打ちしただろ。聞こえたぞ。
「いや、大丈夫だよ。元々私が引き受けたことだしね。責任は最後まで取るべきだよ」
「そうですか…まあ、クリーニさんが良いのならそれでいいですが…」
フェイは口ごもる。
「あの~…宿まで行くのは良いのですが…誰か肩貸してくれないですか~…?」
エリザが困ったように言った。
「足捻挫してるんだったね。誰か肩貸してあげてくれないかい?」
階段から落ちて捻挫だけ…。ある意味感心するフェイだった。
「あ、じゃあ私が…」
そう言ってレナが手を挙げた。
少し前までフェイに押し付けていたのに。環境は人を変えるものだなあ、と痛感した。
「フェイを推薦します」
レナはそう続けた。予想外だった。
結局フェイが肩を貸すことになった。
「すいません、宿まで遠かったでしょう?」
「いえ…慣れてるのでいいですよ…」
エリザは謝罪するが、実際フェイは慣れてるのでもう構わない。
それより、クリーニの優しさに甘えて宿まで来たのだが、本当にこれでよかったのだろうか。
「あ、ここです」
エリザが指差したのは、二階建ての豪華な建物だった。
「うわあ、高そう…」
レナが呟いた。
確かにレナの言う通り、絢爛な雰囲気の宿は、宿泊金が高値であることを顕著に醸していた。
「いえ、他の宿の値段にけが生えた程度ですよ~」
エリザが思考を打ち消すように言う。
「あ、でも…」
そこでエリザが、何かを思い出したように、口ごもる。
「あの部屋だから一般客用の部屋より高いかも…?」
エリザが素直に呟く。
「ああ…やっぱりそうなのかあ…」
はっきり言うと、金銭はメリルがどこからか持ってくるので心配する必要は少しもないのだが、それでも頭を抱えるお人よしのフェイである。
「それなら大丈夫だよ。私からほかの部屋と同等の値段にしてもらえるように頼んでおこう」
クリーニはやっぱりいい人だった。
「どうせならほかの部屋より安くして貰えるように頼もうか?」
「いやいや!そこまではいいですよ!」
さすがにそこまで恩恵に預かると悪い気がする。
メリルがまた舌打ちしていたが、本日もう慣れたので無視することにしよう。
「とりあえずずっと外にいる訳にもいかないし、中に入ろうか」
夏の夜は、昼の暑さに慣れた感覚では肌寒く感じることもある。
クリーニに促されてレナは扉を開けた。
中も、豪華だった。
豪華なのだが、華美と言った感じではなく、派手さは不思議とない。
玄関は吹き抜けになっており、向かい合う形で1階、2階の個室の扉が見える。
階段は1階の壁に沿うように設置されており、階段の丁度付け根、1階にレジカウンターがある。
床には、高価ではないのだろうが、そこそこの値段はしそうな絨毯が敷き詰められていた。
「ここ…泊まっていいんですか…?」
フェイが思わずクリーニに尋ねる。
間違いなく今までメリルが手配した宿とは一線を画している。
「ああ、顔なじみだからね。たぶん大丈夫だよ」
クリーニは朗らかに笑い、こちらに振り向く。
「じゃあ今からおかみさんに話を通してくるから。あ、君はエリザを従業員用の部屋に運んでくれるかな?悪いけど」
「あ、はい。わかりました」
ここまでいろいろ尽くして貰っておいて断れるフェイではない。
「じゃあ残りの二人はロビーのソファで待っていてくれるかい?」
「はぁい」「わかりました」
返事を聞くと、クリーニは一度頷き、レジカウンターへ向かって行った。
それを見届けて、レナとメリルはソファへ。
フェイは、
「従業員用の部屋ってどこですか?」
「え~っと…レジの隣の扉からの行ける部屋に地下室への入り口があって地下室がそれになりますね~」
「あー…わかった…」
フェイが、扉を開ける前、少しクリーニとおかみさんの会話が聞こえたが、内容まではわからなかった。
翌朝、窓から差し込む光で目が覚めた。
部屋は、特別な部屋だと言うが、別段変わったことはない、普通の部屋だった。
「あ、起きたのね。フェイ、おはよう」
横のベッドからレナの声がする。
「あ、うん。おはよう」
そこで何か忘れているような感覚を覚える。
「ん…なんだっけ…」
昨日あったことを思い出す。
この町に来て、人の流れに乗り、時計台を見て…。
「あっ!」
フェイが不意に声を上げる。
「どうしたのよ、フェイ」
「時計台が動き出す瞬間を見れなかった!」
確か深夜12時に動き出す予定だったはずだ。
「あー…そういえばそうだったわね…宿の人も起こしてくれてもよかったのに…」
「まあ、メリルが起きたら見に行こう」
「…うん、そうね」
そう言って二人は、いまだに起きる気配のないメリルを見て、苦笑した。
「毎度、ありがとうございました」
宿の玄関。レジでおかみさんに会計を済ませてもらう。
「じゃあ今から時計台を見に行こう」
フェイがレナとメリルに対して言う。
時刻はもう昼時。日は完全に上りきり、今から落ちていくような時間帯である。
あの後、メリルがなかなか起きなかった為だ。
「そうね、とりあえず時計台を見て…」
そこで言葉は半端に途切れた。
「ああー…!忙しい忙しい!!」
二回から大きなかごを持ってエリザが降りてきていた。
「忙しい忙…って、きゃああ!!」
かごで足元が上手く見れないエリザは足を滑らせてよろけた。
「危ない!!」
そこへレナが駆けていき、かかえ、事なきを得る。
「ふぅ…良かった~」
「こら!エリザ!あんたドジなんだからいつも気をつけなさいって言ってるでしょ!助けてくれた人にちゃんと礼を言いなさい!」
そこへ、レジのカウンターを飛び越え、おかみさんが駆け付けた。
「あ、お客さん、ありがとうございます」
エリザが階段下で籠を置き、丁寧に頭を下げる。
「いいよ、それよりもう働いてるんだ…。足の捻挫もう治ったの?」
レナが何気なく聞いたのだが、
「捻挫?最近足はけがしてないと思います…。あ!それじゃ私は忙しいので!!」
「あ、ちょっと待って!」
レナは制止しているのだが、エリザは止まらず、行ってしまった。遠くから「忙しい忙しい」と小さく聞こえるのはご愛嬌か。
「んー…おかしいなぁー」
メリルが呟く。
「時計台見に行く前にクリーニさんに聞きに行く?」
とりあえず、フェイは提案した。
「じゃあそうしましょぉー」
外の天気は晴れ。町は、昨日と同じような、ぽかぽかした陽気に包まれていた。
「君たちは誰だね?」
昨日と同じ、クリーニ医院と書かれた家の門扉を叩くと、確かにクリーニが出てきたのだが、昨日とは明らかに様子が違っていた。
「えっと…覚えてないんですか…?」
フェイがおそるおそる訊いたが、
「すまない、覚えていないな。人違いではないのか?」
クリーニは本当に覚えていないようであった。
そんなはずない、とフェイは誰にも聞こえないような小さな声で呟く。
「用はそれだけかい?それじゃ私は散歩に行くから。それじゃあね」
そう言って、クリーニは時計台の方へ向かって歩き出した。
「待ってください!」
呼び止めたのはフェイ。
「時計台が動き出すのは……いつですか?」
そして少し躊躇いがちに尋ねた。
レナとメリルは首を傾げている。
「今日の夜12時だよ、なんだい、知らなかったのかい?」
クリーニは足を止めてそう言って首を傾げた。
三人は、絶句して言葉が出ない。
クリーニはもう用はないと判断したのか、そのまま時計台へ向かった。
『昨日』の『今日』、フェイ達に出会った時計台前の広場へ。
いつからなのか、町は不自然に捻じ曲げられた同じ日の中をグルグル巡っていた。
メビウスの輪のように出口のない日々の中を。
To be continued...
最終更新:2013年01月14日 00:41