しょぼんです。
今日は「Nightmare City」を書いたてーわいさんに何かインタビューしたいと思います。
それでは行ってきます!



[『End Chapter』で終わってない?]

しょぼん(S):どうも、物語から飛び出してきましたしょぼんです。今日は筆者のてーわいさんにいろいろ聞けたらなあと思って来ました。今日はよろしくお願いします。
てーわい(T):よろしくお願いします。
S:このたびは「Nightmare City」の執筆、お疲れ様です。
T:いや、まだ終わったわけじゃないから、これからもまだまだ書かないといけないので…
S:「End Chapter」で完結した訳じゃないんですか?
T:確かに「End Chapter」は完結編なんですが、「Nightmare City(以下「無印」)」と「Catastrophe」の完結編なので、これから数ヶ月後、あるいは数年後を描くときにはまた別の終わり方をすると思います。
S:じゃあシリーズはまだ続いてるんですね?
T:そうです。いつまでモチベーションが続くかは分からないですけど(笑)。



[Flash黄金時代]

S:原作の「無印」は2004年に、「Catastrophe」は2005年に制作されましたが、7年の時を超えて二次創作とは凄いですね。
T:作られた当時(2004年)はまだ小学4年生でしたからね。長い年月が経ったもんですよ。
S:と言うことはFlash黄金時代を経験されてるんですね。
T:そうですね。よくFlashまとめサイトに出向いていたものです。
S:何をよく見てましたか?
T:一番見てたのが「楽しい~」系ですかね。あとはFlashゲームとか音楽系とか。中でも「DoRaeMoooon!!」は凄い衝撃的で、うちの姉がCDまで買ってましたね(笑)。
S:では、「Nightmare City」シリーズは当時なぜ見ていなかったんですか?
T:もう自分の中でFlashの熱が下火になっていて、別のブラウザゲームにハマり始めるという時期だったので、当時は見逃してました。今思うと「何であの時見てなかったんだろう」って。
S:その後はようつべも始まってFlash自体も下火になりましたしね。
T:Flash熱をまた帯び始めた時期があって、高校に入学する直前の春休みに「K」(ギコと八頭身のバージョン)をたまたまようつべで見つけたんですよ。そこから「あ、昔面白いFlashあったな」って発掘し始めたんです。そしてマイブームが去った後のFlashが続々と出てきました。
S:その時にこのシリーズを見つけたんですか?
T:いや、この時はまだ見つけていません。「もすかう」「トゥマシェリー」みたいな空耳Flashのインパクトが強すぎたんですかね(笑)。
S:いつまでも残るFlashっていつ見ても面白いですよね。
T:しかもそれが今となってはニコニコで、コメントで面白さを共有出来るんですからね。すごく共感を覚えます。
S:では、「Nightmare City」シリーズはいつ見つけたんですか?
T:ホントについ最近なんです。書き始める前日(7/30)で。ニコニコで「探してたあの動画」で検索してたらまったくの偶然で見つけました。
S:「出合いは偶然に」はまさにこのことですかね。
T:そうだと思います(笑)。



[表を支える裏設定]

S:あまり表舞台には出ていないけど、裏設定が多いですよね。
T:裏設定だけは豊富っていうクソゲーのような仕様ですけどね(笑)。
S:本名なんてギコくんとフサギコさんしか本編で出てないのに全員設定されてる。
T:なんか全員分設定しないと、設定してないキャラにどうも申し訳なくなるんですよね。それで全員分決めちゃいました。
S:「福生」ってすごい名字ですよね。
T:実は実在する市の名前だったりします(東京都西部)。もともと難読地名や漢字が好きで、この市の名前も知っていたんですが、フサギコの名前を決める時に「フサ」から連想して「あ、これあるじゃん」と思って付けてみました。
S:ギコくんとフサギコさんは名字が違いますよね。
T:同じ「福生」だとどちらもフサギコになるし、かといって「猫村」だとフサギコの特徴がなくなっちゃう。だから両親を離婚させて名字を分けたんです。高校生と大学生がルームシェアというのも何か不自然だし。
S:名前を決める時はどんな感じで決めてるんですか?
T:ほとんどその場のノリですね(笑)。当て字で決定することも多いです。良い例が毒男かな。物語にのめり込みながら書いていくので、設定とかは早めに決定します。
S:被験者No.も全員分ありますが?
T:数字は本当に適当です。最初の人を決めたらあとはもう連番という感じで。
S:AIの管理TDは?
T:名前から連想して、アルファベットはこうだなと。数字はこれまた適当ですけど(笑)、しぃだけは「4169」が頭から離れなかったのでそれにしました。
S:ギコくんが「無印」中盤で手にする剣ですが、あれアクアブレイカーって言うんですね。
T:某サイトで「ギコの剣はアクアブレイカー」という設定は二次創作共通の設定だって書いてあったので取り入れてみました。
S:あとは…「End Chapter」の最後の最後に出てくる女の子ですが、何かこの子にも設定とかあります?
T:マニアックなの来ましたね(笑)。そうですね、名前だけなら漠然とですがあります。
S:どんなのですか?
T:「田村志乃(たむらしの)」かな、と。昔うちの姉に下の名前が「しの(元は漢字)」という友人が居たんですが、姉がその友人を「しぃ」と呼んでいたのを思い出して。
S:そんなところにも元ネタがあるんですね(笑)。
T:随所に元ネタがあると思います(笑)。



[Flashとの違い]

S:これを読んでからFlashを見てみると、いくらか違うところが散見されますね。
T:そうですね。自分の書きたいように書きたかったので、所々Flashと違う場面もあるかもしれません。例えばChapter17で兄者がハッキングを始めると思うんですが、FlashではもともとPC自体がないんですよね。
S:Chapter24で僕らが八頭身を倒すんですけど、Flashでは僕は空手で倒したわけじゃないんですよね(笑)。
T:うすうすそうだとは思ってました(笑)。ただ、どうして倒せたのか分かりやすいように空手を習っている設定にしておいて、空手で倒させたんです。
S:…何かありがとうです(笑)。
T:あとは、終盤でみんなが集まってくると思うんですけど、Flashではそもそもそういう描写が一切無い。でも、「ああ、みんな無事なんだな」って思わせるために集まらせたんですよ。そんな感じでストーリーを改変したところは所々あります。
S:いわゆる「ご都合主義」的なところもありますよね。
T:モララーの戦闘能力値もそうですね。AIを黙らせるには作った研究者の鉄拳制裁も必要だってことで。



[続編・番外編]

S:「End Chapter」で終わっていないと言うことは、続編が出来るんですか?
T:多分作ると思います。やる気があればの話ですがね(笑)。
S:僕としては作ってもらいたいですね。登場人物として。
T:はたして続編にキミが出るのか、というところはまだ秘密です。
S:出してくださいよ(笑)。
T:…どうでしょう(笑)。
S:まあそれはさておき、時間軸としてはどのあたりになると思いますか?
T:数年後くらいか、それか少し前の話か。でも構想としては少し前の話になりますね。続編と言うよりは番外編的な。
S:被験者が来る前の作られている途中の街ですか。
T:多分そんな感じです。あまり多く語ると書く前にネタバレになりそうなのでこのあたりで止めておきましょう(笑)。
S:ちょっと楽しみになってきました。今日はありがとうございました。
T:ありがとうございました。こちらとしても頑張って書きたいと思います。



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最終更新:2012年08月06日 11:12