「
ABC」(すべて大文字)は
abcのルール・演出を踏襲し同じコンセプトで行われる、学生有志主催による社会人対象のオープン大会である。
概要
「
abc」の出場資格がそのまま「ABC」スタッフ資格(=出場の欠格)となるという
レギュレーションで行われ、「社会人版abc」「ラージabc」などとも呼ばれる。
firstの開催時期がルールが変更されるabc the eighthの前だったため、当初はabc the seventhまでのルールを踏襲して行われたが、
ABC the fourthでの10 hits combo Vの廃止や敗者復活のルール変更を経て、ABC the fifthで現行のabcと同様の構成となった(1Rの
ペーパークイズを除く)。
fifthの開催を以って大会の休止が一旦宣言されたが、2019年に3年ぶりにsixthが開催。
企画内容
全て
一問一答形式。またペーパー・敗者復活1st step以外は全て
早押しで行われる。
100問筆記クイズ。制限時間は20分。
問題は、番号が進むにつれて難化する。同点の場合は「1問目からの連続正解数→抽選」で判定
(7thでは
近似値クイズ→前半50問の得点)。
2R:連答つき5○2×クイズ ((12→5)×4)
ペーパー1位~4位(各組1位)は3○、5位~12位(各組2〜3位)は2○、13位~24位(各組4〜6位)は1○を持った状態からの5○2×。
連答は+2○。ただし、ABC the fifthのみ、連答ボーナスが廃止された。
3R:コース別「Number 10」 ((5→2)×4)
以下の4コースによる
コース別。行われる順番は、都度抽選で決定される。
出場者は会場内所定の場所に優先順位(2R勝ち抜け順→その中でのペーパー順)の高い順に整列。
形式が決定した後、10秒(5thまでは30秒)の間に参加するかどうかを決定し、参加する場合はネームプレートを掲げる。
プレートを掲げている者のうち優先順位の高い順に5名が参加。5名に満たない場合は掲げていない者のうち優先順位の低い順に補充。
4つのコースは共通して15分間限定で行われ、勝ち抜け2名が出ていない場合は形式ごとの基準により勝者を決める。
Freeze 10(8th~)
10問正解で勝ち抜け。
誤答はn回目の誤答でn問休み。
Swedish 10(4th~)
10問正解で勝ち抜け。
誤答の場合、そのときの正解数に応じて加算される×の数が異なる。
0○の場合は1×、1~2○の場合は2×、3~5○の場合は3×、6~9○の場合は4×が加算される。10×以上で失格。
敗者復活 Extra Round(敗者全体→1)
7th~
まず10問をまとめて読み上げる。
解答発表後、10問連続正解者が12名以下の場合は9問連続正解、8問連続正解と順番に正解者を確認していき、残り人数が12名を下回る最小の連続正解数時点をもって2nd Stepに移行する。
12名以上残っていれば11問目以降を出題する(最大20問目まで)。11問目以降は1問ずつ解答を発表し、残りが12名以下になった時点で2nd stepに移行。
2nd stepは6thまでと同じく5○1×の早押しクイズ。
4th~5th
2段階に分けて行う。
1st stepは15問の読み上げ筆記クイズを行い、正解者が勝ち残り不正解者は失格となる(復活者が出ない可能性もある)。
残りが12人以下になった時点で2nd stepの早押しクイズに移行。5問正解で敗者復活。誤答は1回で失格となる。
1st~3rd、6th
全体をいくつかの組に分け、別室で早押しクイズを開催し段階的に勝者を決定。誤答は全てのセットに於いて1回で失格。
勝ち残った者によりステージで最終ステップが行われ、規定の正解数を重ねた1人のみが準々決勝に進出する。
4R:4セット制タイムレース「Seven Two Zero」 (9→4)
4thまで実施。各セット3分限定の
タイムレース。
得点ルールは、1セット目が【
+1-1】、2セット目が【+1-2】、3セット目が【+2-1】、4セット目が【+2-2】。
(4thでは+2-2→+2-4→+3-2→+4-4)
それぞれのセットでトップの1人が勝ち抜け。最下位の1人が失格となる(ともに同点の場合は1○1×で決着)。
ポイントは全て以降のセットに持ち越しとなる。
準決勝
5th以降:3セット制タイムレース「Nine-Hundred」 (9→3)
各セット5分限定のタイムレース。
得点ルールは、1セット目が【+1-1】、2セット目が【+1-2】、3セット目が【+2-2】。
それぞれのセットでトップの1人が勝ち抜け。下位2人が失格となる(ボーダーで同点の場合は1○1×で決着)。
ポイントは全て以降のセットに持ち越しとなる。
1st~4th:abcゲートクイズ (4→2)
4人による
通過クイズ。4ポイントで通過席に行くことが出来る。通過席にいる状態で正解すれば勝ち抜け。ただし、他のプレイヤーに正解されたり、自分で誤答した場合は通過失敗。通常席に戻る。その際、1回目の通過失敗後は1ポイント、2回目後は2ポイント、3回目以降は3ポイントのアドバンテージを持つ。
誤答は1ポイント減点だが、0ポイントでの誤答は×が付き、3×で失格となる。
決勝
出場者1名につき2名まで「セコンド」を一緒にステージに上げさせることができる。セコンドは各セット終了ごとに20~30秒間サポートを行える。
5th以降:トリプルセブン(3→1)
セット獲得制の早押しクイズ。
各セット7問正解で1セット獲得となり、3セット先取。
誤答はセットごとにnセット目n回でそのセットの解答権を失う(1セット目7○1×、2セット目7○2×・・・7セット目7○7×)。
2名が解答権を失った場合は残る1名がそのセットを獲得する。
1st~4th:テニスクイズ (2→1)
セット獲得制の早押しクイズ。
4ポイント制で6セット先取。デュースの場合は2ポイント差がつくまで継続。誤答は相手のポイントとなる。
記録
大会名 |
開催日 |
会場 |
参加人数 |
優勝者 |
決勝進出者 |
ペーパー1位 |
ABC |
2010年2月14日 |
国立オリンピック記念青少年総合センター |
132人 |
古川洋平(宮城県) |
渡辺 匠(神奈川県) |
為季正幸(岡山県) |
ABC ~the second~ |
2011年12月23日 |
国立オリンピック記念青少年総合センター |
138人 |
渡辺 匠(神奈川県) |
古川洋平(東京都) |
為季正幸(岡山県) |
ABC ~the third~ |
2013年2月11日 |
国立オリンピック記念青少年総合センター |
148人 |
古川洋平(東京都) |
鳥居翔平(千葉県) |
山田晋也(東京都) |
ABC ~the fourth~ |
2014年3月8日 |
国立オリンピック記念青少年総合センター |
142人 |
渡辺 匠(神奈川県) |
鳥居翔平(千葉県) |
廣海 渉(京都府) |
ABC ~the fifth~ |
2016年2月21日 |
国立オリンピック記念青少年総合センター |
134人 |
鳥居翔平(千葉県) |
徳久倫康(東京都) 片岡桂太郎(東京都) |
田中健一(神奈川県) |
ABC ~the sixth~ |
2019年1月6日 |
小岩アーバンプラザ |
160人 |
鈴木淳之介(東京都) |
廣海渉(岡山県) 北村諒太(鹿児島県) |
原滉明(千葉県) |
ABC ~the seventh~ |
2021年10月9日 |
葛西区民館 |
174人 |
鈴木淳之介 |
加瀬主税 片山智 |
鈴木淳之介 |
ABC ~the eighth~ |
2023年11月12日 |
葛西区民館 |
194人 |
植木陽平 |
鈴木淳之介 加瀬主税 |
植木陽平 |
関連項目
最終更新:2024年03月28日 21:57