クインテットとどんどん関係なくなっているが、もう後戻り出来ないね…。
クインテット関連
アドル・クリスティン
赤毛のアドルと呼ばれる
元祖一級フラグ建築士 イースシリーズの主人公。
担当声優は草尾毅(OVA、7など)、梶裕貴(セルセタの樹海以降)。それ以外でも居るみたいだが…。
みんな集まれ!ファルコム学園では両者の共演が実現している。
イース7からデザインが代わり、セブンがヒットしたことからどんどん先鋭化している。
ゴーファイ!!
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アイドル・クリスティン
(副題の「About a rock star who was a swindler」は「詐欺師だったあるロックスターについて」という意味である。)
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クインテットがアーティスティックな作品を作り、セールスとしては伸び悩む結果になったのは、その前にイースを作っていたのが大きいかな。
アイドル的な扱いに嫌気がさし事務所を飛び出したアーティストのようである。
上の動画は、ビーイングに所属するWANDS(ワンズ)の楽曲で、B'zやZARDが所属し、90年代前半に一斉を風靡したビーイングに所属していた。
今作を最後に
ボーカル とギターが脱退するが、新たなメンバーを入れて活動を継続。
ドラゴンボールGTや遊戯王の主題歌を担当した後解散(解体)する。
イースシリーズ
日本ファルコムの看板シリーズであり、国産PCゲーム(特にRPG)を語るのに欠かせない存在。元がPCゲームであるため、多数の移植、リメイクがある。クインテットは1~3に関わったスタッフが独立して出来た経緯があり、同社を語る上でも欠かせない。
イース
1987年6月21日のPC8801版を皮切りに、多数の機種に移植された第一作。「今、RPGは優しさの時代へ。」をキャッチコピーに、誰でもクリアできる作品を目指した。元々は2をの内容も含んだ作品だったが、スケジュールの関係で2つに分けることに。
イースII
オリジナルは1988年4月22日に発売されたPC88版(PC-8801mkIISR以降)。前作を踏まえて副題(タイトルで表示)は『Ancient Ys Vanished The Final Chapter』(失われし古代王国 最終章)、キャッチコピーは「優しさから、感動へ。」となった。
イースIII
1,2からシステムが変更になったため賛否両論となった作品。この作品の完成後、一部スタッフが独立、クインテットを設立することになる。
クインテットの伝言板より
3は、ちょっとシステムを変えすぎて、ちょっと失敗したなあ…
などと言っていましたが。
でも、ちっちゃいキャラクタに芸の細かい演技パターンを持って、
生き生きと演技させたのは、この「3」が最初だったんですね。たしか。
3で採用したサイドビューのアクションはクインテット処女作のアクトレイザーに活かされている。
同様のシステム変更を行った作品として、ゼルダの伝説(トップビュー)→リンクの冒険(サイドビュー)がある。その後トップビューに戻るのも同じ。
イースIV
移植・リメイクが多数行われたシリーズの中でも、この4が一番複雑かもしれない。
『1・2』『3』のPCエンジン版を開発・発売したハドソンが4の制作を打診。ファルコム制作ラインが埋まっていたため、ファルコムが世界観だけを作ってゲーム制作をハドソンが担当したのが『イースIV The Dawn of Ys』で1993年12月22日発売。
ファルコムの原案を元にトンキンハウスが制作したのが『イースIV MASK OF THE SUN』で1993年11月19日発売。
こうした経緯から、当初はハドソン版がオリジナルのような扱いを受けたが、ファルコムの原典に近いトンキン版の要素が(シリーズの整合性を保つ意味で)多く引き継がれることになった。
2005年5月26日にタイトーから『イースIV MASK OF THE SUN -a new theory-』が発売。タイトルの通り、MASK OF THE SUNに新要素を加えたものである。
2012年9月27日にはPSVitaをプラットフォームに『イース セルセタの樹海』が発売。ファルコム自身による開発がようやく実現した。
イースV 失われた砂の都ケフィン
1995年12月29日にスーパーファミコン用ソフトとして発売。わずか3か月後(1996年3月22日)に光栄から『イース5エキスパート』が発売されている。
アドルの攻撃方法が伝統の体当たりから剣を振る(要は通常)タイプに変更となっている。これはオリジナルがコンシュマー機かつファルコム自身による開発だからであろう。
キャッチコピーは「最初で最後のイース」。ハード後期に(ライセンス提供ではなくオリジナルとして)参入したからこそのコピーといえる。今でこそPS寄りとみられるファルコムだが、看板タイトルのナンバリングを任天堂機に出す時代もあった。
エキスパートの販売経緯は未調査(決算に合わせるためとか?)。ファルコムとコーエーという完全版商法で揶揄されるPCメーカー夢のタッグが(どちらかというと悪い意味で)実現した。
イースVI
2003年9月27日にWindows(98/Me/2000/XP)対応ソフトとして発売。イースVI ナピシュテムの匣としてPS2とPSPに移植されている。
イース・オリジン
2006年12月21日Windows(98/Me/2000/XP)対応ソフトとして発売。
イースVII
2009年9月17日にPSPで発売。同じPSPをプラットフォームに『ナピシュテムの匣』(VIの移植版でコナミ発売)が出ているが、今作はファルコム自身の開発。
イースVIII -Lacrimosa of DANA-
2016年7月21日にPSVitaで発売。アドルの声優が草尾毅から梶裕貴に変更となっている。
イースIX -Monstrum NOX-
2019年9月26日にPS4発売予定。
一級フラグ建築士
コンピュータゲームやアニメにおいてやたらフラグを立てる人物のことを指す。
フラグ
フラグは旗や目印を意味するFlag(フラッグ)から派生したコンピュータ用語。若いゲーマーを中心に、現在では一般でも使われる。
「分岐点(ルート)に入った」ことをフラグが立ったというのだろうか。恋愛に限らず、死亡フラグなど様々なフラグがある。
死亡フラグの場合「この戦争が終わったら結婚する」というキャラが出てきた場合、「あっ、コイツ死ぬわ(=死亡フラグが立った)」定義することが出来る。
ただし、それをフラグと感じるかは受け手に委ねられている。前述の場合、戦争後結婚するとかいうキャラは大体死ぬ、というあるあるを視聴者が知っている必要がある。
フラグクラッシャー
フラグは立てるがことごとく壊したり、思わせぶりなフラグを無慈悲にぶち壊す者を指す。
死亡フラグの場合、死ぬと見せかけて死なないなど。死亡フラグがお馴染みになった結果、フラグクラッシャーも稀によく見る。
イースは、アドルがヒロインと結ばれるとシリーズが終わるので、一級フラグ建築士であると同時に一級フラグクラッシャーでもある。
シリーズを長く続ける手法としては昔からあるもので、ヒロインとは限らないが、007のボンドガールや男はつらいよのマドンナなど一種のお約束である。
攻略王ロイド
ファルコムにはもう一人、一級フラグ建築士が存在する。零の軌跡と碧の軌跡のロイド・バニングスである。
アドルとの違いは、アドルがシリーズを通してフラグを建てるが、ロイドは一作品でフラグを建てまくる。
これは両者が誕生する間(アドルが1987年、ロイドが2010年)にギャルゲー/美少女ゲームがヒット・定着した影響があると考える。
結果、ロイドは作中ほとんどの女性(たまに男性)とのフラグを建築することになった。爆発しろ。
しかし、ロイドも誰かと結ばれることはない、軌跡シリーズもゲームであり、誰と結ばれるかはユーザーが決めることだからである。
誰とでもフラグを建て、誰を攻略する彼を人は「攻略王ロイド」と呼ぶようになった。
そういえばテイルズにも攻略王と呼ばれるキャラが居たような…。
クインテット三部作
ソウル三部作とも。『ソウルブレイダー』『ガイア幻想紀』『天地創造』の3作品を指し、アクションRPGであることなどから、クインテットを語る際よく使われる。当時のゲーム雑誌等で使われたかは不明。
Amazonでどれか一つのページに入ると、「よく一緒に購入されている商品」として他の二作品を勧められる。
言ってしまえば後付けの三部作だが、「未完の三部作」(『天外魔境』や『エストポリス伝記』など)がある中、一応完結しているのは幸せかもしれない。
engadget - Remembering an underappreciated JRPG trilogy
クインテットビル
天地創造のネオトキオに登場するビル。昔のソフトにはよくあった、開発室というやつである。
その結末は痛烈な自虐に満ちており、ある意味クインテットの未来を暗示している。
ちなみに、スクウェア・エニックスが03年~12年まで入居していたビルの名称は、新宿文化
クイントビル である。
施主が5事業者だからつけられたとか。
ここではゲーム中に登場するセリフと、ゲーム雑誌のスタッフコメントを紹介しようと思う。
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社長室
橋本昌哉(復興演出)
これぞクインテットゲーとでも言いましょうか。『天地創造』はクインテットの集大成だから、楽しみに待っててね。
きかく課
宮崎友好(ゲームデザイン)
考えているうち、いつのまにやら超大作のゲームになってしまいました。RPGのアクションという新しい感覚をじっくりと味わってください。
竹林令子(企画)
例によって例のごとく、変なイベントばっかりに力が入ってしまって肩コリ状態です。街のイベントはおもしろいので、堪能してくださいね。
鶴 剛史(企画)
竹林と同じで、私も街のイベントには力が入りました。とくに町のダンジョンはおもしろいですよ。みなさん、キャラクターの多彩な動きをたっぷりと楽しんでください。
サウンド課
曳地正則(作曲)
なんかおもしろい音になったと思います。ゲームの雰囲気を大切にしたら、自然とそうなったという感じです。
小林美代子(作曲)
壮大な世界観をサウンドで表現しました。『天地創造』らしい音を、みなさんに感じてもらえたらと思います。
グラフィック課
菅谷一輝(グラフィック)
ミニゲームの大食い競争で活躍するアークは、グルメな主人公なのだ。自分の舌には正直で、まずいものを食べたらゲロまではいしゃうんだ。
山田俊昭(グラフィック)
気味の悪いダンジョンをたくさん作りました。いやがらずに見ておくれ。雰囲気満点だから……。
鈴木美保子(グラフィック)
背景の制作は若葉マークの私ですが、自分なりにがんばってみました。自分でいうのもなんですけど、『天地創造』はとてもいい出来ですよ。
ひみつの研究室
一人しか居ないので、橋本竜生(社長の弟)さんで決まり。
時計の隣に、ゲーム雑誌の写真にはない「努力」という掛け軸がある。
ゲーム内
ようこそ 私の研究室へ。
天地創造の 美しい復興シーンは ここで 作られたんです。
でも ひとりで さびしいので 我こそは・・・と思う人は 手伝いに きてくださいよ!
ゲーム雑誌
総務課
ゲーム内
ゲーム内には3人居るが、雑誌にコメントしてるのは2人。S木さんが後から来たのだろう。
プライムブルーの隣りにいる男性(プライムブルーを取ろうとする)
あーっ! やめてくださいっ! それは クイズの賞品ですよっ! オレ おこられちゃいますっ!
(話しかける)
新人の S木です。 きかく課の こわいおねーさんが ここに 遊びに来る人に クイズを出せって言うんです。
新人は いろいろと 雑用をやらされて つらいッス。 うううう・・・。
(ここからクインテットをお題にしたクイズが始まる)
男性
おらぁ! みんな! 来月から 週休2日になるから がんばって はたらけーっ!
男性
新人の S中です。 今はぁ こんなことしてますが そのうち ビッグになりますよ!
ゲーム雑誌
高戸一哲(マップデザインサポート)
はちゃめちゃやってプロデューサーをハゲさせたのがこの『天地創造』だ!!
杉中直人(マップデザインサポート)
プレーすると、世界旅行気分が味わえます。シドニーに行けば、コアラが。
開発課(ゲーム雑誌では「開発室」)
3人が登場する。
ゲーム内
女性
み・みなさん おぼえてますか? 私 ついに女性ぷろぐらまーとして でびゅーしたんです! うるるん。
ペンギン
ボクは プログラマーペンギン K(仮名)だペン。 少し 人間にちかづいたペン。
男性
はやく 週休2日にしてー! これじゃ 学校の先生の方が 休み多いんじゃないかな? ふうっ
ゲーム雑誌
北ノ原 昭(プログラム)
画面効果や演出などを、凝りに凝ったつもりです。怪しさいっぱいのゲームですから、みなさんどうぞ期待して待っててくださいね。
北 茂美(プログラム)
そろそろ容量が足りなくなりそうなんで、その調整でてんてこまいです。32メガってあんがい少ないなあって感じているところです。
鶴野めぐみ(プログラム)
『天地創造』にはいくつかのミニゲームが入っているので、ハマってください。どれもがおもしろくって、きっとみんな興奮しますよ。
発明BOYカニパン
テレビ東京系列で放送されたSFロボットアニメ。
出典不明ながら、元々はセガサターン用ゲームソフトとして企画されたとWikipediaにはある。
ドリームキャストで発売されたゲーム版には、宮崎氏や竹林氏がクレジットされており、程度はともかく、クインテットと関係があるのは明らか。
全31話放送後、超発明BOYカニパンへ引き継がれた。
(オープニング「恋してはじめて知った君」歌・BAAD)
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(エンディング「O・K!」歌・XL)
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参考
Kanipan DB 2006
超発明BOYカニパン
『発明BOYカニパン』の続編として、カニパン終了後から継続して放送されたアニメ。
全21話で、前作と合わせて52話(4クール)。ゲーム版はこちらのタイトルが採用されている。
主人公カニパンの声は、後にうずまきナルト(NARUTO)や円堂守(イナズマイレブン)を担当する竹内順子。
女性が少年役を演じることに敷居の高さを感じていた彼女が、少年役を演じる取っ掛かりとなったのがカニパンだとか(
参考 )。
ゲーム版システムやアイテムは、スラップスティック共通する部分があり、クインテットが関与しているとされている(
参考 )。
(オープニング「LOVE LOVE Phantasy」歌・Whoops!!(ウープス!!、樋口智恵子と坂本真綾の企画ユニット))
(一見するとノリの良いアニソンだが、歌詞は中々アレである)
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(エンディング「いつか」歌・Whoops!!)
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カニパン Web Site Kanipan(インターネットアーカイブ)
天地創造 クリエイティブサウンドトラック
天地創造のサウンドトラックで、定価は2800円だが10倍近いプレミアが付いている。
オーケストラバージョンがいくつか収録されているが、その代わり未収録になった曲もある。完全版の発売を願う。
私が高岡さんに聞いた所では、天地の音楽は元々高岡さんが作っていて途中で曳地さんが合流したとのこと。
Wikipediaの記事
定価の10倍とはインド象もびっくりである
日陰者
イースを作る時、制作者が口にしていたという言葉。誰にでもクリア出来る難易度設定や半キャラずらし(楽だから)が生まれた背景。この時「日向者」にあたるのは、同じファルコムでヒット作を連発していた木屋善夫氏。
言葉だけ見ると自虐的だが、その裏には雑草魂のような反骨心があったはず。
Wikipediaのイースの項目について(1)
創造と破壊
クインテットの作品に一貫して流れているテーマ。
特にクインテット三部作は創造と破壊がテーマと思っているユーザーは多い(Wikipediaでも書かれてるし)。
宮崎友好氏は「破壊と創造」と言っていたが、語呂の関係か天地創造のCMでは「創造と破壊」とナレーションされている。
一方で宮崎氏は「二面性」というテーマも掲げており、創造と破壊というのはその一つの側面に過ぎないのではないかと思うことも。
二面性
シナリオ担当の宮崎氏がテーマとしていた題材。
某年10月31日の伝言板には「言葉の2面性」として以下の投稿があった
(投稿者は「管理人」)。
言葉の力… ほんとそうです。
表情の見えないネットワークコミュニケーションって怖いですもんね。
人は相手を映す鏡っていう言葉もあるし、
「笑う角には福きたる(注・原文ママ)」っていうコトワザは真理なのかも。
言葉の2面性、次回作に取り入れられたらいいなあと思います。
例えば、お腹が空いた子供がおやつを食べようとしていたとします。
そんな子供にお母さんが
「晩御飯もうすぐだからね、今日のは美味しいから楽しみにしてなさい。」
って言うと、表向きは何気ない親子の会話だけど、
実は、言葉の裏側で、
「あんたは、いつもおやつを食べ過ぎてご飯食べられなくなるんだから、
ちょっとは我慢ってことを知りなさいよっ!」
という意味になる…
そういう面白さが入れられたら、更に面白くなりますもんね。
ゲームのビジュアル的な表現力は、十分に上がってきているわけだし、
今後、もっともっと凝ったシナリオ表現を取り入れていきたいものです。
ボヌール永山
クインテットが入居していたビル…ではなくマンション。
小田急と京王の永山駅から歩道橋で直通しており、駅からのアクセスは非常に良い。
神奈川県川崎市から東京都多摩市への移転となったが、駅としては2駅しか離れていない。
フライト・ユニットの安堂氏によれば、クインテットは2部屋借りていたらしく、喫煙者か否かで部屋を分けていたようだ
Tweet 。
岩井建設 建築作品集-ボヌール永山
とある不動産サイトによると、家賃8.1万。「店舗事務所として最適」というコメントも。
永山健康ランド 竹取の湯
永山駅近くにある健康ランドで、複合施設を数多く手がける
ヒューマックスグループ が運営している。
多摩市に移転したクインテットのすぐ近くにあり、マジカル封神を開発した米田喬氏は、ここの仮眠室で3週間過ごしたとか。
2019年現在も存在。
筆者も訪れたが、仮眠室はネットカフェのリクライニングシートレベルと追加料金で個室風の2種類があった。
3週間過ごすのは酷な気もするが、中々出来ない経験であると思う。
公式サイト
マジカル封神 開発エピソード
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ハードウェア
ソフトウェアを動かす「箱」で「ハード」と呼ばれる。
CPU、ハードディスク、メモリなど、ゲームを動かすのに必要な機械・部品が搭載されている。
ソフトウェア
ハードウェアの「箱」に対して「中身」で「ソフト」と呼ばれる。
「ハードというのはどうしても遊びたい『ソフト』を遊ぶために しかたなく買ってもらう箱なんだ」(元任天堂社長 山内溥)
というように、ハードが普及するかはソフトウェアにかかっている。
そのため、ハードを赤字覚悟で売ってソフトで稼ぐ手法が主流である。
アーケードゲーム
業務用のゲーム機。ゲームセンターなどに置かれ、コインをいっこいれてプレイする。
ビデオゲームの元祖『PONG』や日本で一大ブームを巻き起こした『スペースインベーダー』など、ゲームの歴史はアーケードから始まったと言ってよい。
PCゲームも家庭用ゲームもアーケードゲームをどれだけ再現できるかが訴求ポイントだった。
クインテットがエニックスの次に組んだセガはアーケードゲームと縁が深いメーカーである。
他にアーケード出身といえるメーカーは、ナムコやタイトーにコナミ、カプコンもそうかな。
任天堂もアーケードゲーム出身といえるが、突如撤退したため、あまり面影がない。
パチンコ・パチスロ
ゲーマーには嫌われることも多いジャンル、業界だが、ゲーム会社とは切っても切れぬ関係にある。
宮崎氏が後に代表を務めた「ギガ・ファクトリ」では「Web Pachi」なるオンラインホールの開発を行っていた。
パソコンゲーム
パソコン(PC)上で動くゲームのこと。
日本ではゲームに特化し低価格だった家庭用ゲーム機に人気が集まったため、ややマニアックな印象になった。
クインテットスタッフが所属してた日本ファルコムは長年PCをメインにゲームを作っていた。
エロゲーだともっとあるが、一般向けで長年頑張ったのはファルコムとコーエーくらい。
やたら豪華版や完全版を作りたがる印象。元がマニアックな市場故か。
エニックスやスクウェア、ハドソンなどもPCゲームの制作から家庭用にシフトした会社である。
国産PC
マイクロソフトのWindowsが登場する前に普及していた、国内メーカーのパソコン。
御三家
国内PCのうち高いシェアを誇っていた3社は御三家と呼ばれた。NEC、シャープ、富士通である。
イースシリーズの移植も、この御三家には大体行われている。
MSX
御三家との競争に破れたメーカーは、マイクロソフトとアスキーが提唱した共通規格、MSXに参入した。
いわゆるホビーパソコンと言われる存在で、ゲームができる安価なコンピュータとして一定数普及した。
コナミが積極的にソフトを販売していた他、イース、ファイナルファンタジー、ドラゴンクエストも発売された。
オンラインゲーム
インターネットが普及してから登場したゲーム。インターネットを通じて離れた人と交流できるのが特徴。
MMORPG
マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲームの略で「大規模多人数同時参加型オンラインRPG」のことである(疲れた)。
ファイナルファンタジー11や14、ドラゴンクエスト10もMMORPGに該当する。
両者はパッケージを購入する「基本有料」型だが、このタイプはむしろ珍しい。
成功すれば課金により安定した収益が見込めるジャンルであり、今のスクエニに欠かせない存在といえる。
家庭用ゲーム機
専門店(ゲームセンター)でしかプレイできないアーケードゲームに対して、ハードを購入したら家でプレイできるゲーム機。
初期費用はアーケードゲームよりかかるが、"購入者の目に狂いがなければ"長く遊べることが多い。
据え置き型ゲーム機
テレビに接続して遊ぶ家庭用ゲーム機。
アーケードゲームを凌ぐ勢いで成長を遂げ、RPGはじっくり遊ぶ据え置き型に適していたことから、花形であった。
携帯型ゲーム機
据え置き型ゲーム機の機能をを手のひらサイズに落とし込み持ち運べるようにしたもの。
携帯化という技術が求められるため、登場は据え置き型ゲーム機よりあと。
気軽に遊べる作品や、(開発費が低いので)アイディア重視の作品が多い。
NintendoDS以降、日本市場では携帯ゲーム機が主流となった。据え置き型と携帯ゲーム機をドッキングさせたSwitchのアーキテクチャ(設計)は携帯ゲーム機寄りである。
携帯電話
文字通り携帯できる電話で、携帯、ケータイと略される。まぁ、他に略しようもないし…。
最初は電話だけの機能だったが、ハードの進化によってゲームも出来るようになった(ゲームアプリと呼ばれる)。
現在ではスマートフォンの対義語として、いわゆる「ガラケー」を指すことも。
ガラケー時代のゲームアプリは、かつての携帯ゲーム機と同じく、サブの存在だった。
往年の名作リメイクも行われ、その中にアクトレイザーもあった。
スマートフォン
PCとケータイを組み合わせたような、携帯電話の新しい形。折りたたみできず、タッチパネルで操作するのが基本。
BlackBerryやWindowsMobileなどがあったが、iPhoneの大ヒットで急速に普及した。
今や必需品で子どもにもいつか買い与える存在。
つまりハードが子供にとってはタダで手に入るので、ゲーム業界の新たな市場になっている。
スマホゲー
スマートフォンで遊べるゲーム。あえてこの言葉を使う場合、ソシャゲではないことが多い。
基本無料多いスマホゲームのなかで、スクエニは「売り切り型」として移植リメイクを多数手がける。
タッチ操作とのすり合わせが課題で、スクエニのような会社はむしろ少数派。
ソーシャルゲーム(ソシャゲ)
ソーシャルとはソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の略で、TwitterやFacebook、Instagramなどのことである。
なのでソーシャルゲームはSNSから生まれたゲームであるが、この時期のSNSはガラケーのGREEやモバゲーであった。
この初期のソシャゲが「基本無料」「アイテム課金」を謳ったため、スマホが主流になった今も、ソシャゲといえば基本無料のイメージが強い。
基本無料なので、いわゆる「ガチャ」回したさで利益を獲得する。ソシャゲのことをガチャということも。
家庭用ゲーム機最大のライバルと言われたこともあったが、基本別物と考えた方がいい。
ゲームジャンル
アクションゲーム
ゲームジャンルの一つで、ACTと略されることも。最初期のゲームはどれもアクションゲームと定義でき、全てのゲームの元祖といえる。
世界で一番売れた『スーパーマリオブラザーズ』もこのジャンルに属する。
アドベンチャーゲーム
画像やテキストを中心に展開されるアクション要素の少ないゲーム(意外と定義が難しい)。
『ポートーピア連続殺人事件』などの堀井ミステリー三部作がこれに該当する。
動きが少なくテキスト表示が活かせるので、PCから発展したジャンル。
ロールプレイングゲーム
直訳すれば役割を演ずるゲームだが、それら古典的作品はテーブルトークRPGと呼ばれる。
一般的にイメージするのは、ドラクエ、FFのような戦闘と成長要素だろう。
アドベンチャーゲームと同様PCから発展し家庭用で開花したジャンル。
日本で独自に発展したRPGはJRPGと呼ばれる。
アクションロールプレイングゲーム
アクションとロールプレイング(RPG)を組み合わせたゲームジャンルで、イースシリーズや、クインテット三部作がこれに該当する。略称はARPGなど。
アクションのレスポンスとRPGのユーザーに合わせた難易度設定という、両ジャンルのいい所を存分に堪能出来る。もちろん作品の出来次第だが。
アクションアドベンチャーゲーム
アクションとアドベンチャーを組み合わせたゲームジャンル。有名どころだとゼルダの伝説とか。
ARPGと似ているが、一番の違いはレベルという概念がないところ。『聖剣伝説4』のようにアクションRPGからアクションADVへ(認知が少ないまま)変更し、大顰蹙を買った例もある。
キャラクターゲーム
キャラゲーとも略される、ゲームの一ジャンル。漫画やアニメが原作の作品をゲーム化する際に使われる。
漫画やアニメが連載・放送中にリリースされることが多く、高いセールスを記録することもある反面、制作に時間をかけることができないため、当たり外れが大きい。
後期(本社移転後)のクインテットは、犬夜叉やBLEACHのキャラゲーを手掛けていた。宮崎氏の手腕を考慮してか、両作ともジャンルはRPGとなっている。
その他
Wiki(ウィキ)
不特定多数のユーザーが共同してウェブブラウザから直接コンテンツを編集するウェブサイト(Wikipediaより)。
どこかでWikiはウェブサイトとは違うと思っていたが、ちゃんとウェブサイトなんだな。
編集者が私一人なだけで 。
色々なサービスがあるが、この
アットウィキ は初心者でも使いやすいと思う。
Wikipediaの略称として使われることもあるが、混同するので本来は避けるべき。
Wikiって略すな
Wikipedia(ウィキペディア)
Wikiを使った誰でも編集可能なフリー百科事典。アカウント作成した方が何かといい。
知りたがりな自分にとって、適当な話題であっても何らかの情報をくれるのはありがたい存在。
フリーゆえ問題が多いのも事実。
クインテットで言うなら
「晩年はクレジット無しの開発下請けを行なっていた」 と書いてあったことであろう。
正しくは「晩年開発したソフトがあった場合も、公式ページが更新されることはなかった」である。
クインテットの記事に入居していたマンションの写真を追加したのは私だ。
Wikipediaのリンク
クインテット
橋本昌哉
宮崎友好
Youtube(ユーチューブ)
VIDEO
世界最大の動画配信サービス。ぅゎょぅっヘ゛っょぃ
Youは「あなた」、Tubeは「ブラウン管(テレビ)」という意味。
スタートアップ企業からスタートし、その後Googleが買収。
最近までこのWikiにYouTubeを貼る方法を知らなかったため、随分殺風景だった。
やっぱりムービーは映えるね!それに頼り切っちゃダメだけどね!!
最終更新:2019年12月07日 21:25