邪推SS/ギマ(SC57~SC146)
※ラーの即位以降イベントが無いので御雷の設定を元に妄想しています。
ギマはSC57年、セントラル恒星系・惑星ハーゲンに商人の子として生まれる。
父親は運送業者を営んでおり、後継者となるギマに英才教育を施していた。
その甲斐あって、大変優秀な青年に育ったギマだが、
家業は、何処までも「一律、金5000」と言う破格のサービスを始めた民間業者に押され、
遂には破産してしまう。
父親は運送業者を営んでおり、後継者となるギマに英才教育を施していた。
その甲斐あって、大変優秀な青年に育ったギマだが、
家業は、何処までも「一律、金5000」と言う破格のサービスを始めた民間業者に押され、
遂には破産してしまう。
路頭に迷う家族を救うべく軍属の道を選んだギマだが、彼にはこだわりがあった。
それは、自らの才能を正当に評価し、それ相応の待遇をしてくれる覇王に仕えると言うものである。
当時、戦乱が始まったばかりで、深刻な人員不足から、軍属を目指す人物が多く、
各国の覇王も人材確保の為、先を争うようにして、その様な人物を雇用していた。
実際、当時は花形職業であり、生活を保障されていたのだが、
当然、凡庸な人物が多く、階級も年功序列(と言っても、功績を挙げたらの話)であり、
商人として英才教育を受けていたギマには、実力、才能に関係なく雇われ、
無能な人物の下で働くと言うことに我慢できなかった。
それは、自らの才能を正当に評価し、それ相応の待遇をしてくれる覇王に仕えると言うものである。
当時、戦乱が始まったばかりで、深刻な人員不足から、軍属を目指す人物が多く、
各国の覇王も人材確保の為、先を争うようにして、その様な人物を雇用していた。
実際、当時は花形職業であり、生活を保障されていたのだが、
当然、凡庸な人物が多く、階級も年功序列(と言っても、功績を挙げたらの話)であり、
商人として英才教育を受けていたギマには、実力、才能に関係なく雇われ、
無能な人物の下で働くと言うことに我慢できなかった。
だが、彼の才能を評価し、認めた人物が現れる。地元ハーゲンの覇王アドルセムの后シズエである。
彼の驚異的な頭脳を見たシズエは夫アドルセムに彼を推挙。優秀な軍師となる若者を探していたアドルセムは、
分4位と言う20代の若者には高すぎる階級を提示、これに感服したギマはアドルセムの元に仕官し
若干、22歳で軍師として仕えることとなった。
彼の驚異的な頭脳を見たシズエは夫アドルセムに彼を推挙。優秀な軍師となる若者を探していたアドルセムは、
分4位と言う20代の若者には高すぎる階級を提示、これに感服したギマはアドルセムの元に仕官し
若干、22歳で軍師として仕えることとなった。
ギマは、まず豊かなハーゲンのライフライン整備に励み、それが完了した後は、更に豊かな惑星ゼファーの
攻略を考えていた。だが、仕官前には解らなかったことも解ってくる。
覇王アドルセムはハーゲンでの武装中立を考えており、銀河制覇所か、セントラル制覇も眼中に無かった。
彼が欲したのは、祖国を守ってくれる軍師であり、銀河制覇の手助けをしてくれる軍師ではなかった。
当然、ギマには寝耳に水であり、事ある事にゼファー攻略を進言するも、アドルセムは聞き入れなかった。
数年後、双子の王子エンデミオンとランデミオンが産まれると、これに拍車がかかり、
遂には、軍師であるにも関わらず、面会できないと言う事態に陥る。
攻略を考えていた。だが、仕官前には解らなかったことも解ってくる。
覇王アドルセムはハーゲンでの武装中立を考えており、銀河制覇所か、セントラル制覇も眼中に無かった。
彼が欲したのは、祖国を守ってくれる軍師であり、銀河制覇の手助けをしてくれる軍師ではなかった。
当然、ギマには寝耳に水であり、事ある事にゼファー攻略を進言するも、アドルセムは聞き入れなかった。
数年後、双子の王子エンデミオンとランデミオンが産まれると、これに拍車がかかり、
遂には、軍師であるにも関わらず、面会できないと言う事態に陥る。
推挙してくれた后シズエの手前、黙っていたギマだが遂に堪忍袋の尾が切れ、
病気を理由に自宅に篭ってしまう(彼を疎んじるようになったアドルセムは特に咎めることはしなかった)。
鬱々と過ごしていた彼の元にアジェから亡命を求める使者が訪れる。
アジェはアドルセムのときと同じ待遇を用意(だが、礼儀として1階級昇進)。
すでにアドルセムに愛想を尽かしていたギマは、これに応じマイスへ亡命した(ハーゲンの幹部たちは何とか
ギマを手放さぬようアドルセムに進言したが、王子にべったりのアドルセムは無視を決め込んだ)。
病気を理由に自宅に篭ってしまう(彼を疎んじるようになったアドルセムは特に咎めることはしなかった)。
鬱々と過ごしていた彼の元にアジェから亡命を求める使者が訪れる。
アジェはアドルセムのときと同じ待遇を用意(だが、礼儀として1階級昇進)。
すでにアドルセムに愛想を尽かしていたギマは、これに応じマイスへ亡命した(ハーゲンの幹部たちは何とか
ギマを手放さぬようアドルセムに進言したが、王子にべったりのアドルセムは無視を決め込んだ)。
マイスへ亡命したギマは覇王アジェに惑星ゼファーの攻略を進言。当時、ザクソンの攻略を目指していた
アジェだが、ザクソンより惑星の肥えたゼファーを占領し、立て直してからザクソンを攻略するべきとの
ギマの意見を聞き、これを聞き入れエーエス、マイアを筆頭にツキリを滅ぼし、ゼファーを併合した。
アジェだが、ザクソンより惑星の肥えたゼファーを占領し、立て直してからザクソンを攻略するべきとの
ギマの意見を聞き、これを聞き入れエーエス、マイアを筆頭にツキリを滅ぼし、ゼファーを併合した。
だが、このゼファー攻略を恨めしく思っている人物が居た。悪名高きアジェの軍師でゼファー攻略軍を
指揮していたエーエスである。
まず近隣の惑星から制圧するべきとして、当初はザクソン攻略を指揮していた彼だが、アキに先を越され、
また、新参者のギマにも先を越された為、ギマが昇進して自らの身分を危うくすると考えていた。
その為、アジェに「彼はアドルセムと通じており、マイスから遠いゼファーを占領することで補給路を伸ばし、
アドルセム軍を招き入れるつもりだ」と盛んに謀略を掛けていた。アジェはこれを退けたものの
昇進を決める分将会議でエーエスが拒否権を乱発した為、ギマは昇進できなかった。
評価されることに拘るギマだが、昇進にはそれ程興味を示さず、エーエスの謀略も基本的に無視していた。
指揮していたエーエスである。
まず近隣の惑星から制圧するべきとして、当初はザクソン攻略を指揮していた彼だが、アキに先を越され、
また、新参者のギマにも先を越された為、ギマが昇進して自らの身分を危うくすると考えていた。
その為、アジェに「彼はアドルセムと通じており、マイスから遠いゼファーを占領することで補給路を伸ばし、
アドルセム軍を招き入れるつもりだ」と盛んに謀略を掛けていた。アジェはこれを退けたものの
昇進を決める分将会議でエーエスが拒否権を乱発した為、ギマは昇進できなかった。
評価されることに拘るギマだが、昇進にはそれ程興味を示さず、エーエスの謀略も基本的に無視していた。
時が流れ、商業惑星の支援を受けたアキ軍がマイスに迫り、降服か、徹底抗戦かと重い空気が流れる中、
徹底抗戦を訴えるエーエスと、恭順を訴えるギマとで対立が進み、会議の場で「ギマがマイスの足元、
ザクソンを無視して遠いゼファーを攻略したこととで、消耗を招きこの様な事態を招いた。彼の権限は
身分不相応であり、責任を取って降格するべきではないか!?」とエーエスがギマに詰め寄る。
するとギマが「アキ軍は商業惑星の後押しを受けている。この様な状況下でザクソンを攻略すれば今以上に消耗し、
マイスの維持さえおぼつかない。何よりザクソン攻略に10年以上掛かり、軟弱なアディスのうちに制圧できなかった
エーエス殿こそ身分不相応以前に能力が不相応であり、責任を取るべきではないか?」と返した。
事実、今のマイスが危機に陥ったのはアディスを下せず10年以上も無駄に消耗戦をしたエーエスの責任であり、
逆にゼファーは、マイスに毎回本国以上の税収を齎しており、今のマイスが維持できているのも、ギマのお陰である。
だがアジェは非常事態であるため、エーエスを降格しなかった。
徹底抗戦を訴えるエーエスと、恭順を訴えるギマとで対立が進み、会議の場で「ギマがマイスの足元、
ザクソンを無視して遠いゼファーを攻略したこととで、消耗を招きこの様な事態を招いた。彼の権限は
身分不相応であり、責任を取って降格するべきではないか!?」とエーエスがギマに詰め寄る。
するとギマが「アキ軍は商業惑星の後押しを受けている。この様な状況下でザクソンを攻略すれば今以上に消耗し、
マイスの維持さえおぼつかない。何よりザクソン攻略に10年以上掛かり、軟弱なアディスのうちに制圧できなかった
エーエス殿こそ身分不相応以前に能力が不相応であり、責任を取るべきではないか?」と返した。
事実、今のマイスが危機に陥ったのはアディスを下せず10年以上も無駄に消耗戦をしたエーエスの責任であり、
逆にゼファーは、マイスに毎回本国以上の税収を齎しており、今のマイスが維持できているのも、ギマのお陰である。
だがアジェは非常事態であるため、エーエスを降格しなかった。
その為、徹底抗戦派のエーエスが実験を握り、結果、情勢を読めなかった為アジェは戦死し、
帝国を滅亡させてしまう。
帝国を滅亡させてしまう。
アキ治世下に入ったマイスでも以前と同じ待遇を約束されたギマだが、エーエスのある言葉に耳を疑う。
それはアキがマイス視察に訪れた時、エーエスがアキに「アジェは能力が無かった上に、血気盛んな若造の
口車に乗って国を滅亡させた愚君である。私は降服を進めたがダメだった」と涙ながら(嘘泣き)に訴えたのである。
血気盛んな若造とは明らかにギマであり、逆に徹底抗戦を訴えたのはエーエスであり、降服を勧めたのはギマである。
それだけなら、ボンクラの言うことと聞き流したであろうギマだが、かつての主君アジェを愚君呼ばわりした彼に
激しい怒りを覚え、アキの前に現れ「貴様は、アジェ様のお陰で分将になれたのだ。そのアジェ様が愚君と言うのなら
その愚君に取り立てられたお前のほうが、もっと愚かであろう」と吐き捨てた。
エーエスは笑いながらアキを車へ誘導しようとするが、アキは彼の腕を払いのけ、ギマの前に歩み寄ると
「貴殿の忠義、真に感激した。主君を殺した私が憎かろう。許してもらえるとは思わないが、せめてもの罪滅ぼしに
マイスの国民を幸せにする事を約束しよう。何より、この戦乱の裏には黒い影がある。平和をかき消すその影を
取り除く為にも願わくば、貴殿の力・忠義、私に貸してはくれぬか?」と
膝を突いたのである。内心、商業惑星の力を借りたアキを見下していたギマだが、これを聞いて考えを改め、
アキ様こそ自分の能力を正当に評価し、銀河に安定を齎す人だと彼の下で働くことを決める。
(以降のエーエスの末路は>>435で述べられたとおりである)。
それはアキがマイス視察に訪れた時、エーエスがアキに「アジェは能力が無かった上に、血気盛んな若造の
口車に乗って国を滅亡させた愚君である。私は降服を進めたがダメだった」と涙ながら(嘘泣き)に訴えたのである。
血気盛んな若造とは明らかにギマであり、逆に徹底抗戦を訴えたのはエーエスであり、降服を勧めたのはギマである。
それだけなら、ボンクラの言うことと聞き流したであろうギマだが、かつての主君アジェを愚君呼ばわりした彼に
激しい怒りを覚え、アキの前に現れ「貴様は、アジェ様のお陰で分将になれたのだ。そのアジェ様が愚君と言うのなら
その愚君に取り立てられたお前のほうが、もっと愚かであろう」と吐き捨てた。
エーエスは笑いながらアキを車へ誘導しようとするが、アキは彼の腕を払いのけ、ギマの前に歩み寄ると
「貴殿の忠義、真に感激した。主君を殺した私が憎かろう。許してもらえるとは思わないが、せめてもの罪滅ぼしに
マイスの国民を幸せにする事を約束しよう。何より、この戦乱の裏には黒い影がある。平和をかき消すその影を
取り除く為にも願わくば、貴殿の力・忠義、私に貸してはくれぬか?」と
膝を突いたのである。内心、商業惑星の力を借りたアキを見下していたギマだが、これを聞いて考えを改め、
アキ様こそ自分の能力を正当に評価し、銀河に安定を齎す人だと彼の下で働くことを決める。
(以降のエーエスの末路は>>435で述べられたとおりである)。
マイス、ゼファーを平定し、残るはハーゲンのアドルセムのみになったアキ軍だが、
降服勧告か武力併合かで文武官で意見が分かれていた。降服勧告派が多数を占めた文官のなかで
唯一、ギマのみが武力併合を進言したのである。
彼に言わせれば「一度は、降服勧告をしてみましょう。それに応じないようであれば、平和国、温和な君主の
仮面を被った先の見通せない本当の愚君である」と切り捨てたのである。
降服勧告か武力併合かで文武官で意見が分かれていた。降服勧告派が多数を占めた文官のなかで
唯一、ギマのみが武力併合を進言したのである。
彼に言わせれば「一度は、降服勧告をしてみましょう。それに応じないようであれば、平和国、温和な君主の
仮面を被った先の見通せない本当の愚君である」と切り捨てたのである。
そして、ギマの進言どおり降服を勧めるも、これには応じずバーゲンは武力制圧され
アドルセムは捕らえられるも自害して果てた。
その際にこんなエピソードが伝えられる。ギマと戦場で再開したアドルセムは彼に対し「不忠者。余を裏切って
他の君主に仕え、故郷に攻め入るとは人の風上にもおけぬ」と言い、対してギマは「不忠者と仰いますが、
富国強兵を進言したにも関わらず、これを聞き入れずに怠った貴方様の責任でございましょう。
もし、進言を聞き入れ富国強兵を行っていればこの様な事態にはなりませんでした」と返した。
また「アキは平和だ、中立だと言って他国に攻め入っておる。それこそ平和を侵しておると解らぬか?」との問いには
「アキ様は平和を守るためには、力が必要だとわかっておられます。それに気付かないで、ハーゲンに戦火を招き
戦費調達のために国民に苦しみを強いている貴方様こそ平和を侵しておられます」と返したと伝えられる。
だが、ハーゲンが攻略された時、ギマはマイス勤務だったと言われている為、創作の可能性も高い。
アドルセムは捕らえられるも自害して果てた。
その際にこんなエピソードが伝えられる。ギマと戦場で再開したアドルセムは彼に対し「不忠者。余を裏切って
他の君主に仕え、故郷に攻め入るとは人の風上にもおけぬ」と言い、対してギマは「不忠者と仰いますが、
富国強兵を進言したにも関わらず、これを聞き入れずに怠った貴方様の責任でございましょう。
もし、進言を聞き入れ富国強兵を行っていればこの様な事態にはなりませんでした」と返した。
また「アキは平和だ、中立だと言って他国に攻め入っておる。それこそ平和を侵しておると解らぬか?」との問いには
「アキ様は平和を守るためには、力が必要だとわかっておられます。それに気付かないで、ハーゲンに戦火を招き
戦費調達のために国民に苦しみを強いている貴方様こそ平和を侵しておられます」と返したと伝えられる。
だが、ハーゲンが攻略された時、ギマはマイス勤務だったと言われている為、創作の可能性も高い。
その後もマイス勤務で、アキが死に婿のラーが王位についても引き続きマイスに勤めていた。
不穏な動きを見せる商業惑星の思惑に、かつて、アキの言っていた黒い陰の存在を感じるようになると同時に、
バルゴに対し目を光らせていた。ショーンがゼファーを攻略し商業惑星の動きが活発になると、
それは核心にいたり、背後の存在に危機感を募らせていった。
(ここから妄想)
東方から実父のブラウンを倒したプロベットがセントラルへ進出してくると、このままの国力では黒い影はおろか
平和の維持すら危ういと、プロベットに恭順することを進言。重鎮たちが反対する中、商業惑星を倒す為に
ラーは進言を聞き入れプロベットに恭順、ギマもプロベットに恭順した。
そしてホスエンを攻略し、ルアンシア、コルバトの出現でアキの言っていた黒い影の正体をこの目で見ることとなった。
テンオウ軍が攻めてくると、懸念していた通りバルゴ軍が侵攻。マイスの基地司令官としてバルゴ部隊のイーズ侵入を
阻み、テンオウ軍の壊滅に貢献した。
そして、テンオウ軍が壊滅し黒い影が消え、残すは銀河の統一だけとなったが、SC146年突如病に倒れ
統一を見ること無く世を去った。享年89歳
不穏な動きを見せる商業惑星の思惑に、かつて、アキの言っていた黒い陰の存在を感じるようになると同時に、
バルゴに対し目を光らせていた。ショーンがゼファーを攻略し商業惑星の動きが活発になると、
それは核心にいたり、背後の存在に危機感を募らせていった。
(ここから妄想)
東方から実父のブラウンを倒したプロベットがセントラルへ進出してくると、このままの国力では黒い影はおろか
平和の維持すら危ういと、プロベットに恭順することを進言。重鎮たちが反対する中、商業惑星を倒す為に
ラーは進言を聞き入れプロベットに恭順、ギマもプロベットに恭順した。
そしてホスエンを攻略し、ルアンシア、コルバトの出現でアキの言っていた黒い影の正体をこの目で見ることとなった。
テンオウ軍が攻めてくると、懸念していた通りバルゴ軍が侵攻。マイスの基地司令官としてバルゴ部隊のイーズ侵入を
阻み、テンオウ軍の壊滅に貢献した。
そして、テンオウ軍が壊滅し黒い影が消え、残すは銀河の統一だけとなったが、SC146年突如病に倒れ
統一を見ること無く世を去った。享年89歳
生きている間はハーゲンに帰ることは一度も無かったが、遺言によって遺体は故郷ハーゲンに埋葬された。
主君を見限り、割り切っていたように見える彼だが、心どこかで母国を裏切ったことを悔いていたのかもしれない。
主君を見限り、割り切っていたように見える彼だが、心どこかで母国を裏切ったことを悔いていたのかもしれない。