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変態に縁のある女(後編)

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変態に縁のある女(後編) ◆jVERyrq1dU



 ギシ ギシ

ギシ
ギシ


「ね、ねえ何か聞こえない?」
「ん、何が?」
ヒナギクは耳を澄まし、妙な異音に意識を集中させる。
やはり聞こえる。余裕な様子の圭一に、恐る恐る口を開く。

「棺桶が……ギシギシ言ってるわよ……」
策が成功し、興奮で赤みがかっていた圭一の顔が、その一言で一気に青ざめる。
「う……嘘だろ……おい」
耳を傾ける。本当だ。本当に聞こえる。あの棺桶が確かに悲鳴を上げているではないか。

「ど、どうするのよ!棺桶に穴を開けられたらやばいじゃない!
 殺されるわよ……ほんとにどうするのよ!?」
「……………」
圭一は無言で頭を抱える。その頬には冷や汗が流れ、顔はもはや蒼白と言っていい有様。

今までは変態二人のせいで混乱状態だったが、ヒナギクは漸く、今自分達が大変な危機に陥っている事に気づく。
このままでは圭一が殺されてしまう。変態だから殺されていいなんて、そんな訳にはいかない。
彼は阿部と対峙している間、ずっとヒナギクの事を気遣ってくれているし、自らゲイと名乗ったのも全ては作戦のため、
危険を回避するためだ。根はいい奴で間違いない。殺されて、いいわけない。

「どうすれば……どうすれば……クールになれ圭一、クールになれ……」
うわ言の様に繰り返す圭一。ヒナギクは毅然とした態度で提案する。
「こちらから奇襲しましょう。今なら棺桶に夢中よ」
「……それは駄目だ。阿倍さんには何の悪気もないんだぜ?あれで実はいい人なんだ。奇襲なんてそんな事……」
誰彼構わず強姦するような男をいい人と申すか。圭一のクラスはどうなっているんだろう……。

「だったら逃げましょう」
「いや、無理だよ……奇襲っていうのもぶっちゃけ無理だ。阿倍さんは俺なんかよりも遥かに強いからな……
 逃げたところで俺はレイプされる、奇襲しても勝てない……むしろ阿倍さんを怒らせるだけだ」
そんなに強いのか、あの変態は……、ヒナギクはなんとも複雑な気持ちになる。

「じゃあどうするの?このままじゃ、あんた殺される……」
「うう……クールになれ、クールになれ前原圭一……俺ならきっといい打開策を……」
駄目だ。このままでは埒が明かない。もう取るべき選択肢は一つしかない。
圭一がヤられる(性的な意味で)前に、ヤる(性的な意味ではない)しかない……!

ヒナギクが阿倍に向けて、一歩、歩み寄ろうとした時、圭一が顔を上げた。

「思いついた……究極の打開策。萎えさせればいいんだ……阿倍さんの息子を」
萎えさせる……、普段なら馬鹿な事言わないでとツッコミを入れるところだが、今回ばかりは真面目にならざるを得ない。
確かにあの、すごく……大きなアレを萎えさせる事が出来れば、棺桶は耐えきれる。
阿倍との戦いも避ける事が出来るし、全ては圭一の作戦通り平和的に推移してくれるだろう。

「でも……どうやって……?」
「俺が阿倍さんの前でパンツ降ろしたら、もしかしたらあまりのスモールオットセイっぷりに萎えてくれるかも……」
「相手はゲイよ。多分、逆効果なんじゃないかしら……」
「だったらとりあえず俺が裸になれば、貧弱な体にきっと萎えてくれるはず……」
「だから逆効果よきっと……」
「だったらどうすればいいんだよ……!」

圭一は明らかに狼狽している。どうすれば萎えてくれるだろうか。
落ち着いて考えろ。相手はゲイ……しかも女性に対してかなりの偏見を持った嫌なゲイ。
女性に対して────

「うっ……!」
「どうした? ヒナギクさん?」

ああ、もう仕方ないわよ……仕方ない事よ……私が、私がやるしか……

「私が阿倍の前で……ふ、ふふふ服を脱いだらきっと……やる気を無くすはずよ……」
「……そうか……!確かにあの阿倍さんは真正のゲイだから、女の子の体にはきっと……」
そこまで言って圭一は言葉を切る。悲壮感に満ちた顔でヒナギクを見る。
「さすがに、女の子にそんな事させるわけにはいかねえよ……全ての原因は俺にあるんだ。
 俺が大人しく掘られればいい。ヒナギクさんを恥ずかしい目に合わせる訳にはいかない」
圭一は伏せ目がちに、言った。返す言葉もない。


もしかして私は大きな勘違いをしていたのかもしれない。圭一の事を変態と決めつけ、蔑視してしまった。
変態な事に間違いはないけど、覚悟君やつかさ、川田君みたいな優しさだって持っている。
趣味や性癖が変っているだけで、圭一を全否定するのは間違いだった。
今なら言える。圭一は殺し合い打倒への仲間。ここで死なせるわけにはいかない。

「圭一君、私やるわよ。何もこんな下らない事で命を捨てるなんて間違ってる。私、阿倍の前で脱いでくる」
未だ棺桶と格闘している阿倍へと、私は歩き始める。
後ろから、圭一が肩を掴んで来た。これでは阿倍の元へ行けない。

「させない……!女の子にそんな真似させて何が前原圭一だ!何が口先の魔術師だ!
 策は失敗に終わった……。俺は変態だが、自分のケツを女の子に拭かせるような真似はしない!」
「でも……」

ここで死なせたくはない。死ぬべきではない。ますますその思いが強くなる。
だけど圭一は私がしようとする行為を良しとしない。何かいい折衷案があればいいんだけど……
そこで私はふと気づく。圭一のデイパックからちらりと見える。あの服……

「私、メイド服着るわ」
「……!確かにメイド服は女の子の魅力を最大限に引き出す服だ。阿倍さんには辛いだろうな……
 だけど……いいのか?」
私は圭一に微笑みかける。
「命がかかってるもの……仕方ないわ。私がメイド服を着る事で命が助かるなら、喜んでメイドになってやろうじゃないの」
「すまない……本当にすまない……」

申し訳なさそうにする圭一の肩を軽く叩き、私は彼のデイパックからメイド服を取り出す。
まさか着る事になろうとは思いもしなかった。だけど人命がかかっているのだから仕方がない。
私は圭一に「覗いたら殺すわよ」と警告し、着替えるため、人目につかない木々の陰へと向かう。

圭一が晴れやかな笑顔をしている。やめてよ。私まで気持ち良くなるじゃない。
そういえば、あいつはメイド服が好きだったんだっけ……こんな形で彼の願いを叶えてあげる事になるなんてね……。

▼ ▼ ▼

阿倍さんに絡まれている棺桶は相変わらずギシギシと悲鳴を上げている。
俺、前原圭一は落ち着いた心持で、それを眺める。

俺はポケットからあらかじめ破っておいた説明書の一部分を取り出す。

【ただし、盗賊の棺桶は一度だけ傷ついた事がある。
 さまようよろいの剣が棺桶に突き刺さり、中に居る盗賊が致命傷を負ったのである。
 魔王に比べ、遥かに弱いはずのさまようよろいが何故棺桶を傷つけられたのか。
 未だにこの現象の原因は不明。おそらく『突く』という攻撃に対しては、時たま脆くなってしまうのではないだろうか。
 さまようよろいはおそらく運が良かったのだろう。次の機会には、棺桶の傷は消えさっている事から、
 やはり盗賊の棺桶は最強の盾だと言わざるを得ない。】

俺は信じていた。他でもない阿倍さんの息子なら、棺桶を壊す事は無理でも、悲鳴を上げさせる事は可能だろうと。
案の定その通りだった。さすがは阿倍さんだ。

さて、諸君も気づいている通り、俺の作戦は成功に終わった。
俺が動揺していたのも全て演技さ。まさかヒナギクさんの方からメイド服を着ると言ってくれるとは思いもしてなかった。
さてと、あとは……フヒヒwメイドのヒナちゃんを堪能して阿倍さんが諦めるのを待つだけだぜ!!
あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!

…………ヒナギクさんにばれたら冗談抜きで殺されそうだな……



「フヌオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」


ははは、阿倍さんそんなに頑張ったって無理なものは無理だぜ。
ま、人を無理やり強姦しようとするから俺に騙されるんだ。

さあ、さあ来い!桂ヒナギク!俺に君の可愛いメイド姿を見せてくれwwwww


「お、お待たせ」

                 _ 
             __ァ ´    ヽ
            l´      |  i
            l       j  l         , - 、
           j      /   l       / //  ヽ
           彡.     /    l      /   l i   \
          /      ./    j_    /   ヾl     ヽ,
         ./      /ゞ_ == _` 77-/     .|      l
        /      /       `ヽ {     .|      .l
        /      /           \  .ィ´    ヾ.ゞ、
        {     ィ ´   :|  l    l   /`/ ̄/ヽ     \
         `ーァ ´ |:l  l |  |  l:l: |/7ァ/ /_./  ./      '
          /_  :|:l: |: | | | | |  l| l l:|  <.\  \/',       ',
           `l l l: l | {川lリl: : |ソリリ ヽ,| |  7l下、|\      }
            7l l: l ハ卞ヽlヽ:| オテトx| fヾ ヽ\ \\   /
            / l ト,l: ハ辷l    {.:.ヽ/| |/ヽ \\┌ `,ニ´-‐´ ̄ヽミヽ
           /: : :l :j .}l| ハ 、    ` ´u|: l l l |\r-` /´       `ヽ
          ー、__:l_:j/: :|: |`>、 _   ィ/:| l l ' {  .不 _  \      ト\
            /:r⌒ l |ー-`jr ´__/: |:l:  l \/7 7ヾ、ヾ ヽ\    lヾゝ
          ,.///   ゝl X >´r{ヽ┘リー-!、 / .7/   } } \    l
        , '//r-{    , / ヽ//| i_ヽヽ   / ./:ヽ,   .j ji i ヾ  ト ┌
       ///ィ´  ⌒ }-rムr-、_ヾ└__ ゝィう/ /ゝ-、i  く / l lヽ j j } j
      i/ /r´       :/    不,/ー‐-´-ゞ,    \   | | j A|
      | | ヽ.       l  , ''  ̄ ヽ    rノ      } └
      {   | }ー ィ    | (´         r'       j
         l:>-アマ--,,  '´ ヽ    /ーァ-ィ{        <
          {ヾ-/ ´     ,,ゝ__/ / /_ j:/7ァー_ィ-r__ィーヾ
           /     ィ 三三ニ{HINA}ー' ̄ヽ/   ./
           ゝ、__ / {三三三-ヽ ./}  ./   /
          /     }三三三 二二 └.∠_   /  \
        <      //.l       \\ ヽ、´    /
         `ヽァ_ / / .j         ヽ ヽ , \r <
         /  ./  ./ /          ',   ヽ \ `丶、
       /  /   /  /         .l  ヘ.   \  \   \
      /  /    /  ./          l  ヘ   ヽ   ゝ   \
    /   /    ./  /          |   ヘ    \X .>.     \
   /    / \ /   /           |    ヘ_ _ ノ >r´    _ ゝ
. /     └7ァ/ヾ_ /           | __/ ヽ´ニr'    /
ー――‐ヽ_ └ァ`ーァ、 7       ___.」´L ----__´ノ,   / ̄´
        \ `/L y  ̄`ー--' T   , ----__r 7ー´   \/
           ̄/ ヾムヾ_./-ミ二└= ァ--⌒`´  /
           /      /    /      /

「……ふぅ」
「何がふぅなの?」
「いや、何でもないさ……」

たまらんのぅwwwwたまらんのぅwwwwたまりませんのぅwwww
なんという良メイドだ!胸が少々寂しい事を除けば最高の……ふぅ
それにしてもあれってメイド服か?

「じゃあ、阿倍さんに声をかけるぜ……ヒナギクさんなら大丈夫だ。
 可愛いからきっと阿倍さんは萎えてくれる」
「ええ……なんか素直に喜べないわねその言い方」

「おーい阿倍さーん!頑張ってるところ悪いけどこっち見てくれよ!
 ヒナギクさんが応援してるぜ!」
圭一が阿倍に向けて手を振る。何度でも言おう。
なんなんだこの状況は。これで人命が助かるというのだから信じられない。
阿倍は迷惑そうにこちらを向く。真剣そのものな表情。騙している事に罪悪感すら……いや、さすがにそれは感じない。

「ん? もう少しで貫けると思うから邪魔しないで欲しいんだが……」

阿倍とヒナギクの目が合った。阿倍は露骨に嫌な顔になる。

「なんというグロ画像を見せるんだ……トラウマになったぞ。
 早くそこに居る奴を片づけてくれ」
「…………」
阿倍の吐きそうな表情。なんだか泣きたくなってきた。
もう嫌だ。帰りたい。なんで私ばっかりこんな扱いなんだろう。

「ヒ、ヒナギクさん、そんなに気にする事ないぜ?所詮ゲイの戯言だよ」
「うぅ……もういいから話しかけないでよ」
私の肩を持ってくれる圭一の心づかいが逆につらい。もう嫌だ。

とうの阿倍は、私を見てよっぽど落ち込んだのだろう。さっきまでやる気満々だった顔が、冷めてきている。
彼の股についている例のアレも……へなへなへな、という擬音が似合いそうなくらいの勢いで萎れていく。
作戦は成功した。そして私の心は傷ついた。

「き、汚いぞ圭一君。こんな醜い生き物を見せられちゃあたまったもんじゃない」
「どこが醜いんだ!例え阿倍さんにとって醜い存在であったとしても、意識から除外すればいいだけじゃないか!
 そんなに集中力がないのか!俺への執着心はそんなものだったのかよ!見損なったぜ!」
よくそこまで言いたい放題言えるものだ。やはり圭一はただの変態ではない。
一味違う変態のようだ。もうどうでもいいから早く終わって欲しい。

「こんだけ試しても棺桶を貫けなかったって事はやっぱり阿倍さんは大したことないんだな。
 テストは終了!阿倍さんは失格!」
圭一は両手で×の文字を作り、ジェスチャーを交えて得意気に言い放つ。
阿倍は悔しそうに、圭一ではなく私を睨んでいる。どうやら恨みを買ってしまったみたいだ。

「さて、約束通り俺達の仲間になって貰おうか!」
「悪いが、それだけは断る!」
有頂天な圭一に、阿倍は言い返す。仲間になってくれないのか。良かった。
私は心底ほっとする。もし共に行動するような事態になれば私は発狂していたかもしれない。

「だったら約束通り俺達の目の前から消えて貰うぜ!あひゃひゃひゃひゃひゃwwwww」
圭一のテンションはどうやら最高潮のようだ。でも無駄に挑発しないで……私は早く阿倍と離れたいんだから……
阿倍は圭一に散々言われても、一向に私達の前から消えようとはしない。
何か嫌な予感が走る。

「さあ、さっさとどこかへ消えてくれよ。約束は約束だ」
圭一も何か不穏なものを感じ取ったのだろう。真剣な声色で言う。

「圭一君はグロい女を使うという反則行為をしたんだ。という事は、俺にも一度だけなら反則行為をする権利があるよな?」
阿倍はにやりと笑う。それとは対照的に、圭一の顔からは笑顔が掻き消える。

「…………」

阿倍のこの一言によって、圭一の笑顔は掻き消え、代わりに冷たい汗が彼の首筋に流れる。
彼がここまで焦っているのは、見た事がないかもしれない。阿倍相手でも常に口八丁で事態を好転させてきた彼が、まさか……
何か喋って欲しい。まずい状況になったのは分かるけど、それでも圭一なら、それでも圭一ならきっと何とかしてくれるはず……

「いや、俺は何の反則行為もしていないぜ阿倍さん」
ゆっくりと、圭一は言葉を紡ぐ。
「ヒナギクさんはこの勝負には何の関係もない部外者だ。
 ヒナギクさんが勝手に着替えてきたのを阿倍さんが勝手に見てしまっただけの事。
 反則行為でも何でもない。ただ運がなかっただけだ。
 阿倍さんは、ただのピッチャーゴロがグラウンドに落ちている石ころの所為でヒットになってしまった時、
 審判に向かってあれは反則だと文句を言うのか?言えないだろ?言ったところで判定は覆らない。
 断じて反則じゃないからだ。イレギュラーも試合の内だからな」

さすがは圭一だ。ただの変態ではない。出来る変態だ。だが阿倍も黙ってはいない。

「それとこれとは話が別だろう。それにあの時、圭一君は俺を呼んでわざとその女を俺に見せたじゃないか。
 これは明らかに反則だろう。さっきの例で言えば、ピッチャーゴロになるはずのところを、
 バッターが石ころをボールにぶつけてゴロの軌道を変えるのに等しい。完全な反則行為だ」
「残念だが、阿倍さん。その行為は野球においては反則と規定されていない。許容されているのさ。
 もっともゴロに向かって石ころをぶつけるなんて化け物染みた芸当、出来る奴なんているわけないし、やろうとした奴も未だ皆無なんだけどな」

口から出まかせも言ってみるものだ。と圭一は冷や汗を服の袖で拭き取る。
野球のルールなんてそこまで詳しく知っているわけがない。勿論阿倍もまた詳しく知らないはず。
そう見越してのこの発言である。さすがの阿倍も沈黙する。

「頼むよ……このままじゃ納得出来ない」
阿倍が懇願するように言ってきた。まあ、確かに納得出来ないのも当然かもしれない。
「あと一分でいい。一分間でいいからチャレンジさせてくれ。今度はそのメイドは俺の視界から消えて貰うけどな。
 試合前のグラウンド整備と同じだ。文句はないだろ?」

「ど、どうするの?」
ヒナギクは圭一に小声で尋ねる。圭一は悩む。
悩むのも当然だろう、阿倍は先ほどの挑戦で棺桶に悲鳴を上げさせた。
メイド作戦が封じられては、今度こそ貫くかもしれない。と、ヒナギクは考えるが、実は圭一は悩むふりをしているだけで全くの余裕。

これでよし。これで勝ったも同然だ。ヒナギクには作戦のためあえて言っていないが、あの棺桶は本当に無敵だ。
どれだけ時間をかけようと、壊れるわけがない。阿倍の息子であろうと、悲鳴を上げさせるのが限界だ。
圭一は内心でほくそ笑む。この勝負……俺の勝ちだ!

「厳しい条件だが……」
精一杯苦しそうな演技をする。ここの演技が何より重要。
「仕方がない。だけど一分だけだからな。一分以上も性的な意味で半端な奴を相手にしている暇はないんでね」
「言ってくれるじゃないの。最終決戦だ。必ず君のケツを貰う」

阿倍の指示通り、ヒナギクは木々の陰に隠れる。
ここなら阿倍の視界からは外れる。本領発揮するための最低限の条件だ。
圭一が反則行為をしないか見守る中、ついに阿倍と棺桶の最終決戦の火ぶたが落とされようとしている。
ま、勝つのは棺桶だと最初っから決まっているんだけどな。圭一は動揺している演技をこなしているが、心の中では大爆笑中だ。

「いいな。阿倍さん。制限時間は一分。ロスタイムはなし。明らかな反則行為をした場合は、無条件であんたの負けだからな」
「ああ……分かってるさ。そっちこそ反則はしないで貰うぜ。俺は真剣だからな」

どんなに真剣になろうと結果はもう決まっているんだよw
俺の勝ちだガチホモ野郎!!!

「テスト開始!!!」


「「ん?」」
圭一とヒナギクは同時に疑問符を浮かべる。開始と同時に棺桶に飛びかかっていくかと予想していた阿倍が、
なんと自分のデイパックを漁っている。何をする気だ。何をする気なんだ……!圭一の心臓の鼓動が一気に早くなる。
阿倍がデイパックから取り出したのは、とある薬品だった。

「あれは……そんな、馬鹿な事が……!」
「お、お終いよ……もう」

「あっちの方が凄く元気になる滋養強壮剤。【マカビンビン】だ。
 まさかこれだけ俺にぴったりな支給品が配られようとは思いもしなかったぜ」
十本セットの内、一本を取り出し、一息に飲み干す。

これはまずい事になった。ノーマルの状態でさえ無敵の棺桶に悲鳴を上げさせた阿倍さんの一物がさらにパワーアップしてしまう。
万が一、万が一棺桶に穴が開いてしまえば俺の貞操が……いや、俺の命が……!

「反則だ!!それはドーピング行為と同じ!!ドーピング禁止法に違反するぞ!」
とっさに切り返す圭一。ここは何としても反則行為にさせなければ……。
「こんな権威も何もない野良試合にトーピング禁止法なんて関係ない。ある程度規模がある公式試合でないとな!」
「規模があるかないかは試合に参加する当人が決める事ではない!第三者が決める事だ!なあヒナギクさん!」
「あれが第三者なのか?あれは石ころみたいなものだと言ったのは圭一君だよな」
「うっ……!」
や、やばいぞ……返す言葉がない。阿倍さんの奴、理論武装してやがるな。

「それに石ころにメイド服を着させ、明らかな凶器にまで昇華させた圭一君の反則行為を俺は忘れていない。
 それなら俺にも自分の武器をパワーアップさせる権利があるはずだ」
「い、いやその理屈はおかしい」

「どこがおかしいかはっきり言ってみろ!!フオオオオオオオ薬が効いてキタアアアアアア!!!」


          ,,-'  _,,-''"      "''- ,,_   ̄"''-,,__  ''--,,__
           ,,-''"  ,, --''"ニ_―- _  ''-,,_    ゞ    "-
          て   / ,,-",-''i|   ̄|i''-、  ヾ   {
         ("  ./   i {;;;;;;;i|    .|i;;;;;;) ,ノ    ii
     ,,       (    l, `'-i|    |i;;-'     ,,-'"   _,,-"
     "'-,,     `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '"  _,,--''"
         ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_  __,,-''"   ←デカマラのイメージです
        ._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄   |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,
      ,,-''::::二-''"     .--i|     .|i          "- ;;:::`、
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                .i|         ..|i
                .i|           |i
               .i|      ,,-、 、  |i
               i|      ノ::::i:::トiヽ、_.|i
           _,,  i|/"ヽ/:iヽ!::::::::ノ:::::Λ::::ヽ|i__n、ト、                  Ω<な、なんじゃこりゃああ!!!
     ,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ      Ω<いやあああああああああ!!!
     ;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::ヽ


「い、いやあああああああああああああああああああああああああ!!!」
「こ、こいつはやべえ……!!」
ヒナギクは泣き叫び、圭一も恐れおののく凶悪なペニスへと進化した阿倍のデカマラ。

「ふしゅぅぅぅぅぅ……圭一君のケツ……!圭一のケツ……!Kのケツ……!KK……!」
阿倍さんは巨大な息子をぶら下げ、のっしのっしと威圧感たっぷりに棺桶へと歩み寄る。
もはや何の抵抗も出来ない。圭一はただ棺桶を応援するのみだ。

「ヒナギクさん!あと何秒だ!?」
「え!? あ、あと30秒よ!」

30秒か……耐えてくれ、耐えてくれよ棺桶。頼む……!
ああ、まさかこんな事になってしまうなんて、阿倍さんを追い払い、
ヒナギクさんにメイド服を着せる事だけが目的だったのにぃ……!

阿倍が後方へと腰を引き、溜めを作る。

──圭一は神に祈った。棺桶の神様……どうか俺をお守りください……頼む。頼むから!

溜めが最大限に達した時、阿倍の腰は運動の方向を変える。

──ヒナギクはあまりにおかしな状況に頭がどうかしてしまいそうだった。
  お願いだから勘弁して……圭一のお尻にアレが入るなんて想像しただけでもう……

棺桶に向けて序々に加速していく阿倍のペニス。

     ゲ イ ボ ル グ
「────直立する息子ッッ!!!」


棺桶に、阿倍のペニスが突き刺さる。ガツンと痛々しい音が辺りに響いた。
ヒナギクは目を凝らして阿倍と棺桶の様子を見守る。
目を逸らせない。逸らす事の出来ない魔力のようなものがそこにあった。

阿倍VS棺桶、その結果は────

「嘘……でしょ……!」

粉々になった棺桶の上に仁王立ちする、阿倍の姿がそこにあった。

「まさか棺桶を粉々にしたからテストは失格なんてことは言わないよな。さあ、圭一、約束を果たす時が来たぜ」
阿倍はもはや原型の残っていない棺桶の上から辺りを見回し、圭一を探す。
ヒナギクもまた、姿の見えない圭一を探す。ふと、気づく。ヒナギクの隣に、紙きれが落ちている。
拾って見てみる。


        /´ ̄`ヽ丶、
     /`ヽ':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:ヽ
     /:::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:ハ         悪い。俺、ひとまず逃げる。
.    /::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:......:.:.:.:.ハ      ヒナギクさん。あんたは女だから安全なはずだ。
.   ノ::::::::::::::::.:{!.:.:.:.:}、:.:.:.:.:.:.:.:ハ      もし出来ればいいから、俺が遠くに逃げる時間稼ぎをしてもらえないだろうか。
   i!:::;::::::::::::::.:{:.:.:.:.:! ヽ:.ト:.:.:.:.:i:!   _   いや、もし出来ればでいいんだ。出来ればでいい。ほんとに出来ればでいいんだよ?
   |:::j!::::::::::::{!:i!:.:ハ:|/`}.}!.:.:.:.}!  { .{     時間稼ぎして欲しいけど出来ればでいいんだ。それじゃまた後で。
   {:::!{:::::::::::::E}ミ{! リ./´` j._:.:.:リ /´ ̄ヽ      どこかで阿倍さんをまいた後、俺はまた戻ってくるから、そこで待っていてくれ。
   i!:ハ::::::::::::{!ヒ}   __ ´ 〉::! Y´  .i!      じゃあね。時間稼ぎは出来ればでいいからね?
    ヽ ヽ:ト、:トゝ  {./ .!  !:!j! {' ̄`  }     
      ヽ `ヽヽ、ヽ._ ノ  Yrゥ ( ̄` /              PS ヒナギクさんのメイド姿カワユスなあ~~wwww
           i>- ' / ヽ,.ヘ  ト、
           __.∧ {ヘ  / ri  ',ハ
          /、 :_:∧ .} ヽ./  i!:|  ∨}
          /ノ} !__ノィ/     .{! :!   .ヽ
         ノ: : { :!:.:.:./: .   .{! :!    .ハ
.       /: : : :.ヽi:.:./ノ: : .   {!: i!     j!
.      {: : !: : : : :ヾ/´: : : : .  `ヾ、  ./
      i!: : {!: : : : : : : : : : : : .`丶、_ハ j!

「こいつは……もう、呆れて何も言えない」
ヒナギクはがっくりと項垂れる。
「おい、そこのお穣ちゃん。圭一がどこに消えたか知らないか?」
「ヒ、ヒイイイィィィィィ」
声の方へ振り返ると、未だにフルボッキな阿倍のペニスがあり、ヒナギクは悲鳴を上げる。
阿倍は面倒臭そうにヒナギクの服を掴み、睨む。

「さっさと教えてくれ。俺は女なんかに割いている時間は生憎ないんだ」
「し、知らないわよ。知らない内に消えてたんだから……!」
「本当だろうな。その手に持っている紙は何だ?」
「な、何でもいいでしょ!さっさと手を離してよこの変態!!」

ヒナギクに罵られ、渋々彼女のメイド服から手を離す阿倍。
正直言ってぞっとした。あの大きいアレを触りまくっていた手で体を触られてしまった。
うう……もう変態は嫌。本当に自分しかまともな人間はいないのだろうか。

「圭一君はお前なんか見捨てたみたいだな。女なんて薄情だって事に気づいているらしい。さすがだ」
その言葉には少々イラつく。
「け、圭一は変態だけど悪い人間じゃないわよ!」
「悪い人間かいい人間かなんて関係ない。ようは女がどんな生き物かどうか知っているか知っていないかって事だ」
出会った頃も同じような事を言っていた。阿倍の女性嫌いは異常なほどだ。
ゲイ全員がこんななのか?いや、そんなことはないだろう。紳士的なゲイだっているに決まっている。

「納得出来ないかい?一つ面白い話をしてやるよ」
阿倍はそう前置きし、語り始める。

「俺が参加していた前の殺し合いで、ソウルフレンドの契りを結んだ、伊吹萃香っていう女がいたんだよ。
 いい奴だった。あれほど気の合う奴なんてめったにいない。俺達はお互いの趣味を認め合い、信頼し合っていたんだ。
 ────最初はな……」

こんな最低な奴と意気投合する女ってどんな人なんだろうか……。

「俺達は途中で離れ離れになっちまってな。長い間別々に行動していたんだ。
 そして、俺達は殺し合いの終盤、漸く再会した。俺は宣言通り男を掘り、生き残るために何人か殺していた。
 萃香ちゃんもまた目的達成のために殺人を厭わない奴だ。俺達はお互いに殺人を許容していた。
 その上で俺達はソウルブラザーになった。それがだ。再会した時のあいつは、大きく変わっちまっていた。
 俺に殺人を止めろなんて言ってきやがる。なんだかよく分からないお友達と一緒に、
 俺に向かって反省しろ、反省しないなら殺すなんて言ってきやがった。
 どの口がそうほざいたと思う?あいつの行動方針はつるぺたな女の子を集め、巨乳を皆殺しにする事だったんだぜ?
 どういう事だよ……俺達はお互いの趣味を認め合ったんじゃないのかよ」

阿倍が怒っている。今まで見せていた飄々とした振る舞いからは想像できない、激しい怒りがそこにあった。

「何一人だけ、正義の味方に改心してやがるんだ……!何裏切ってやがるんだ……!
 俺に向かって反省しろなんて言える立場かよお前は……!そしたらあいつなんて言ったと思う?
 殺人はやっぱり駄目だ。私も反省したからお前も罪を償え、お前のやっている行為はやっぱり間違っている、だとよ」
言葉が、出ない。出てこなかった。
「偽善者だ……!俺達は間違いなく心を繋いだソウルフレンドだった。
 それが、俺より後に会った正義の味方に吹き込まれて、偽善に目覚めやがった。
 俺と同じ殺人者のはずなのに。俺と同じ変態の癖に。友情よりも偽善を選びやがったんだ」
阿倍は一息吐く。代わりに私が口を開く。

「その後、どうなったの?」
「反省したふりをして油断を誘い、殺した。せいせいしたさ。
 ふふ……これだから女は信じられない。萃香ちゃんは普通の女とは一味違うと思っていた俺が馬鹿だった。

 と、言うわけだ。女は薄情で信用ならない生き物なのさ。だから、お穣ちゃん。
 あまり俺の前でウロウロしない方がいいぜ?なにせ、殺し合いという物騒な状況だ」
阿倍はそう言うと、圭一を探しに、歩き始める。

違う。何かが違うと、私の心の中の何かが叫ぶ。
阿倍はきっと巡り合わせが悪かっただけだ。よりによって殺し合いの中で、気の合う親友に出会ってしまった。
きっと、それだけの事。悪いのは主催者。2人の関係がこじれたのは阿倍にも萃香にも責任は、ない。
2人とも初めから殺し合いには乗らず、潔白なまま友達になっていれば、きっと仲のいいまま……

「阿倍!」
私は阿倍の元に走り寄る。伝えたかった。
私と覚悟君、つかさ、川田君の関係。異性通しでも真の信頼は築ける。
友情に男女の差なんて関係ない。私達の絆を、阿倍に伝えたい。

「阿倍!」
後ろから肩を掴み、押し留める。
「私は前の殺し合いで、ある男の子に出会った。その人はとっても勇敢で、強くて、優しくて、物語に出てくる正義の味方みたいな人だった。
 私はその人と友達になれた。男女の差なんて友情には関係ないわ!阿倍と萃香っていう人はただ、巡り合わせが悪かっただけよ!」
「おい……女の癖に、俺の体に気安く触らないでくれるか……?」
「……ッ! 私の話、真面目に──」



「────かは……ぁっ……!」


え……え、嘘、、なにこれ……
気づいた瞬間にはもう全ては遅かった。激痛走る個所に目をやる。
阿倍の極端に巨大化した一物が、私の心臓に突き刺さっていた。
こんな、こんな死に方あまりに酷い。私は、私はいったい何のために生き返らされて──



ヒナギクの支給品を回収し、阿倍は歩く。圭一はどこへ行った。
そろそろ掘らないと性欲が溜まりすぎて暴発してしまう。

「男は掘る。だが邪魔な女は殺す。結果的に両方とも死ぬかもしれない。ま、いい男ってのは残酷なんだぜ」

女なんて男に比べれば信用出来ない生き物だ。邪魔されるくらいなら、積極的に殺してやるさ。
その方がすっきりする。女なんて死んだ方がましな生き物だからな。
な?友情よりも偽善を選んだ萃香ちゃん……? 俺の行動は間違っていない。

「さぁて圭一。約束は守って貰うからな」


ヒナギクは最後の力を振り絞り、自らの血で地面にあるメッセージを残す。
圭一はこの字を見つけてくれるだろうか。変態には変態。
阿倍のような歪んだ変態を相手にするには、圭一みたいな真っ直ぐな変態が丁度いい。
どうか、このメッセージを役に立てて……

それにしても……こんな死に方冗談でしょ……?

【桂ヒナギク@漫画キャラバトルロワイアル】死亡  残り56人
※ヒナギクの死体の傍に、『アベはスイカのせいで女嫌い』というダイイングメッセージが残されています。
※ヒナギクが着ているメイド服は血塗れになり、その上、阿倍さんの息子サイズの穴が胸に開いています。

【C-5/森/一日目-黎明】
【阿部高和@ニコニコ動画バトルロワイアル】
[状態]:健康、ヤル気満々、右手から出血(止血済み)、マカビンビン服用中によりスーパーフルボッキタイム
[装備]:なし
[持物]:基本支給品一式×2、マカビンビン(残り9本)@ニコロワ、ムラサャーミャ&コチーテ@アニメキャラ・バトルロワイアル2nd
五寸釘、藁人形、金槌の呪いセット@オールジャンルバトルロワイアル、きゅうり@やる夫がバトルロワイアルに参加しているようです、不明支給品(0~2個)
[方針/行動]
 基本方針:いい男を掘る
 1:圭一を探して掘る
 2:キョンをもう一度掘りたい
 3:6/氏(カオス)はいずれまた掘りたい
 4:邪魔する女は容赦なく殺すよー
備考:マカビンビンの効力は一本につき約2時間です。
※死亡後から参戦


ヒナギクさんにはさすがに悪い事したかもな。騙してメイド服着せたり、阿倍さんの足止め頼んだり、
後で何か埋め合わせをしないと冗談抜きで殺されそうだ……。

さて、阿倍さんをまいてさっさとヒナギクさん、あとメイド服に再開しなければ。
メイド服をどうやって脱がすか考えとかないと……また以前の二の舞になっちまうな。

【前原圭一@やる夫がバトルロワイヤルに参加しているようです】
[状態]:健康、メイド萌え
[装備]: なし
[持物]:基本支給品一式
[方針/行動]
 基本方針:ロワから脱出。女の子にメイド服を着せたい
 1:阿倍さんをまいた後、ヒナギクと合流。メイド服を返して欲しい
 2:ヒナギクに聞いた一物まるだしの変態男(6/氏@カオスロワの事)に気を付ける
備考:ヒナギクは生きていると思い込んでいます。
   圭一の支給品、盗賊の棺桶@ニコロワは粉々に砕けました。
※死亡後から参戦


038:変態に縁のある女 投下順に読む 039:まあ、どうせここヘンタイさんばっかだし。
038:変態に縁のある女 時系列順に読む 039:まあ、どうせここヘンタイさんばっかだし。
038:変態に縁のある女 桂ヒナギク
038:変態に縁のある女 阿部高和 063:プレデター
038:変態に縁のある女 前原圭一(やる夫) 055:K-パックス


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