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スペシャルステージの走り方 - (2008/01/05 (土) 00:42:03) の編集履歴(バックアップ)
これまで、ラリーのルールや用語を説明しましたが、2008年の中部地区のラリーで勝敗を分けるのは、スペシャルステージ(通称:SS「エスエス」)のタイムです。つまり、SSで最も早く走った人が、99%勝つと言えるのです。
そして、SSを早く走るには、車の性能が重要と考えられがちですが、実はそれ以上に重要なのがペースノートなのです。ペースノートとは、ドライバーがレッキ(下見走行)の際、SSのコースの情報を口頭でコ・ドライバー(ナビゲーター)に伝え、克明に記録したノートのことで、本番のSSでは、それをコ・ドライバーが読み上げ、それを聞きながら、ブラインドコーナーのライン取りや進入速度を正確に実行するのです。これによって、練習をしたことのない道でも、練習コースのように早いペースで走ることができるのです。
この走り方のことをペースノート走行と言います。一方、ペースノート無しで見た目の感覚で走ることを有視界走行と言います。ペースノート走行は、アベレージ速度が高くなるほど有視界走行とのタイム差が出ますが、現在のようにレッキが設定されたラリーでは、ペースノートの完成度によってかなりの差がでることは間違いまりませんし、何よりも安全性で見たリスクは何倍もの差があるでしょう。
それでは、実際にペースノート走行がどんなものか、新城ラリー2007を走行したある選手のインカー映像が、YOUTUBEで公開されていますので、是非じっくりとご覧ください。ここで、コ・ドライバーが手に持って読み上げているのがペースノートです。
新城ラリー2007 SS1 09:39
新城ラリー2007
SS6 03:03
新城ラリー2007
SS10 04:04
新城ラリー2007
SS11 03:16
新城ラリー2007
SS12 04:58
実は、この選手JN-1(1400cc以下)でありながら、SS1ではペースノート走行の速いコーナリング速度の維持によって、総合6位タイムを記録したのです。
次に、実際のペースノート内容と作り方ですが、それは下の2つサイトが大変参考になりますので、是非両方とも読み込んで、さらに練習を重ねてみてください。もし、これらが理解できて、実践で活用できれば、格段に成績アップすることは間違いないでしょう。
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