第386話:好奇心のもたらすもの 作:◆7Xmruv2jXQ
森の輪郭に沿って移動しながら北へ、そして西へ抜ける。
当初の計画どおり、四人は森と草原の境を北上し始めた。
隊列はシャーネ、ヘイズ、コミクロン、火乃香の順。
近接戦闘力と索敵力に優れた火乃香が殿を務める格好だが、この隊列が逆効果だった。
「ん?」
ふと見た先にあったのは枝に結ばれた一枚の紙片。
表面には文字が書かれており、誰かのメッセージのようだった。
火乃香は隊列からわずかに外れ、枝に手を伸ばした。
他の三人は火乃香の離脱に気づかなかった。
刀使いの名を冠する彼女の身のこなしは尋常ではなく、森に踏み入っても足音を立てない。
背後での出来事という点も考慮すれば、他の三人が察知できなかったのも無理はないだろう。
火乃香は長い刀身を揺らしながら枝に近づいた。
わざわざ紙を取りに行ったのは好奇心としかいいようがない。
わずかにかかとを浮かし、固く結ばれた紙を器用に解いて手のひらで広げる。
瞬間、視界に踊った文字は妙に火乃香の心に残った。
当初の計画どおり、四人は森と草原の境を北上し始めた。
隊列はシャーネ、ヘイズ、コミクロン、火乃香の順。
近接戦闘力と索敵力に優れた火乃香が殿を務める格好だが、この隊列が逆効果だった。
「ん?」
ふと見た先にあったのは枝に結ばれた一枚の紙片。
表面には文字が書かれており、誰かのメッセージのようだった。
火乃香は隊列からわずかに外れ、枝に手を伸ばした。
他の三人は火乃香の離脱に気づかなかった。
刀使いの名を冠する彼女の身のこなしは尋常ではなく、森に踏み入っても足音を立てない。
背後での出来事という点も考慮すれば、他の三人が察知できなかったのも無理はないだろう。
火乃香は長い刀身を揺らしながら枝に近づいた。
わざわざ紙を取りに行ったのは好奇心としかいいようがない。
わずかにかかとを浮かし、固く結ばれた紙を器用に解いて手のひらで広げる。
瞬間、視界に踊った文字は妙に火乃香の心に残った。
『1日目と2日目の境。狭間の時間。鏡の中と外が入れ替わる。そうして、もう二度とは元の形に戻らない――』
「なんだろ、これ……」
『1日目と2日目の境』。これはわかる。
だが次の『鏡の中と外が入れ替わる』とは一体どういうことなのだろう?
加えて『もう二度とは元の形に戻らない』とは……。
生理的な悪寒を覚えて、火乃香はぐらりと体を揺らした。
立ち眩みに似た感覚。
体の内側から汗が滲みでる感覚に、思わずジャケットの前をかきあわせる。
額の天宙眼が、小さく明滅を繰り返した。
火乃香が片膝をついたところで、後方の異常に気づいたコミクロンが二人を伴って戻ってくる。
『1日目と2日目の境』。これはわかる。
だが次の『鏡の中と外が入れ替わる』とは一体どういうことなのだろう?
加えて『もう二度とは元の形に戻らない』とは……。
生理的な悪寒を覚えて、火乃香はぐらりと体を揺らした。
立ち眩みに似た感覚。
体の内側から汗が滲みでる感覚に、思わずジャケットの前をかきあわせる。
額の天宙眼が、小さく明滅を繰り返した。
火乃香が片膝をついたところで、後方の異常に気づいたコミクロンが二人を伴って戻ってくる。
「どうした火乃香?」
「大丈夫か?」
火乃香が顔を上げれば、子分二人だけでなくシャーネも心配そうにこちらを見ていた。
無様な様は見せられない。
プロとしての意地が、火乃香に無理やり笑みを浮かべさせた。
自身に活を入れて立ち上がる。
「ごめん、なんでもないんだ。ちょっとこれを見つけて――――」
そう言って紙片を見せようとして、火乃香は再びバランスを崩した。
転びそうになったところをヘイズとコミクロンが素早く支える。
「おいおい、ほんと大丈夫なのか?」
「いや、今のは剣になんか引っかかって……」
呆れ顔のヘイズに火乃香が右手の剣を持ち上げると、シャーネが険しい顔で辺りを見回した。
火乃香の周囲の空間を素早く確かめる。
ものの数秒で、金色の瞳が滲むように光を弾くそれを捉えた。
「…………ッ」
「……糸か!」
シャーネの視線を追ったヘイズの叫びに場の空気が緊張を孕む。
火乃香が魔杖剣を引っ掛けたのは足元にはられた細い糸だった。
おそらくは外敵の察知を目的としたもの。
森の中に誰かが潜んでいることは覚悟していたが、ここまで慎重に潜伏しているとは予想外だった。
それ以前にふらりと火乃香が隊列から外れたのがチームにとっての誤算だった。
見慣れぬ緑の洪水が少女の緊張を緩めたのか。
それとも魔女の囁きに心を犯されたのか。
「ごめん、あたしのミスだ」
「謝るのは後でいい。どうする?」
「走るのか? あいにくと荷物が重いんだが……そもそもエドゲイン君の鉄球だけで何キロあるんだ……」
ヘイズが問いかけ、コミクロンは愚痴りながらもバックを背負い直す。
判断を仰がれた火乃香はわずかに黙考すると、森の中央を見据え、告げた。
「真っ直ぐ進もう」
「いいのか? きっと相手は警戒してるぞ」
「うん。この森は敵のフィールドだからね、見える位置までこっちから近づく」
ヘイズに答えると、紙片をジャケットのポッケにしまい、火乃香は先頭に立って歩き出した。
失点を取り返すのに必要なのは平常心だ。
そしてそれは居合い使いにとっては当たり前の心得に過ぎない。
火乃香は短く呼気を吐き、体内の熱を追い出した。
額の天宙眼の感覚を徐々に広げていく。
気による探知能力は精度を落としているが、それでも遮蔽物の多い状況では視覚以上に頼りになる。
自分たち四人の位置関係とその周囲の植生を超感覚で捉えていく。
慎重な足取りで進む四人。
二分ほど進んだところで、その歩みは止まった。
「いた……北西、二十メートルくらい先」
不明瞭な感覚がもどかしい。
火乃香は内なるナリシアを強く握りしめて、シャーネに視線をやった。
赤いドレスは緑に馴染まず、くっきりとその姿を浮きだたせている。
右手に握られているのは騎士剣・陽。
このパーティーで最も小回りが利くのはシャーネだ。
シャーネの機動力を特殊な知覚能力を持つ火乃香とヘイズがフォローするのが最良だろう。
「シャーネ、先頭をお願い」
「……」
無言のまま、赤いドレスが森を滑る。
いくつかの枝を避け、根を乗り越えて。
一行は腕組みして佇む、一人の少女と対峙した。
「大丈夫か?」
火乃香が顔を上げれば、子分二人だけでなくシャーネも心配そうにこちらを見ていた。
無様な様は見せられない。
プロとしての意地が、火乃香に無理やり笑みを浮かべさせた。
自身に活を入れて立ち上がる。
「ごめん、なんでもないんだ。ちょっとこれを見つけて――――」
そう言って紙片を見せようとして、火乃香は再びバランスを崩した。
転びそうになったところをヘイズとコミクロンが素早く支える。
「おいおい、ほんと大丈夫なのか?」
「いや、今のは剣になんか引っかかって……」
呆れ顔のヘイズに火乃香が右手の剣を持ち上げると、シャーネが険しい顔で辺りを見回した。
火乃香の周囲の空間を素早く確かめる。
ものの数秒で、金色の瞳が滲むように光を弾くそれを捉えた。
「…………ッ」
「……糸か!」
シャーネの視線を追ったヘイズの叫びに場の空気が緊張を孕む。
火乃香が魔杖剣を引っ掛けたのは足元にはられた細い糸だった。
おそらくは外敵の察知を目的としたもの。
森の中に誰かが潜んでいることは覚悟していたが、ここまで慎重に潜伏しているとは予想外だった。
それ以前にふらりと火乃香が隊列から外れたのがチームにとっての誤算だった。
見慣れぬ緑の洪水が少女の緊張を緩めたのか。
それとも魔女の囁きに心を犯されたのか。
「ごめん、あたしのミスだ」
「謝るのは後でいい。どうする?」
「走るのか? あいにくと荷物が重いんだが……そもそもエドゲイン君の鉄球だけで何キロあるんだ……」
ヘイズが問いかけ、コミクロンは愚痴りながらもバックを背負い直す。
判断を仰がれた火乃香はわずかに黙考すると、森の中央を見据え、告げた。
「真っ直ぐ進もう」
「いいのか? きっと相手は警戒してるぞ」
「うん。この森は敵のフィールドだからね、見える位置までこっちから近づく」
ヘイズに答えると、紙片をジャケットのポッケにしまい、火乃香は先頭に立って歩き出した。
失点を取り返すのに必要なのは平常心だ。
そしてそれは居合い使いにとっては当たり前の心得に過ぎない。
火乃香は短く呼気を吐き、体内の熱を追い出した。
額の天宙眼の感覚を徐々に広げていく。
気による探知能力は精度を落としているが、それでも遮蔽物の多い状況では視覚以上に頼りになる。
自分たち四人の位置関係とその周囲の植生を超感覚で捉えていく。
慎重な足取りで進む四人。
二分ほど進んだところで、その歩みは止まった。
「いた……北西、二十メートルくらい先」
不明瞭な感覚がもどかしい。
火乃香は内なるナリシアを強く握りしめて、シャーネに視線をやった。
赤いドレスは緑に馴染まず、くっきりとその姿を浮きだたせている。
右手に握られているのは騎士剣・陽。
このパーティーで最も小回りが利くのはシャーネだ。
シャーネの機動力を特殊な知覚能力を持つ火乃香とヘイズがフォローするのが最良だろう。
「シャーネ、先頭をお願い」
「……」
無言のまま、赤いドレスが森を滑る。
いくつかの枝を避け、根を乗り越えて。
一行は腕組みして佇む、一人の少女と対峙した。
「相互不干渉がこちらのスタンスだ。
お前たちがここを通るだけならこちらは何もしない」
口火を切ったのは相手――――48番、霧間凪だった。
見慣れない奇妙な服装、手には金属製の棒のようなものを持っていた。
違和感……だろうか。
火乃香は眼前の少女の佇まいに不自然さを感じた。
実際それは火乃香だけの感覚だけではなく、シャーネにヘイズ、コミクロンまでもが訝しげに眉を寄せていた。
木に寄りかかったまま腕を組んだ、戦闘状態とは言い難い体勢。
本来相手に敵意がないのなら情報交換ぐらいはしそうなものだが、そういった気配さえない。
その上一対四という状況にも関わらず、凪の様子には余裕さえ窺える。
(一対四……ほんとに?)
額がちりちりと痺れる。
火乃香は周囲に薄く気を放射した。
気が触れたときの感触から周囲の状態を把握する生体ソナーだ。
ほどなくして凪と自分たちの中間、その左右の茂みにそれぞれ誰かが潜んでいるのを天宙眼が捉えた。
「ただで行かせてくれるってなら伏せ札を明かすぐらいはして欲しいね。
みんな気をつけて。そこ、左右に一人ずついるよ」
火乃香の注意を受けてヘイズが右に、シャーネが左に向き直る。
コミクロンは凪に注意を向けたままでいつでも魔術を放てるよう意識を整える。
露骨に警戒した火乃香たちの態度に、しかし凪は眉一つ動かさなかった。
「確かに二人隠れているがそれは護身のためだ。
その二人も含めてオレ達は何もしない。
見たところお前らも無差別に襲ってるわけじゃないようだし、通るならさっさと通ってくれ」
そこで言葉を切って、今度ははっきりと苦笑を浮かべ、
「別行動中の仲間にやっかいなのがいるんだ。
どこで油売ってるのか待ち合わせ時間を過ぎても帰ってこないが、そいつが帰ってきたらややこしいことになる。
そうなる前に行って欲しいんだよ」
お前たちがここを通るだけならこちらは何もしない」
口火を切ったのは相手――――48番、霧間凪だった。
見慣れない奇妙な服装、手には金属製の棒のようなものを持っていた。
違和感……だろうか。
火乃香は眼前の少女の佇まいに不自然さを感じた。
実際それは火乃香だけの感覚だけではなく、シャーネにヘイズ、コミクロンまでもが訝しげに眉を寄せていた。
木に寄りかかったまま腕を組んだ、戦闘状態とは言い難い体勢。
本来相手に敵意がないのなら情報交換ぐらいはしそうなものだが、そういった気配さえない。
その上一対四という状況にも関わらず、凪の様子には余裕さえ窺える。
(一対四……ほんとに?)
額がちりちりと痺れる。
火乃香は周囲に薄く気を放射した。
気が触れたときの感触から周囲の状態を把握する生体ソナーだ。
ほどなくして凪と自分たちの中間、その左右の茂みにそれぞれ誰かが潜んでいるのを天宙眼が捉えた。
「ただで行かせてくれるってなら伏せ札を明かすぐらいはして欲しいね。
みんな気をつけて。そこ、左右に一人ずついるよ」
火乃香の注意を受けてヘイズが右に、シャーネが左に向き直る。
コミクロンは凪に注意を向けたままでいつでも魔術を放てるよう意識を整える。
露骨に警戒した火乃香たちの態度に、しかし凪は眉一つ動かさなかった。
「確かに二人隠れているがそれは護身のためだ。
その二人も含めてオレ達は何もしない。
見たところお前らも無差別に襲ってるわけじゃないようだし、通るならさっさと通ってくれ」
そこで言葉を切って、今度ははっきりと苦笑を浮かべ、
「別行動中の仲間にやっかいなのがいるんだ。
どこで油売ってるのか待ち合わせ時間を過ぎても帰ってこないが、そいつが帰ってきたらややこしいことになる。
そうなる前に行って欲しいんだよ」
「……わかった」
あくまで神経を張り詰めたまま、四人は凪の方へと進んでいった。
歩きながらヘイズがコミクロンに小さく囁く。
「コミクロン、相手が動いても初撃は俺が止める。その後の防御は頼んだ」
「了解だ。ところでヴァーミリオン、鉄球を一つ持ってくれ。重くて仕方がない……」
「自分の荷物だ、自分で担げ」
「……なんかあんたたち見てると緊張感がなくなってく気がするよ」
「…………」
女性陣にじと目で睨まれて黙る男二人。
いささか情けない構図ではあるが、現在のパワーバランスを如実に表した光景だった。
結局、四人は何事もなく凪の横を通過した。
そのまま言葉を交わすこともなく距離を空けていく。
森を抜けて再び草原に出る頃には、火乃香の天宙眼でも感知できない距離になった。
息苦しい空間が消え、ヘイズが大きく伸びをする。
「まあ、当初の予定より近道できたんだ。多少ぴりぴりしたが、運が良かったかもな」
「うん。でも落とし前はつけとかないとね。
――――みんな、ごめん。
あたしが勝手に動いたせいで危ない橋を渡ることになっちゃって」
気落ちしたように火乃香が言った。
火乃香はキャラバンで育てられた。
子供の頃から集団生活が当たり前だった彼女は、個人の勝手な行動がチームに与える損害の大きさをよく知っている。
プロとして独立してからも、そんな迂闊な行動をすることはなかったのだが。
「ま、気にすんな。今後気をつけりゃいいだろ」
「失敗は成功の母というしな。かくいう俺もキリランシェロとの聖戦においては――――」
「…………」
三者三様、全員が火乃香に許しを告げ、対する火乃香も頷いて再び意識を引き締める。
地図で現在位置と方向を確認したところでコミクロンが思い出したように問いかけた。
「そういえばなにか拾ってたな? なにを拾ってたんだ?」
「ああ、そういや途中で話を打ち切ってたね。枝に結んであったんだけど……ってあれ、ない?」
確かにジャケットのポケットにしまったはずだが、どこかで落としたのだろうか。
あの奇妙な文章が書かれた紙がなくなっていた。
「うーん、どこで落としたのかな」
「手紙なんだろ? 何が書かれてたんだ?」
「…………」
ヘイズとシャーネの問いかけに、火乃香を困ったように頭をかく。
「変な文だったよ。確か……」
火乃香は青い空を見上げ、その“物語”を諳んじた。
合わせ鏡の怪談が、三人へと広がっていく。
あくまで神経を張り詰めたまま、四人は凪の方へと進んでいった。
歩きながらヘイズがコミクロンに小さく囁く。
「コミクロン、相手が動いても初撃は俺が止める。その後の防御は頼んだ」
「了解だ。ところでヴァーミリオン、鉄球を一つ持ってくれ。重くて仕方がない……」
「自分の荷物だ、自分で担げ」
「……なんかあんたたち見てると緊張感がなくなってく気がするよ」
「…………」
女性陣にじと目で睨まれて黙る男二人。
いささか情けない構図ではあるが、現在のパワーバランスを如実に表した光景だった。
結局、四人は何事もなく凪の横を通過した。
そのまま言葉を交わすこともなく距離を空けていく。
森を抜けて再び草原に出る頃には、火乃香の天宙眼でも感知できない距離になった。
息苦しい空間が消え、ヘイズが大きく伸びをする。
「まあ、当初の予定より近道できたんだ。多少ぴりぴりしたが、運が良かったかもな」
「うん。でも落とし前はつけとかないとね。
――――みんな、ごめん。
あたしが勝手に動いたせいで危ない橋を渡ることになっちゃって」
気落ちしたように火乃香が言った。
火乃香はキャラバンで育てられた。
子供の頃から集団生活が当たり前だった彼女は、個人の勝手な行動がチームに与える損害の大きさをよく知っている。
プロとして独立してからも、そんな迂闊な行動をすることはなかったのだが。
「ま、気にすんな。今後気をつけりゃいいだろ」
「失敗は成功の母というしな。かくいう俺もキリランシェロとの聖戦においては――――」
「…………」
三者三様、全員が火乃香に許しを告げ、対する火乃香も頷いて再び意識を引き締める。
地図で現在位置と方向を確認したところでコミクロンが思い出したように問いかけた。
「そういえばなにか拾ってたな? なにを拾ってたんだ?」
「ああ、そういや途中で話を打ち切ってたね。枝に結んであったんだけど……ってあれ、ない?」
確かにジャケットのポケットにしまったはずだが、どこかで落としたのだろうか。
あの奇妙な文章が書かれた紙がなくなっていた。
「うーん、どこで落としたのかな」
「手紙なんだろ? 何が書かれてたんだ?」
「…………」
ヘイズとシャーネの問いかけに、火乃香を困ったように頭をかく。
「変な文だったよ。確か……」
火乃香は青い空を見上げ、その“物語”を諳んじた。
合わせ鏡の怪談が、三人へと広がっていく。
全員が夜会の招待状を受け取った。
狭間の時間まで残りは半日。
狭間の時間まで残りは半日。
魔女の撒いた小さな種が、今、静かに芽を吹き始めていた。
【E-3/草原と森の境目/1日目・11:45】
【戦慄舞闘団】
【戦慄舞闘団】
【火乃香】
[状態]:健康
[装備]:魔杖剣「内なるナリシア」
[道具]:
[思考]:1、シャーネの人捜しを手伝う 2、子分が出来た
[状態]:健康
[装備]:魔杖剣「内なるナリシア」
[道具]:
[思考]:1、シャーネの人捜しを手伝う 2、子分が出来た
【シャーネ・ラフォレット】
[状態]:右手負傷
[装備]:騎士剣・陽
[道具]:
[思考]:1、クレアを捜す 2、子分が出来た
[状態]:右手負傷
[装備]:騎士剣・陽
[道具]:
[思考]:1、クレアを捜す 2、子分が出来た
【ヴァーミリオン・CD・ヘイズ】
[状態]:左肩負傷、子分化
[装備]:騎士剣・陰
[道具]:支給品一式 、有機コード、火乃香のデイパック(支給品一式)
[思考]:1、刻印解除構成式の完成。 2、もうどうにでもなれ…
[備考]:刻印の性能に気付いています。
[状態]:左肩負傷、子分化
[装備]:騎士剣・陰
[道具]:支給品一式 、有機コード、火乃香のデイパック(支給品一式)
[思考]:1、刻印解除構成式の完成。 2、もうどうにでもなれ…
[備考]:刻印の性能に気付いています。
【コミクロン】
[状態]:軽傷(傷自体は塞いだが、右腕が動かない)、子分化
[装備]:未完成の刻印解除構成式(頭の中)・エドゲイン君一号
[道具]:シャーネのデイパック(支給品一式)
[思考]:1、刻印解除構成式の完成。2、クレア、いーちゃん、しずくを探す。
3、この大天才の有能さを気づかせてやる 4、片結びの危機
[備考]:服が赤く染まっています。
[状態]:軽傷(傷自体は塞いだが、右腕が動かない)、子分化
[装備]:未完成の刻印解除構成式(頭の中)・エドゲイン君一号
[道具]:シャーネのデイパック(支給品一式)
[思考]:1、刻印解除構成式の完成。2、クレア、いーちゃん、しずくを探す。
3、この大天才の有能さを気づかせてやる 4、片結びの危機
[備考]:服が赤く染まっています。
[チーム目的]:1、海洋遊園地に向かう。2、情報収集
[チーム備考]:全員が『物語』を聞いています。
[チーム備考]:全員が『物語』を聞いています。
【F-4/森の中/1日目・11:45】
【戯言ポップぴぴるぴ~】
【戯言ポップぴぴるぴ~】
【いーちゃん】
[状態]:健康
[装備]:サバイバルナイフ
[道具]:なし
[思考]:かくれんぼ中。
[状態]:健康
[装備]:サバイバルナイフ
[道具]:なし
[思考]:かくれんぼ中。
【ドクロちゃん】
[状態]:頭部の傷は全快。左足腱は、杖を使えばなんとか歩けるまでに 回復。
右手はまだ使えません。
[装備]:愚神礼賛
[道具]:無し
[思考]:かくれんぼ中。
※能力値上昇中。少々の傷は「ぴぴる」で回復します。
[状態]:頭部の傷は全快。左足腱は、杖を使えばなんとか歩けるまでに 回復。
右手はまだ使えません。
[装備]:
[道具]:無し
[思考]:かくれんぼ中。
※能力値上昇中。少々の傷は「ぴぴる」で回復します。
【霧間凪】
[状態]:健康
[装備]:ワニの杖 制服 救急箱
[道具]:缶詰3個 鋏 針 糸 支給品一式
[思考]:なんとかやり過ごせたか…。
[状態]:健康
[装備]:ワニの杖 制服 救急箱
[道具]:缶詰3個 鋏 針 糸 支給品一式
[思考]:なんとかやり過ごせたか…。
※【戯言ポップぴぴるぴ~】 は『375:剣舞士、襲来』に続きます。
- 2005/07/16 修正スレ129
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