南光太郎は信彦との殴りあいの途中、一つのチャンスを狙っていた。
「うおおおお!!!」
光太郎が信彦のパンチをよけて信彦のわき腹をけった。
「変身!!」
光太郎は再びRXに変身する。
「行くぞ信彦!!」
ベルトのサンライザーからリボルケインが現れる。
「リボルクラッシュ!!」
秋月信彦の腹から火花が散る。
「ありがとう……」
信彦がその場に倒れた。
「信彦……」
だが、信彦の体は闇の支配者の付近で蠢く巨大生物・邪神の口へと入っていった。
「信彦!?」
邪神が大きな声で鳴く。
邪神の体に、シャドームーンの顔が浮き出た。
「これは……!?」
「邪神。私の未来を変えてくれるのだ……」
闇の支配者がいかにも怪しげな装置のボタンを押した。
「ウオオオオン!!!!!」
邪神が苦しげにレーザーを出した。
「うわっ!?」
RXが物言わぬ石に姿を変えた。
「お前たちもだ!」
三大怪獣と戦うウルトラマンティガ、ダイナ、ガイアもレーザーを受け、石になる。
そして、三大怪獣をも石へと変えた。
「そいつらは殺せ!! ウルトラマンたちは生かしておけ!!」
邪神が触手で石を割る。
割れた石が邪神の口に入っていく。
スーパーヒッポリト星人、キングオブモンス、タイラントの顔が浮き出る。
すると邪神が巨大化した。
「いいぞ!! 邪神。このまま正義の戦士たちを消し、世界中を悪に染めろ!!」
「おい、お前」
闇の支配者が後ろを向く。
そこにはさっきの黒い影──邪心王が立っている。
「俺と協力して全ての世界からウルトラマンを消し……」
「断わる」
闇の支配者が言い終わる前に断わった。
「お前の存在が俺の歴史を変えた。消えてもらう」
直後、邪神の咆哮とともに邪心王が消え去った。
いや、邪神の体に顔──といってもフードのようなものでよく見えないが──を引っ越したのだ。
□
その頃──
「大変……。ウルトラマンもライダーもやられてしまった……」
赤い靴の少女があせりを感じ始めた。
特殊な力で自分以外が平行世界に移動することが許されなくなったため、異世界のヒーローを連れてくることができない。
かと言ってそれができるのは南光太郎と高山我夢のみ──それしか知らなかった。
□
さらにその頃──
「レナ、僕は今……何かに呼ばれている気がするんだ」
一人の男が愛する者の前で言った。
「そう……やっぱり、ティガとして?」
「ああ……そう感じる」
女は少し躊躇った後、言った。
「いってらっしゃい。……ホラ、ヒカリもパパに」
「いってらっしゃい」
小さな女の子が言った。
□
「呼ばれてる……。でも、どうすればいいんだ?」
宇宙の果てで一人の男が言った。
「いくぜ!! そして帰ってきてやる!! ……待ってろよ! リョウ」
最終更新:2008年11月27日 16:17