剛、麗、悠……。俺はやっぱり生きていた。
一時はどうなることかと思ったがどうしてか助かった。
まつで正義の味方だ。何があっても助かる。
兄弟まで手にかけようとした俺がそんなわけないか……。
□
三十分ほどあるくと、二人の男に出会った。
誰もいない町の中にいるのだから、話しかけても不自然じゃないだろう。
「ここがどこだか知らないか?」
俺は剛たちに会いたい。だからそれをきいた。
日本ではあるようだが……。
「俺たちがききたいくらいだ」
「何?」
「死んだらここに来た。もしかしたら天国かもな」
俺は一瞬いやな予感を感じた。
天国の存在なんて信じていないが、本当にあるんじゃないかと思ったくらいだ。
「そんなはずはない。俺は生きていた」
死亡者じゃないほうの男が言った。
革の茶色ジャンパーを来た怖い顔立ちの青年だ。
「俺は少年を探せと声を聞いたらここにいた。望月宏という名前だが知らないか?」
男の質問にNOと答えると、もう1人の男がこっそり俺に手招きをして、耳打ちした。
よく見ると、この男。腰に銃をぶら下げている。そう感じてみると、服装も軍人のように見える。
いや、韓国映画の軍人の格好だ。
「おい。聞いてるのか」
「あ……いや、すまん」
「もう一回言うが、あの男は気がちがっちまってるみたいなんだ。気をつけてくれ」
あんたに言われたくない。「気がちがってる」なんて表現が既に危ないヤツだ。
「ん?」
滝沢が中空を見て銃を撃った。
俺は弾丸が当たった下に落ちた白いピンポン玉くらいの球体を手に取った。
「コマンドサテライト!!」
「知っているのか?」
知っているも何も、それは壊滅したクラウンの装備のはずだ。
なぜこんなところに……。
「ハッハッハッ。久しぶりだな、デスファード」
背後から聞こえた声に耳を傾けると、そこにはファング8体とガイボーグ2体、そして熊のガイアソルジャー・ヴァルカノンがいた。
「ヴァルカノン! 生きていたのか」
「悪は何度倒されても蘇るのだ」
「なら悪は何度蘇っても倒されるんだ」
俺はヴァルカノン相手に得意の格闘技で攻撃する。
「そんなんじゃ倒せねえよ。……タイムファイヤー!!」
男が帽子を投げてそう叫んだ。
直後、彼は赤い炎の戦士・タイムファイヤーに変わっていた。
いつの間にか、革ジャンの男もバッタの怪人に代わっていた。変身する瞬間は見ていないが、おそらくあの男だろう。
「こうなったら俺もだ!」
俺は醜いデスマスクの異形・デスファードに姿を変えた。
直後、ヴァルカノンがデッドホークを俺に振り下ろした。
俺はそれをよけてヴァルカノンの肩にチョップを喰らわせる。
「グッ!!」
デッドホークを落としたヴァルカノンに一発二発と蹴りをお見舞いし、最後に王気極星拳を喰らわせる。
しかし、ヴァルカノンは起き上がった。
「王気爆雷破!!」
だがそのヴァルカノンも起き上がった瞬間、蹴りで十メートルほど吹っ飛び、最期は爆竹をつっこんだかえるのように爆発した。
□
「何オノを埋めてるんだ?」
俺が町の付近の山にデッドホークを埋めていると、軍人の男が背後から声を掛けた。
「墓だ。彼も人間だったんだ。俺たちと同じようにな。だから墓をつくったんだ」
「なるほどな」
「そういえば自己紹介が遅れたな。俺は
風間将人」
「
麻生勝だ」
「滝沢直人」
滝沢と麻生は握手しようとしなかった。
俺も同じか……。
【現在地:静岡県】
【風間将人の持ち物:壊れたコマンドサテライト】
【滝沢直人の持ち物:Vコマンダー、銃】
【麻生勝の持ち物:なし】
参戦時期
風間将人⇒最終回後、滝沢直人⇒死亡後、麻生勝⇒ZO開始前
※Zブリンガーについては次の書き手さんにお任せします。
※Vレックスは普通に呼べます。
最終更新:2008年10月25日 10:51