「機動戦士GUNDAM SEED―Revival―」@Wiki

世界最強のパイロット

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
『フェイク025、バイタル消失、蘇生処置急げ』
『フェイク026の脳波レベルが上昇し過ぎだ!投薬を中断しろ!』
『フェイク027のバイタルに変化なし。引き続き自我境界面の除去に移れ』
『フェイク028、Y試料の基礎記憶の上書きを終了しま・・・畜生!バイタル、ロスト!』

ガラス張りのモニタールームからの指示で、無数のベッドの上に固定された「検体」の間を白衣の男女が駆け巡る。
そして、そのモニタールームの一角では今日も議論が戦わされていた。

「そもそも、いきなりY試料と同様の風貌に整形するのは問題があると私は言っている!」
「「貌」はアイデンティティーの確立に有効なのはご存知でしょう?」
「最初期の5名の自我崩壊は記憶移植前の貌のままだったからというのが君の自説だがね!なら、007から012は何故安定する事なく死んだのかね?」
「クローン班から言わせてもらうが、非クローンの場合の風貌より長期記憶の定着に難があるんじゃないのかね?そもそも、「初期化」の技術は確立したとは言いがたい。エクステンデッドとは違うのだよ?」
「あの、マイクロマシン班です。マイクロマシンで強制的にシナプスを構築するのはまだまだ手探りです。そこのところを忘れないで頂ければ」
「クローンこそ!今だ未完成の技術でしょうに!」

白熱しすぎてケンカになりつつある空気を察し、白衣の集団の一人が話題を変える。

「ところで、IRISに面白い「素材」が居るらしいぞ?」
「あー、あの三人組か・・・局長がさりげなくコナかけたんだが脈無しだそうだ」
「情報が早いな・・・」
「まあ、あの牝狐がそうそう・・・ああ、そう言えば「Y試料」へ局長が話したそうだ」
「本当なんですか、それ?!自分自身の複製造ってるんですよ?・・・大丈夫なのかしら?」
「主席や代表に知れたら即座に凍結だろうな。ただ、本人は黙認するつもりらしい」

「『世界最強のパイロット』も大変ですな・・・」

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