「機動戦士GUNDAM SEED―Revival―」@Wiki

紅の瞳

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
今日は戦勝記念式典があるために、学校がお休みなので町に出かけることにした。
友達はみんなで式典の見学にいくから、一緒に行こうよと誘われたんだけど
あの戦争で両親が死んだ私は正直参加どころか見たくもない……………
そのため、せっかくのお誘いを断って、一人こうしてぶらぶらしているんだけど。
映画でも見に行こうかな、それとも公園で日向ぼっこでもしようかな。
よし! お天気も良いし公園で日向ぼっこにしよう。

公園に着いた私は日向ぼっこする場所を探そうと、公園内を見渡した。
(ど~こにしようかな……………アレ? あのお爺さんまたやっているんだ)
公園の噴水の手前、そこにあったのは数日前に見たのと同じ光景。
60ぐらいのお爺さんが演説をしている、そしてそれを遠巻きに見ている人達。
「ラクス・クラインに騙されるな!! 奴こそが戦争を起こし今の世の中にした張本人だ!!」
正直、あまり聞いていて楽しくないよ。 何処か別の場所に行こうかな……………え!?。
いきなりだった。 演説しているお爺さんに20代ぐらいのお兄さんが殴りかかったのは。

えっ!? 何で!? 止めなきゃ!? 
あまりの事にパニックを起こし呆然としていると、さらに別の人がお爺さんに近づいて……………
殴った! 手加減抜きでお爺さんに殴った! さらにどんどん人数は増えていき……………
と………止めなきゃ!! 何で誰も止めようとしないのよ!
「ちょ……ちょっと止めてください!! 何をやっているんですか!!」
慌ててお爺さんの所に走っていきつつ、私は力いっぱい叫んだ。
「うるせえ!!! このジジイはよりにもよってラクス様を侮辱したんだぞ!!」
「そうだ!!そうだ!!ラクス様を侮辱するなんて、こんなジジイ生きている価値がねえんだよ!!」
無茶苦茶だ……………この人達は何を考えているのよ。
「だからって!! こんなお爺さんをよってたかって殴るなんて!!」
「黙れ!! お前もこのジジイの仲間だな!!」
お爺さんを殴っていた男の一人がそう言うと私に殴りかかってきた。

えっ!? 嘘!? 暴力反対!? 
殴られる、そう思った私は思わず目を閉じてしまった。
<ガスッ!!>
…………………………アレッ? 
「てめえ何しやがる!!」
<バキッ!!>
…………………………何処も痛くない、何で?
恐る恐る私が目を開くと。そこには、お爺さんを殴っていた人々を相手に一人の男の人が乱闘を演じていた。
……………あの人は。 私はその乱闘を演じている人に覚えが会った。
昨日見た、ラクス様のポスターを踏んづけた黒ずくめの怪しい人……………なんで?
助けてくれたの?
複数の人間を相手に、その人は一人でお爺さんを殴っていた人々を殴り飛ばしている。
気がつけばお爺さんもいなくなっている。
「邪魔だとっとと逃げろ!!」
男の人が私の方を見てそう怒鳴った。
あっ!?
男の人が私の方を見たため隙が出来、殴られた……………いや、かすっただけみたい。
代わりに付けていたサングラスが弾き飛ばされている。
その時初めて私は黒ずくめの男の人の素顔を見た。
鋭い目つき、片方の頬に縦に傷が一つ、そして何よりも印象的なのはその目。
その男の人の目は赤かった。
……………そうか、この人は……………きっと……………寝不足なんだ。
     (少女は少し混乱しているようだ)
「いいからとっとと逃げろ!!」
「は………はい!!」
男の人に再度怒鳴られ、私は慌てて走って逃げだした。
「ハア……………ハア……………この辺までくれば大丈夫かな」
疲れた……………運動不足なのかな……………それにしても酷い目にあっちゃったな今日は

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