「機動戦士GUNDAM SEED―Revival―」@Wiki

星占い

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匿名ユーザー

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おかしい・・・・・・出かける前にTVで見た今日の朝の星占いじゃ、中吉。運命の異性と出会うとナレーションのお姉さんが言っていたのに。
ああ・・・・・・けど今日は本当についていないな。
何で私は・・・・・こんな所を必死で走っているんだろう。 時おり周りに銃弾が飛んできているような気がするけど
多分気のせいだよね・・・・・・気のせいだといいな・・・・・気のせいに違いない。
私の前を走っている黒ずくめの男の人の背中見つつ、私は現実逃避していました。
やっぱりあの時、近道をしようとあの細い裏路地に入ったのが間違いだったのかな?
公園での騒ぎに巻き込まれた後、図書館で本でも読もうと図書館に向かいました。
本を読むのに夢中になっていたために、気がつけば門限の30分前でした。
やばいです。このままでは寮長に怒られちゃいます。 門限破りの罰則はたしか・・・・冗談じゃない。
そう思い急いで図書館を出た私は寮に向かってやや小走りで走っていったんだけど
どう考えても、このままじゃ門限までに間に合わない、近道を通ろう。
普段なら絶対通らない近道、路地が細長く薄暗いので女の子の一人歩きには怖い場所です。
それに、今は夕方で暗くなってきているため、ただでさえ怖というか、当社比20%UP。
けどそれ以上に怖いのが門限破りの罰則・・・・・えーーい女は度胸よ!!
路地を半分ぐらい来た辺りで、なんだか前の方からバンバン凄い音がしてきました。
何この音? もしかして新手の幽霊か、ポルターガイスト? 
自分でも馬鹿な事を考えているな~と思いつつ歩いていくと、段々と音がこちらに近づいてきます。
突然でした。 私が向かっている路地裏の出口に黒ずくめの怪しい男が出現すると同時に
私の方に向かって疾走してきたのは。
後ろでまとめた黒い長髪、黒いシャツ、黒いズボンに黒いロングコート、極め付けに顔にかけた黒いサングラスの怪しい風体。
この人は・・・・・・・・・・・・・・変質者に違いない!!  断言します!! 変質者に違いありません!!
そう思うと同時に私は来た道を逆走しはじめました。 必死です。 まさかこんなところで変質者と出会うなんて。
後ろから「いたぞ!!」だとか「逃がすな!!」とか聞こえてきますが、私の貞操が危険でピンチです。
というか必死な私には何の事だか理解できていません。ただすぐ後ろから変質者が追いすがってきているのだけが私の真実です。
後ろの方でバンバン凄い音が聞こえていたり、周りの壁に突然火花が散ったりしていますがきっと怪奇現象の一種でしょう。いえそうに違いありません。
あと少し、もう少しで、この路地裏から脱出できる。さようなら変質者さん。
そう思った瞬間でした・・・・・・転びました・・・・・派手に転びました・・・・・何でこのタイミングで転ぶのだろう私はなどと冷静に考えています。
いけない!! すぐに逃げなきゃ・・・・・・アレ? 何で転がっている間に襲われなかったんだろ?
「いたた・・・」 
慌てて起き上がった私が見たものは、こちらに向かって走りつつ銃撃戦をしている黒ずくめの人でした。
あっ!! そこでようやく自分の間違いに気がつきました。
自分がどうやら映画の撮影をしている場所に紛れ込んでしまったのに。 時々回りの壁に走っている火花は、銃弾が当たっているからなんだ。
何処にカメラがあるんだろ? きょろきょろしつつカメラを探していると、いつの間にかすぐ近くまで役者さんがきていました。
「あっ! すいません撮影の邪魔しちゃいました」
私がそう言うと男の人はかなり驚いた顔をしていました。 あれ? この人は昼間助けてくれた人じゃ?
私が変質者だと思っていた人は、昼間私を助けてくれた黒ずくめの男の人でした。
「犯人二名発見!Cブロックに向けて逃走中!至急応援を請う!」
男の人の後ろの方からそう叫び声が聞こえてきました。
犯人? 二名? この人しかいないけど、他の犯人役の役者さんがもう一人いるのかな?
「ちっ!! こい!!」 目の前の黒い人がそう叫ぶと同時に私の腕を引っ張って走り出します。
片手で私を引きずるように走りつつ男の人が、先ほどの声が聞こえた方に向かい手に持った銃を撃っています。
へ?  何で? 本物の銃? もしかして撮影じゃない? 
「ええええっ!!!!」
路地裏に私の声が大きく響きました・・・・・・・・・
というわけで現在何故か逃走中です。 どうやら追いかけている人に、私はこの人の仲間だと思われたみたいです。
必死に走っている私の周りに、時々銃弾が飛んできています・・・・・・夢じゃないよね・・・・夢だといいな・・・・夢に違いない。
やっぱり・・・・・・・・・・・・明日から別のチャンネルの星占いを見よう。

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