「世の中には『ないもの』がたくさんある」
存在しない用語集とは、2019年5月3日の配信にて行われた企画「我プレゼンツ九条林檎アンサイクロペディアを作っていこう」が元となっています。
この企画はリスナーから存在しない用語を募集し、集まった中から抽選で選ばれたものに林檎様が即興で意味を当てていくというものでした。
その名の通り存在しない用語のため今後使われない可能性大です。あらかじめご承知おきください。
この企画はリスナーから存在しない用語を募集し、集まった中から抽選で選ばれたものに林檎様が即興で意味を当てていくというものでした。
その名の通り存在しない用語のため今後使われない可能性大です。あらかじめご承知おきください。
8/11に「ない言葉辞典編纂室」も開催。
存在しない用語集
用語一覧
狭幕(きょうばく)
- 会議に夢中になるばかりにメンバーだけで思考が固まってしまって、すごくいい案だと思っても一歩外に持っていくとそうでもなかったなということ
- この用語のみ林檎様が例として発案
- バス用語の幅狭幕(はばせままく)とは異なる
転がらない丸
- 完璧に思える計画にも必ず不可解な原因がある
- 坂に丸を転がそうと思ってもどうしても回らないとき、一方向だけでは原因がわからない。(摩擦が強い・下からの風・障害物・物理演算など)いろんな方向から見てみようよという教訓
サラマンダーに毒
- その昔国を襲ったサラマンダーに毒を投げた馬鹿者がいた。サラマンダーとは火を吐くトカゲ(ドラゴン)であり毒を投げても火で無効化される
- 転じてまったく意味のないことを再提案する意味になった
- 冷静に考えればありえないこと、すでに試されたことを再提案すること
スイカの夢
- 「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」知的生命体でないものが夢を見るか観測できない=証明できない
- 不可能に思えることでも実際証明できるかと言われればできないことを忘れてはいけないように、絶対的にないと盲信してミスってはいけないという例え
仏の顔もサンドウィッチ
- 明治あたりに仏教と混ざってできたことわざ
- 西洋の文化が入ってきて人々の信仰がおろそかになってきた頃、「サンドウィッチのように片手間でも信仰は信仰、御仏には認めてもらえますよ」と、小さいことから始めようと伝えるためにお坊さんが作った言葉
- 「仏だって鬼じゃありませんよなぜなら仏だから」
とめどなく袖捲り
- ノースリーブを見たオヤジが「何でえとめどなく袖まくりしやがって」と言い笑われたことから
- 無知であることは笑われるため、勉学以外の道徳や一般常識、慣用句を知ることが大切という教訓
- たまに誤用としてノースリーブそのものを指すことがあるがそれこそとめどなく袖まくりなので注意
海まくら
- ウォーターピローの中で日本で一番シェアのあった商品名
オポッサムインパクト
- アメリカの山の方でオポッサムが大移動する時に町中に出たりする。そのインパクトの事
流されてSHOWROOM
- 今もういないんだが半年前くらいにいたバーチャルドサ回りSHOWROOMERミクニイサオのオリジナルソング
- 聞いた者はいないらしい
アロマディフューザーにお酢
- お洒落なデバイスを買ったはいいがソフトが足りてないこと
- 転じて名前だけで形を整えても実際に調べていないとちゃんと使うことはできないということ
吸血鬼のしっぽ
- ないこと、不可能なことの例え。吸血鬼に尻尾はない
- しっぽを掴む=ないものを掴む「あー吸血鬼のしっぽ掴まされちゃったよ」
四途(しと/よんと)の川
- 昔東北の山の方に小さな名もなき川があった
- その川は住民に飲み水・洗濯・水風呂・掃除の4つの用途で使われていた
- 転じていろんなものに使える万能であることを示す
虫歯に正露丸
- まったくもって意味がないこと
リンゴ(表)・リンゴ(裏)
- 太鼓の達人の曲
- 鬼まで回してからカッの所をガガガガガ…とやり続けるとリンゴ(裏)になる
お前の勝ちは誰かの負けである
- そのまま
雨が笑えば虹になる
- 雨ヶ崎笑虹のカッパ隊のスローガン
ミミズ腫れにはリンスインシャンプーを
- 民間療法
- ひやっとする
- 実は嘘らしいぞ
- リンスインシャンプーがあまりに画期的過ぎるので生まれた言葉
大土踏まず(おおつちふ・まず)
- 土踏まずの手バージョン。両手で合わせて大土踏まず
- 手を広げてみろ手のひらの真ん中にちょっとくぼんでるところあるだろ
- なぜ両手なのかは謎。近畿大学の教授が調べているとかいないとか。論文が出るのを待とう
木彫りのクマー
- まったくもって関係ないようなものを勘違いしてまるで神話だとか伝承だとか伝統のように木彫りにしたり広めたりすること
- シャザムポーズみたいなもの。クマーはインターネットミームの「クマー」
ない言葉辞典編纂室
ない言葉を、創るのは我々だ。
ここから先は8/11に開催された「ない言葉辞典編纂室」の内容です。
用語一覧
夏に暖房
- 全方面から良くないことの例え。夏に暖房をつけると大変良くない。省エネ的な点から見ても
- 「あんな企画駄目に決まってるよこれじゃ夏の暖房だよ」のように使う
水の水割り
- 水である
暑さ寒さもクリスマスまで
- 暑さ寒さを感じるのは必ず辛いときであるからしてクリスマスのような浮かれポンチな日を迎えれば熱さ寒さも気にならなくなる
- 人々が浮かれる日は暑さ寒さも忘れる。なお「暑さ寒さもハロウィンまで」が広まっておりますがこれは間違いなので
テーブルの上にごま
- 小さなものでも色の全く違うところに置けば即座にわかるように 凡人の中で才ある者のことを指す
- 「今年の新入生のスピーチ良かったな~あれはテーブルの上にごまだ。俺喋ってないけどわかるもん」
虎影落とし(こかげお・とし)
- 虎のような強いものの影はすぐそれとわかるものであるということ
- 「このデータこの日付からこっち全然違うじゃないか、絶対これ経理のアラタさんじゃなくて誰かの手が入ってるよこれじゃ虎影落としだ」
364日
- 深い悲しみに襲われて毎日なにか足りないような感じのときに使われる言葉
- 「はむのすけがいなくなったから僕の毎日は一年が364日のようだ」なにか物足りず1年が364日に感じる
吸血鬼のかかとはつるつる
- 吸血鬼のように高貴な身分の者はたくさん歩いたりしないので踵がつるつるなこと
- 靴全然磨り減ってないじゃねーか、靴ピッカピカじゃねーかという話
- ちなみに我はよく働く吸血鬼なので靴がそこはかとなく汚れたりするのでクリーニングしている
わらじみたいな顔
- 草鞋みたいな顔のことである。泣きじゃくってしわしわな顔のこと
フルーティブラッド
- ブラッドソムリエがつける階級のうちの一つ。オレンジペコと一緒で実際にフルーティーな味がするわけではなく瑞々しく新鮮なさまが転じてフルーティになった
- 良し悪しではなく血がどのような状態かを表すのでお気を付けください。所謂齧りたての血のこと
- ちょっと待つとフラットブラッド(1回グラスにあけた状態)になる
雨に日傘
- 誤った道具の使い方をしている様
- 転じて、その場にある物で問題を解決する様
- 昔は封筒を切るのに使うペーパーカッターで布を裁断しようとするようなもののことを指していたが、最近ではありあわせの道具でうまくやるという意味に転じてきている
- 弘法筆を選ばずに似ているが緊急性がないため、緊急のときにやった場合は雨に日傘でいいんでなかろうか
石の下に念仏
- どんなに用のないものに思えてもそれが建てられた経緯には意味があるかもしれないから、必要ないものに思われても不用意になんでもかんでも排除しちゃいけないよ、ということ
- 石の下に仏さんがあるかもしれないんだから
魔界オカメインコ
- 棗の所のペットだ
鉢植えにサクランボ
- 隣の佐藤さんがやってる園芸のこと
- サクランボってできるらしいぞ鉢植えで
惚れっぽいかかし
- 魔界の大ベストセラー小説のタイトル あまり長くはない
- かかしが往来の人を眺めてはあの女の人はあの服をきてどんなところへ行くのだろうと考えているうちに惚れてしまう。かかしが想像した内容がちょっとしたオムニバスになっている
- かかしには性別がないので男バージョンもある。往来を往く人々のこんなことがこれから起きるかもしれないなという想像
- その人がすごくいい人に思えて好きになってしまうが次に人が通り過ぎてまたその人を好きになる。そのかかしは最後に…みたいな感じの いつか買ってきてやろうな
トートバッグの乱
- 有名トートバック専門店が起こした夏の大セールのタイトルのことである
- 500円とかで有名ブランドのが買えた。あれは頭がおかしかった
小川に象
- いくら探しても必要なものがないこと
- 砂浴びをする場所がなかった象が小川に来てちゃぷちゃぷするんだが、足を軽く濡らすことしかできない
なんちゃってハイヒール
- 実際には自分の足が全部収まっているんだがハイヒールのように側面からデザインされたブーツのこと
- 我ら吸血鬼は異様にスタイルが良くそのスタイルだけでばれてしまうので逆に足を短く見せることによって人間に擬態したりする
お手をするリス
- そんなリスも流行りましたね
蟹の線路
- むかしばなし。この線路を歩いていけば次の駅に着くのに全然着かない。この線路配線か?と思った時に緑色の蟹がわんさかと動き出し、実はその下に本当の線路があった
- 草のように見えていたが実は線路を邪魔していた蟹の事
蜃気楼の家賃
- とてつもなく高くてやばい家賃
- 考えるのはよそう
七曲がり八腐り(やくさ・り)
- どうにかそれを完遂しようとして道に例えて最終的にどんなに工夫しても報われない場合に腐ってしまった人の事
- 用例「田中さんちの息子さんあれ引き籠りなのかしら」「それが昔ねぇスポーツ選手を目指してたらしいんだけど七曲がり八腐りで…」みたいな感じに使う
- 七転び八起きの逆
ない言葉を、創るのは我々だ。
- 無い言葉辞典を売っている書店のスローガン
かみなりのゆくえ
- 昔はやったJ-POPのタイトルのこと 男性ボーカル
- ♪かみなりの行方は~追った先に何があ~る~ん~だ~Ah~ だからもうどこにもキミがいないのに Ah~
エクストリームあるじ
- 今の我のこと。キリッ
ああマルクホルテの丘
- 我の国の昔の歌
- ♪雛菊は咲き 花々は薫る あゝ マルクホルテの丘 あゝ すばらしきこの丘
AIの婚姻届
- 最近AIの人権を主張する団体が自主発行している婚姻届
- まだ自我を持っているAIがいないので自我を持つAIを開発する本末転倒なことになっている
いとしのあなたはマルクホルテ
- また懐かしい曲を…
- ♪いとしのあなたは マルクホルテのひと この平原を超える 愛のメロディ
母を訪ねて三軒隣
- 油を売っている母を探しに娘が三軒隣まで訪ねて行ってもおらずいつの間にか家に戻っていたりする
- よく油を売る母をもつ娘はよく苦労するものだ
「くれぐれも我の言った事を鵜呑みにしてとめどなく袖捲りしないように」
「我はないことをしゃべるのが得意だ。ははは」
「我はないことをしゃべるのが得意だ。ははは」