スカイハイ/キース・グッドマン


◆謹厳実直な風の魔術師

ポセイドンラインに所属するヒーロー。バーナビーにトップの座を譲り渡すまでは、不動のKOH(キング・オブ・ヒーロー)として老若男女問わず市民から絶大な支持と人気を誇っていた。
長い間KOHとして君臨していたスカイハイについて、TV版当時のMONTHLY HERO内のコラムにも記されており、単に人気だけでなく実力もあわせ持った非常に優秀なヒーローである事が伺える。

初動が早い時には人命救助を、ほかのヒーローに遅れをとった時は犯人逮捕をと、適切な判断でポイントを重ね、
それが今回のMVPにつながることになった。(MONTHLY HERO内・HERO INSIDEより抜粋)

KOHから陥落した以降は、『風の魔術師』と呼ばれるようになるが、そのKOHの座を死守できなかった事について、ポセイドンラインのCEOから厳しい叱責を受けている。
(マリオによる『キング・オブ・ヒーロー、改め、風の魔術師、スカイハイ!』の実況をモニタ越しに)

ポセイドンラインCEO「このままでは、3位に転落するのも」「時間の問題だぞ」

キース「すみません……」

TV版第15話・スカイハイとポセイドンラインCEOの会話より)

風を操るNEXT能力を持ち、ヒーロースーツ着用時に背中に装着したジェットパックを利用する事で飛行も可能だが、未装着時は自身が浮遊する程度に留まっている。
また、己の能力を利用した「かまいたち」のような攻撃を繰り出す事もできる。

己の才能に溺れる事なく日々の努力を怠らない真面目な好青年で(「HERO-TV」の活動以外に、毎晩空から街のパトロールを日課としている)、他ヒーローからの信頼も厚い。
キース本人も、他のヒーロー達を単なるライバルではなく仲間として大切に思っている姿が、TV版では度々見かけられた。

◆いつから天然キャラは盆暗と同義語になったのだろうか

思い込みが強く決め台詞にこだわったり、「ありがとう、そしてありがとう」など会話の中に同じ単語を繰り返す癖があったりいわゆる【天然キャラ】な所も持ち味であるが、今回のライジングではその特性ばかりがむやみに強調されている。

TV版第15話では、日頃は明朗で優秀なスカイハイの内に秘めたる思いや葛藤がクローズアップされ、KOH陥落後もいつもと変わらず日課のパトロールを続ける一方で、
街で出会った謎の女性シスに、自分の悩みを打ち明けるシーンがあった。

「私はね、最近まで仕事でずっとトップだったんだ。しかし今は違う…」

「別に順位が下がった事はどうでもいいんだ。ただ、もう一度皆の期待に添えるのか、それが不安なんだよ

一度失敗して、自分の無力さを痛感してしまってね(第12話のジェイク戦での敗北を回想しながら)……また自分は
何もできないんじゃないか……そう思うと怖くて、身体が動かなくなって……

「……自分が情けないよ。こんな私なんて、いなくても同じだ」

(ト書き:悔しさと情けなさでグッと拳を握る)
私がいても、皆を失望させるだけだ

(TV版第15話・キースのセリフより)


さとうけいいち@satokeiichiree 2011-07-17 01:03:55

15話のキースは井上君(※キース役の井上剛氏)と二人で話しあってじっくりと人間キース引き出し演じてもらいました。
キースの天然なようでもっと深い部分です。

(当時のさとう氏のツイッターから一部抜粋)

しかし、TV版最終話から3ヶ月後が舞台のライジングからは、そのような苦悩を乗り越えたというよりかつての苦悩や有能さを何処かに置き忘れて来たのだろうか?とすら思える描写がある。

バーで酒を傾けつつそれぞれの悩みを愚痴るイワンとアントニオの相談に乗るでも聞き役になるでもなく、突如二人の話を遮るように自分の悩み?らしきものを脳天気に話し出したり、TV版ではどのような危機的状況に陥っても冷静な分析を忘れなかったキースが、敵のNEXT犯罪者リチャードを相手に何度も壁や仲間に激突や衝突を繰り返すという無様さからはかつてのKOHの面影は微塵もなく、むしろ現在の彼の思考能力その他を心配するレベルである。

◆愛犬への少々間違った愛情?

プライベートでは「ジョン」という名前の大型犬を飼っていて、ライジング版KOWではジョンのパートナーを探しているようなコメントをしたり、エピローグでは街中のペットショップで仔犬を見つめるシーンも出てくる。
仔犬を見つめるキース。wiki以外への転載禁止
※ちなみに、モデル国では州にもよるが日本のようなガラス越しに見せ物にする形での動物の生体販売は原則禁止されている。(ない事はないが、おおっぴらには歓迎されていない)

また、キースの愛犬ジョンの年齢についても、TV版ゴシップスでキースとジョンの出会いについて監修した西田氏と、TV版BD第7巻の特典ドラマCDの脚本を担当した高橋(悠也)氏とでは、内容に齟齬がある。(詳細は別項目で)
最終更新:2015年11月23日 23:08
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