◆MJ版・設定について

「ライジング」以降連載再開したMJ版において、キャラクターの性格や行動にTV版等との齟齬を感じるような箇所や、いくつかの問題点が浮かび上がっている。


  • マーベリック事件から僅か1年ちょっとで、新オーナーの不祥事?とその個人秘書が起こした女神様事件があったにも関わらず何のお咎めもなくアポロンメディアが会社として営業を続けている事。

女神様事件について『のみ』シュナイダーは被害者の立場だが、それとは別にヴィルギルの父親絡みの事件やその他不祥事が明るみになっていたとしたら、そのような人間をロクに調査もせずアポロンメディアのCEOに就任を認めた司法局やその他6大企業にも、それなりの制裁や処分が下されるのではないだろうか?
「ライジング」の黒幕であった秘書ヴィルギルについても、個人的私怨で起こした事件(シュナイダー1人に恨みを晴らす為だけに女神の伝説を利用、シュテルンビルトの街を壊滅させた)にしてはあまりにも重すぎるのだが、まさか本当に「1人も殺していないからいい人」で片付いたとでもいうのだろうか?


  • マーベリック時代も真っ青なバーナビーのポイントインフレ具合

ライジング及びMJ版において、バーナビー(とついでにWT)は他のヒーロー達より約半年遅れで一部リーグに復帰したのだが、その僅か2ヶ月ほどでバーナビーの獲得ポイントが上位にランクインしている。
ヒーローは、一度の出動で獲得できるポイントには上限があるので、バーナビーが2ヶ月足らずでランキング上位に食い込むには、それこそ一度の出動につき全体ポイントの約6割を独占しなくてはならない計算となる。

  • おもなヒーローのpt制度
ポイント獲得要素 獲得できるポイント数
CRIMINL CAPTURED(犯人確保) 200pt
PERSON SAVED(人命救助) 100pt
FIRST TO ARRIVE(初登場) 25pt
※TV版ヒーローゴシップス(p62)より
  • 半年遅れでバーナビーが上位にランクインする為の割合
年間 月平均 半年 8ヶ月 追い付くために2ヶ月で必要な獲得ポイント
ポイント総計(※) 60110 5009 30054 40072 10018
ヒーロー6人平均 ─── 834 5004 5720 716(7%)
バーナビー ─── ─── ─── 5720 5720(57%)
※TV版第1話に出てきた年間ポイント総計より。WTは殆どランキング争いに関係していないので除外

このような形でのポイント獲得は、マーベリック時代どころではない八百長の疑惑が持ち上がってもおかしくないし、仮に上限ポイントギリギリでバーナビーが実力で勝ち取っていたものだったとしても、かつてKOHから陥落しただけでスカイハイが所属先のCEOから叱責されていた(TV版第15話)ように、半年遅れでランキング争いに参戦したバーナビーにごぼう抜きをされた他のヒーロー達の不甲斐なさは、雇用企業から何らかのペナルティがあってもおかしくない状況である。

同時に、今のバーナビーとWTがバディを組む意味も必要性も全くないので、逆に「コンビを解散させてバーナビーをピン(単独)でやらせろ」とクレームがついてもなんら不思議ではない。

【追記】
MJ版のラストエピソード直前には、何とバーナビーどころか全ヒーローの獲得ポイントが横並びでMVP圏内になるという異常事態になっている。
これらはTV版でのヒーロー年間ポイント総計(60110Pt)を遥かに上回っているのだが、MJ版作品上でも各劇場版でもヒーローの獲得ポイントに関する規定が変更された等の説明は、一切見当たらない。

  • MJ版終盤における各ヒーローのポイントランキング
順位 ヒーロー名 獲得ポイント数
1位 スカイハイ 17698
2位 バーナビー 17672
3位 ドラゴンキッド 17621
4位 ブルーローズ 17592
5位 折紙サイクロン 17560
6位 ワイルドタイガー 17525
7位 ファイヤーエンブレム 17514
8位 ロックバイソン 17497
最終更新:2016年11月18日 06:59