概要
cv:かわしまりの
学園都市を統治する
統治会、その中では女性のみの最優秀学生「ソロリティ」の一員。 3年生女子。
フランス出身。数年前より右瞳が
黄金瞳となっている。
フランス貴族シャトレ侯爵家の現当主。上品なもののきわめて高圧的で、一般学生は自分の召使いだと本気で信じている。碩学だった曾祖母と同じ名を継いでおり、それを誇りであると信じているため、祖母を愚弄されると烈火の如く激怒する。
反統治会活動に従事するとある男子学生とは知己の間柄である、との噂があるが、エミリー本人は「根も葉もない噂」と否定している。
私設の女子親衛隊がおり、エミリーに忠誠を誓っていると同時に慕っている。ちなみに全員同じ髪型であり目元は影になって見えない。
来歴
幼い頃に
ルイ・シャルルに恋するが、エミリーは貴族の家系、シャルルは革命者の家系であるという決して交わらない身分の差があり、ある日別れを告げる。
それ以来会うことはなく、お互い学園都市に入学しても基本的に不可侵を貫いていた。
貴族であることに執着しているが、心の底では未練を断ち切れていない。
能力
貴族の心…いかなる時も貴族の務めを忘れない。
アルテミス1…自ら設計した弓。自分の身長ほどもある巨大なもの。
アルテミス2…?
アルテミス3…?
演算能力…
異能。高度な計算を瞬時に大脳で処理できる。処理した全情報を視覚化できるため、弾道計算しながらの射撃戦が得意。
エミリーの
異能は
《計算》。学園都市の10万学生すべての行動すら計算し予測できる。テスラとの戦闘の際には学園都市の正確な全図を数種類と、ここ数ヶ月の彼の行動情報、戦闘情報、気温・温度・風向き・音さえも計算して正確に彼の位置を予測した。
攻撃は
碩学機械製の超大型複合弓アルテミスによる遠距離射撃。射出される鋼鉄の矢は大気を裂いて音よりも疾い。十分な速度と重量、運動が乗った矢は周囲の建造物を粉々に砕きながら進み、着弾点はクレーター上の穴が出来るほどの威力がある。
1本が8本の矢に分裂する黒鉄の刃「アルテミスの黒矢」も存在し、エミリーの計算で8本全てをテスラに命中させたが
バリツ式電磁防御により全て砕かれた。
黒衣のスカート部には防御機構が仕込まれており、展開するとスカート前部を中心に花弁のように広がる。テスラ用に作成された機構であり、雷電を吸収する特殊樹脂で形成されている。さらにその電力を使って飛来するアスファルトを砕くこともできる。
超長距離射程攻撃機構アルテミス
エミリーの有する学園都市最大の行使力。アルテミスⅡ、Ⅲとも呼ばれる。上記の弓とは別物。
学園の施設複数に仕込まれた巨大カタパルト33基、学園の西外壁全面に仕込まれた巨大ガトリング砲333基、総数366基の超長距離射程攻撃機構であり、内部・外部を問わず鏖殺し尽くす黒鋼の雨降らせる力。エミリーの
異能により、これの同時砲撃&大質量攻撃の連打を目標に正確に命中させることができる。
雷電の身である
ニコラ・テスラもこれの全放射を喰らえば只ではすまなかったとのこと。
本編での活躍
初登場は第1章。統治会塔最上階にて
ニコラ・テスラに敗北した
ヴァルターに対して「懲罰もの」と辛辣な評価を下す。
オディール・ツァンのバイオリンを好んで聴いており、私的なパーティには彼女を必ず呼んでいる。その縁で彼女の抱える問題にいち早く感づいてはいたものの、一般学生との身分差に葛藤し手は出さなかった。オディールの問題を解決してくれたことについては、後にテスラに礼を述べている。
第7章ではテスラに寄り添うネオンに疑問を抱いて接触し、望まぬ労働を強いられているのなら自分の元にくればよいとしてネオンを強引に保護する。しかし結果的に部下の誤解でネオンには普段以上の労働をさせてしまい、翌日には謝罪も兼てネオンと改めて話す機会を設けることになる。話す内にネオンの人柄と
鐘に取り込まれなかった心に敬意を表し、対等の同志または友人という関係を築いた。
しかしこのネオンとの交流により支配者としてのエミリーの心が揺さぶられ、そこを
ウィルヘルム・ライヒに付け入られ、誘導暗示によって利用されてしまう。
学園都市の支配者として、統治会に反抗しているテスラを倒さなければならない。しかしそれを達成するには自らの内に残る少女が邪魔だとして、エミリーはかつての自分と決別するために、初恋の相手であり未来の革命者である
シャルルと再び会うことを決める。そして彼に抱かれることで最後の未練を断ち切り、ネオンに約束を破ることを謝罪した後、テスラに勝負を挑む。
遠距離射撃という戦術上、
数式領域は展開しない状態での戦闘となり、正確無比な計算と狙撃でテスラの電力を削ったが、想定以上の強さを持つ彼には通じなかった。追い詰められたエミリーは自身最大の行使力である「超長距離射程攻撃機構アルテミス」を計算上53名の犠牲の上で使うことを決意する。しかし号令の直前に現れたネオンの説得と、シャルルの『状況全てを無視した本当の気持ち』を聴き、思い留まった。
その後はシャルルと恋人として再び寄り添うことになり、ネオンとも
電信通信機で世間話をするなど友好的な関係が続いている。
最終章では塔へ向かうネオンに、
ジョウと一緒に援護に駆けつけた。
その後も業務と偽ってシャルルを統治会領に呼びつけるなど相当に惚気ている。
ガクトゥーンSNでの活躍
高圧的な雰囲気は変わらないが、前作で取り戻したのシャルルとの親交や、改めて友人となったネオンの影響か比較的態度が軟化している。
シャルルとはもはや新婚夫婦のような状態であり、隠れ家では二人の時間を満喫している。しかしそれゆえの悩みもあり、そのことでネオンに相談することも度々。その一環としてネオンに料理を教えてもらう約束をするが、彼女がある理由で泥酔状態になってしまったため結局流れてしまった。
『シャイニングナイト』では他の統治会メンバーと共に調査のために遺跡島に訪れる。
憤怒王が現れた際には黄金瞳を求める
憤怒の毒の大群と戦闘になり、ジョウと共に右翼側を殲滅した。
元ネタ
曾祖母が元ネタであろう。
エミリー・デュ・シャトレ
別名
デュ・シャトレ侯爵夫人ガブリエル・エミリー・ル・トノリエ・ド・ブルトゥイユ
18世紀の女性科学者であり、非常に優れた人物であったという。
登場作品
関連人物
- 悲恋…だがしかし! -- 名無しさん (2013-01-02 17:42:25)
- ラストの二人は幸せそうで何よりだ -- 名無しさん (2013-03-27 02:38:02)
- ドラマCDでののろけは何故かイラッ☆とした -- 名無しさん (2013-06-26 15:03:51)
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最終更新:2013年11月03日 21:47