マルセイユ洋上学園都市

概要

通称は学園都市(アカデミア)。10万学生を擁する巨大学園にして機関都市。
マルセイユ湾上に存在する人工島であり、要塞の如き防壁に囲まれている。
設立は1850年(当時の名称は洋上ガクトゥーン市)。世界全土(カダス除く)から自主的に素質ある若者を集めており、優秀な碩学を世界各国へ何人も輩出してきた。
基本的な修業年数は5年。研究科に進めばさらに4年が加算される。
設立者不明、運営者不明の、極めて不可思議な洋上施設である。
外部に対して完全に孤立しており、マルセイユからの物資(食料・衣料・その他)を受け取る以外での交流は殆ど行われていない。入学したが最後、学生が外に出ることができるのは卒業時のみ。
碩学輩出の結果として各国に強力なコネクションを有しており、各国政府は軽々しく学園都市に手が出せない状態となっている。
更に、欧州を中心として世界の闇を暗躍する巨大組織《結社》が学園都市を運営しているというまことしやかな噂も流れている。
そのことも、各国が、この謎多かれども有意義な学園都市を掌中にできない理由の大きなひとつとなっている。《結社》の影響力は強く、議会を掌握されている国もあるという。
カダス地方の帝国との繋がりを有しているらしく、卒業生にはカダスにおける学位が与えられる。特に成績優秀な卒業生はカダスの碩学位が与えられるという。

各区


都市中央東部
別名、碩学摩天楼。
人が住めるようには設計されておらず、当初は無人であった。
だが現在は研究員のための教育施設や優秀な学生や教師の寮として高層ビルディングが立ち並ぶ摩天楼となっている。
一般生徒の立ち入りは基本的に可能だが、立ち寄るものは少ない。

都市中央西部
統治会領域。よって一般生徒の立ち入りは禁止されている。
フランス王国の様式に影響を受けており、かつてのベルサイユを思わせる建築物や庭園がある。
主に統治会のソロリティが使用。彼女たちと彼女たちの認めた学生が暮らしている。
ウィルヘルム・ライヒはここにとある実験のため一つの東欧風邸宅を用意しているが、実験の内容は学生には公表されていない。

人工庭園
空が排煙に覆われる前のかつての瑞々しく美しい緑が擬似陽光によって再現された場所。
ここでナイチンゲールはティータイムを楽しむという。
数多の種類の植物が植えられる中で、薔薇だけは決して植えられることがない。

人工海浜区
"青の海と白の砂浜"を蘇らせるという目的によって造られた実験設備。
人体への影響が未知数、という理由で一般学生の立ち入りは不可能となっているが、実際は影響なしと結論がでていると考える学生もいる。
この区に存在している臨海公邸の奇妙な外見(普通の屋敷に巨大な黒い立方体がくっついている)は立ち入り禁止にも関わらず有名。

教育区域
多くの学生たちにとっての領域。
この区域の建造物は大きく分類して教育棟と実験棟の二種類から成っている。
教育棟は、約100名から200名の各クラスごとに通常授業を行う大教室と、全自動学習機関が設置される自動教室で構成されている。
大理科室や大技術室などで構成された実験棟は理系学科の一般学生が使用するために作られた棟だが、実際のところ、化学系部活や第2先端科学部、錬金的科学部の学生たちが半ば住み着いてしまっている。
教育区域はこの二種類が数多く存在し、それらによって成り立っている。
区域全体飛行船や飛空艇から俯瞰すると無数の箱が連なっているようにも見えるため、筺区域とも呼ばれる。

小公園
学園都市の各部に存在する公園域。
作中では主にネオンと友人が集まる場所として第23小公園が登場する。

風紀本部
名の通り、風紀警察の本部。
学園中央部にほど近い教育区域の最奥の場所にある。

潮騒通り
ヴェネツィアを模して造られた学園一美しいとされる大通り。
商店も多数存在しているが、基本的に高級。高い場所なら一食で銀貨30枚(ネオンと同額)。
高級で格式高い風情は多くの学生の憧景である。
  • 映画館
正式名称は篆刻映像研究部作品館。
実験的な映像のみを上映する場所であったが、1908年の数年前から方針転換し娯楽施設となった。
道化師の映画が上映された場所。

碩学通り
別名、研究通り。
臨時講師の資格を有した学生のいる通りで、都市中央西部に次ぐ優秀者の領域。

落第街
落第学生の集う場所。
一種のスラムであり、統治会の目の敵ではあるが、強権が発揮されることは少ない。
その理由に関しての噂では、街を支配する人間が統治会のメンバー、またはその縁者であるとか。

学生街
学園都市最大の繁華街。
潮騒通り程の華やかさはないものの、そのぶん活気に満ちている。
多数の商店が犇いており、夜も眠らない街と評される。
  • 旧英国大使館
ヴィクトリア様式の内装と調度品の大きな屋敷。
思弁的探偵部本部。
  • カフェ・ド・リュミエール
五つの店舗を持つ女子の間で人気のサンドイッチ・チェーン店。
黄雷のガクトゥーン公式ブログの名前にもなっている。

大図書館
中央東部に佇む高層ビルディング。
無数の機関カードと書籍が収められている。
テスラに嫌われている。

旧校舎
かつて洋上ガクトゥーン市と呼ばれていた頃に使われた施設。
現在は立ち入り禁止。

旧図書館
正式名称はユーゴー記念図書館。
かつて洋上ガクトゥーン市と呼ばれていた頃に使われた施設。
現在は立ち入り禁止。
テスラに嫌われている。

凱旋門大通り
学園都市最大の大通り。
数年に一度のガクトゥーンの鐘祭ではパレードが行われる。
普段は人も車も少ない。

公会堂
3月、この場所の会場ホールでは卒業生のためのパーティが開かれる。

試験用高速道路
学園都市人工島をぐるりと一周する外縁壁の上部に敷設された道。
ドイツ帝国で推進中の高速道路計画に端を発する実験道路。
立ち入り禁止区域となっている。

統治塔
学園都市の象徴。中央部に位置する巨大な機関塔。
普段は統治会のみ立ち入ることを許される。

ディフの塔

学園での噂


ガクトゥーンの鐘
ディフの塔の頂上部に存在する鐘。
学園設立当初から学生の間に伝わる噂では、これが鳴り響く時、学園都市には《歓喜の時》が訪れるという。《歓喜の時》が何を指しているのかは不明。あらゆる願いが叶う(多くの場合は恋や将来の夢)というものが通説なものの、教師や成績優秀な学生からは疑問視されている。高学年になるほど、鐘の伝説を信じる者は減少する傾向にある。

2級学生
別名は下級学生。
噂として存在する学生たち。公式には存在しない──と、される。
半ば奴隷として購入されてきた学生であるとされ、一般学生の成績最下位者よりも扱いが低い。使用できる施設、機械、立ち入り区域にほぼ自由がなく、成績優秀者の下で働くことを義務づけられているという。主に落第街で校則違反部活(イリーガル・クラブ)の労働力として用いられているというのが専らの噂である。
奴隷制を全面的に否定している合衆国からそれとなく批判が行われているものの、統治会は一切の返答を行っていない。
未調査なものの、数百名の2級学生が存在すると統治会は把握している。

退学者
学園都市に退学者は存在しない。
記録上、ただのひとりも退学処分された学生はいないはずだが、落第街では記録に反するかどうか不明な奇妙な噂がある。10年に一度、統治会から名指しされた2級学生が姿を消して二度と戻って来ない……という噂である。

転校生
入学招待状を送付し、契約を行った若者だけを新年度に入学させる──といったシステムを用いている学園都市に本来“転校生”は存在していない。
だが、噂では“転校生”の制度が存在しているという。
その条件は不明。
学園に変革をもたらす者である、と伝えられている。

理事会
学園都市が洋上ガクトゥーン市と呼ばれていた1850年代に存在した統治組織。統治会制度が設立されるにあたり、姿を消した。学生ではなくフランス政府の関係者が多く名前を連ねていたとされ、初代フランス第3王朝首相ヴィクトル・ユーゴー伯爵や産業担当大臣マリユス・ポンメルシー、フランソワ・サラザン博士などの名が実際に現在の学園都市の旧施設に残されている。
1908年現在の学園都市で囁かれる理事会の噂は『統治会とは別に理事会なる謎の組織が存在している』というものだが、建設時に実在した理事会を指してはいない。かつて存在した理事会という古い統治組織、というイメージが噂の源となっているものと思われる。
理事長
学園都市には、統治会とは別に理事会なる謎の支配組織が存在している──という一部の学生の間で囁かれる噂に登場する謎の人物。

関係人物

学園の創立者にして理事長。

転校生。

関係項目


登場作品



  • フランスなのに英語が公用語っぽい? -- 名無しさん (2013-05-19 19:57:31)
名前:
コメント:
合計: -
今日: -
昨日: -
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。