ぽかぽか - たぶん素敵妄想集（爆@ ウィキ

　ちょっと駄々をこねてみた。

「あのぉ、りか殿の家、行ってもいいですか？」
「ん？　いいけど、どうしたの？」
　頭の上にハテナハテナなりか殿。
「そういえば行ったことないなぁって思って」
「そういえばそうだね。ゴハン食べに行ったりお芝居見に行ったりしてるのにね」

　思ったよりもあっさりＯＫ。
　でも明日はおんなじ仕事だから、断られないだろうなぁ…とは思ってたりして。

　りか殿おなじみのゴハンやさんでゴハン食べた後、いよいよりか殿のおうち。
　やっぱりまだまだピンク。
　なんか甘いもの食べたいですねって言ったら、たまたま材料があったから、
「じゃ、白玉作ろっか」
　って。
「わーい！」
　お手伝いしてみた。
　いつだか番組収録で食べたのと比べもんにならんくらいおいしいって思ったのは、愛情のせいかな?　なんて。

　お風呂入ってベッドでまったりしてたら、
「そういえば愛ちゃんもう二十歳なんだよね」
「うん」
「ちょっと飲もうか?」
「はぃ?」

　カラン。
　グラスの中の氷がキレイ。

　りか殿おすすめの梅酒。
　前にお母さんに勧められて飲んだっけ。
　甘いけど、なんかすっきり。ほんのりとやさしい味。
「んはっ。おいし」
「ふふっ。よかった」

　お酒を飲みながらいろんな話をして…。
　この間撮影で行ったプーケットとか、今度のアルバムの話とか、コンサートのこととか。
　あと、ほらよしざーさん卒業しちゃうからこれからのモーニングのこととか。
　ずっと真剣に聞いてくれるいしかーさん。

「んー。ふふふっ。りかちゃん」
「愛ちゃん?」
　抱きついてみた。
　なんか熱いかも。
「ん?　おねむかな?」
「んー。わかんない」
　かもしれないし、そうじゃないかもしれないし。
　なんか気持ちいい。ふわふわしてる。
　いいなぁ。ずっとこのままがいいなぁ。
　なんか抱っこされて寝かされるのって、あっし赤ちゃんみたい。
「どうしたの?」
「へへっ。キモチいい」
　くすぐったそうに笑って、そっと頭を撫でてくれる手がやさしくて…。
　そのままゆっくり夢の中。

　冬の夜って長いんだよね。
　そんなことがなんかすごくうれしく感じたそんな夜。 　

（2007/2/24）