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  • お風呂とキスと抱き枕

たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ

お風呂とキスと抱き枕

最終更新:2009年09月26日 17:47

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 時計の針が10時を回った。
 金曜日の夜は淡々と過ぎていくわけで、テレビもなんとなくつけっぱなしで、ずーっとおしゃべりに花が咲く。
 でも、心臓はドキドキドキ…。

 そろそろ…。
 そろそろだよね…。

 それは今日のお昼のことだった。

『ねぇ、ミキティ。昨日あの後、どーした?』
『は? 昨日?』

 購買でパンを買った帰り道、うちのクラスに来る途中のごっちんにつかまった。
 いつも眠そうなごっちんがなんか真剣な顔で美貴を見る。
『何? 昨日って。あのままふつーに帰ったけど…』
 そしたら、ごっちんがやれやれって言わんばかりのため息をついた。
『ミキティ、ちょっといいかなぁ?』

 ぎゅっと腕を引っ張られて連れてかれたのはごっちんのお昼寝スペース。
 屋上のドアの上。

『一緒に帰ったんでしょ。昨日』
『うん。帰ったけど…』
『けっこう遅い時間だったよね?』
『…え。うん…』
 なんか詰め寄ってくるごとーさん。すっごい怖いんですけどー…。
『ほんっとにそのまま帰ったの?』
『は?』
『あーもぉ! だーかーらぁ、泊まったりとかしなかったの?』
『え…うん。ふつーに明日ねーって…』
『あのさぁ、甘えて泊まるなり、梨華ちゃんをミキティんちに泊めるなりするとか考えなかったの?』
『えー。でもさぁ…』
『女の子が遅い時間にさぁ、一人で夜道歩くんだよ?』
『まぁ、そーだけど…』
『もぉっ!』
 それからごっちんはしばらく黙ってたけど…。
『わかった』

 思い出して、はぁ…とこぼれたため息。
 あー。なんか落ち着かない!
 いや…人の家だからっていうのもあるけどさぁ…。
 ほらほら。そこらじゅうピンクだし。
 なんとなく見上げた壁にかかってる美貴の制服。
 先輩の柴田さんからもらったらしい“日本一”Tシャツになんとなく目をやる。これもらってふつーに着るんだからすごいよね。あげた方もあげた方だけどさ…。
 そして…。
「美貴ちゃん、紅茶飲む?」
「あ、うん」
 目の前でカップに注がれるお茶。微笑む梨華ちゃん。
「甘いほうがよかったら、これ、がんがん入れちゃって」
 って砂糖の入ったビンを小さく振って見せた。

 そーなんだよね。
 ここは梨華ちゃんち。
 とりあえず通いなれてる1DK。
 もう夜の10時を回って、ちょっと梨華ちゃん、おねむって感じ。

 んふ。かわいい…。

 って、そうじゃなくってね…。
 まったくさ。ほんっとごっちんには驚かされるよ…。

『梨華ちゃん』
『なに? ごっちん』
『ミキティがさ、今日泊めてほしいんだって』

 戻ってきてようやくお昼にありつけた美貴。
 けどさ、戻ってきていきなりこれだよ。飲みかけのミルクティーを噴出しそうになっておもいっきり踏ん張ったら気管に入ってさ…。
 ごっちんの気持ちはありがたいよ。うん。でもさ、マジで急だから。びっくりするから。

 お風呂が壊れたっていう名目で梨華ちゃんちにお泊り。いちおう、明後日業者さんが来るっていう設定つき。
 なんとなくざーっと砂糖を入れて、なんとなくカップに口をつける。
 あー。なんかさぁ、どきどきしすぎて味、わかんない…。

 美貴さぁ…こんなに重症だったんだぁ…。

 でも…。

「カレー、おいしかった」
 この味はね、ちゃんと覚えてるの。だって、梨華ちゃんの手料理だもん。
 あーあぁ。ふふっ梨華ちゃん、うれしそう。
「ふふ。ありがと。がんばっちゃったからね」
「へへ。がんばっちゃったの?」
「うん。だってさぁ、食べてくれる人がいるんだもん」
 ハートマークを感じたね。今。それって美貴のためだよね?
 はにかむ梨華ちゃん。なんか美貴も照れくさくなっちゃってさ。
「やだぁ。梨華ちゃん、きしょ。気分はもぉ新婚さん?」
「なによぉ。いーじゃん」
「気分は若奥様なんだ?」
「そーだよ? エプロンだって似合ってたでしょ」
「まぁねぇ」
 とっっっっっっっっても、似合ってた。若奥様かぁ…。えへへっ…。
「じゃあ、美貴はダンナ様。なんてね」
「ふふっ。ダーリン。ちゅっ!」
 投げキッス!  きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ! だぁりんだってぇ! もぉ! はっ…はずかしぃ…。

 けど…うれし。

「もぉ、梨華ちゃん、きしょいってば」
 でも照れくさくってこんなことしか言えないけど。
「あっ! ひっどーい。美貴ちゃんが振ったくせに」
 って言いながらくすくす笑ってて。
 だから美貴もえへへへって笑ってて。
「だって。きしょかったんだもん」
 ほんとは、すっごくかわいかったよ。

 抱きしめちゃいたいくらい…。えへ。

 とりあえず、気持ちを落ち着けようと紅茶を飲んだら、なんかすっごい甘かった。
 梨華ちゃんお気に入りのレモンシュガーの甘酸っぱさがなんだかくすぐったく感じる。
「でもさぁ、ほんと、おいしかったよ。カレーは」
「えー。カレーだけ?」
「もちろん、その後のデザートの白玉もね」
「ふふっ。だって得意料理だもん」
 ホンットにうれしそうにきらきら輝く笑顔。
 白玉はやっぱ得意って言ってるだけあって、手馴れてたし、おいしかった。まぁ、そんなに難しい料理じゃないと思うんだけどさ。でも、いいの。梨華ちゃんの手料理だから。
 きっと美貴もすんごい笑顔なんだと思う。梨華ちゃんがくすくすって笑ってるから。
「こんなに喜んでくれると思わなかったなぁ」
「そーぉ?」
「うん。頑張って、またおいしいの、つくるね」
「うん! 期待しちゃう」
「ふふっ。期待して」
 ガッツポーズで応える梨華ちゃん。
「やっぱり喜んでもらえると作り甲斐あるし、楽しいじゃん。一人でご飯食べるより」
「それはそうだねぇ」
 美貴もけっこー、お母さんとか来ないときはコンビニとかほか弁で済ませちゃうしなぁ。こーゆーあったかいご飯って、何気にけっこううれしいんだよね。
「だからさ、また、いつでもおいでよ」
 お金とか、けっこう節約できるしね。って梨華ちゃん。
「もっちろん。迷惑じゃないなら、美貴、通っちゃうよ?」
「いいよ。通って通って!」

 なんかすっごくいい感じ。
 ふふっ。このまま一緒に暮らすなんていうのもいいよねぇ。

 なぁんてね。
 いいなぁ。なんかさぁ、コイビトみたいだよねぇ。

 …。
 そうなんだよねぇ。

 盛り上がるだけ盛り上がったけど、でも、どうなんだろ。
 にこにこ今笑ってるけどさ、ちょっとほっぺ赤いけどさ。

 キスした。
 すきって言った…。

 でも…でも、ね…。

 ねぇ、梨華ちゃん?

 なんとなくお茶を飲む。
 なんか梨華ちゃんもちょっと落ち着かない感じ。気のせいかなぁ?
 そわそわしてるような…。
 それに、今日はずっとテンション高いし。
 帰る時もずーっと手、握ったまま…って、あ、いつもか。

 カチカチカチ…。

 時計を見たら10時半くらい。
 ふと、梨華ちゃんが立ち上がった。
「お風呂、お湯溜めてくるね」
「あ…うん」

 うっわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!

 きたっ! きたきたっ! どーしよぉっ!

『ミキティ、泊まりに行くに当たって、指令をだします』
 いつになくまじめなごっちんがびしっと美貴を指差した。

『梨華ちゃんと一緒にお風呂』

 あのときのあの目。怖かった…。
 だって光ったんだよ!

 あーうー…。
 そーいえばさぁ…梨華ちゃんとは入ったことない。
 いつもは一人一人だったし。ごっちんとかが一緒に泊まってる時とか。

『でも、今日は二人きりなんだから、問題ないでしょ』

 いや、問題あるから。
 あのナイスバディを間近で見るんだよ! どーしよ…鼻血でそう…。
 亜弥ちゃんはさぁ、やっぱよくお泊りするから一緒に入るけど、なんだろうなぁ…。たしかにあの胸は気持ちいいんだけどさ、なんかじゃれてるっていうか、遊んでるっていうか…。
 別に意識とかしてないし…。
 ただ、やーらかくってきもちいいなぁって。しかもおっきぃし。それに、亜弥ちゃんもまんざらじゃなさそーだし。

 でも、梨華ちゃんは違う。
 普段はほんっとにガードの固い梨華ちゃん。なんかじゃれて触ったりとかあんまさせてくれないし、手は繋いでくれるけど、梨華ちゃん、あんまし美貴にはべたべたしてくんない。
 けっこー欲求不満。
 それにくわえて、なんかオーラというか、触りにくい何かがあるの。

 だから…だからさ、どーしよ…。
 またどきどきしてきた…って、これじゃまるで男子じゃん! 美貴、やっぱおかしい。

 でも…でもさ、気持ちよさそーだよね…。

 戻ってきた梨華ちゃんと目が合って、へへっと微笑んでみた。
「もうちょっと待ってて」
「うん」
「あっ、そういえば、美貴ちゃん、うちにパジャマとか置いてたっけ?」
「ううん。置いてないよ。いいよ。これで大丈夫だから」
「うん。そっかぁ。ごっちんはうちにパジャマとか置いてるから、美貴ちゃんもそうしてたっけって思っちゃったよ」
 えっ…!?
「下着はあたしの使って」
「あ、うん。ありがと」
 そっか。考えてみたらパジャマとか置いておけばよかったかぁ。そりゃよく来るけど、いつもジャージとかシャツ借りてたし。
 それよりもごとーさん…。あんたあべさんいるのにけっこう来てる…っていうか、いつの間に…。
「ねぇ、梨華ちゃん、ごっちんって結構来てるの?」
「あぁ、うん。最近はね。なんかなっちがかまってくんなーいって。安倍さん今教職で忙しいからだと思うんだけどね」
「ふ~ん」
「帰ってきてもすぐ寝ちゃうらしいから、時々うちきてなっちのばかーって拗ねてるよ」
 それはそれでなんかごっちんらしくてちょっと微笑ましいかも。
 梨華ちゃんは立ち上がってまたお風呂のお湯を見に行く。

 あー…。
 どーしよ…。
 ってか、ごっちん…よく来てんのかぁ…。
 っていうか、あべさんいるんでしょ? なんでわざわざ梨華ちゃんちにパジャマ置いとくのよ。
 っていうか、そーゆーことは美貴に言えっ!

「美貴ちゃん」
「えっ! あ、なに?」
 びっくりしたぁ…。やば、美貴、ごっちんに嫉妬してるし。
 そんな美貴の気持ちに気づいてない梨華ちゃんはちょこんと首を傾げて微笑んでる。
「お湯、溜まったからお風呂どうぞ」
「あっ、うん」

『梨華ちゃんとお風呂』

 指令がぐるぐる回る。

『できなかったら…わかってるよね?』
 にやりと笑うごっちん。
 そんなの言われなくても、こっちからお願いしますよーだ!

 でも、いざとなると…。
 うあ…。

 どきどきどき…。

「美貴ちゃん?」
「あ、うんうん。お風呂ね」
「うん。あたしは後でいいから」

 いけっ! 頑張れ! 美貴!

「ねっ、梨華ちゃん」
「ん?」
「一緒に入ろ」

 いやったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
 言ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
 言っちゃった! 言っちゃった!

 やぁぁ!もー…顔が熱っ!

 何気なく言ったつもりがたぶん今の美貴、すんごい笑顔。
 気のせいかな? 梨華ちゃんの視線がちょっと泳いだ。そして、はにかむように微笑んで…。

「うん」


     □


 入浴剤の強い香り。なんか緑なお湯。
 ちょうどいい…と思う湯加減。

 着替えを受け取って、ふらーっと舞い上がる頭のまんま脱いで、なんかいそいそと、でもなんか念入りに体洗って…。
 湯船に浸かって、でもなんか落ち着かなくって…。
 なんでだろう。
 どうしてこんなにどきどきするのかなぁ。
 たかがお風呂だよ?
 だけどさ、お風呂…。

 えへっ。

 舞い上がってるなんてわかってるよ。でも、どーしていいのかほんっとうにわかんないし…。
 ほんっともぉ、いそいそと体洗ってさぁ…。だって落ち着かないから。

 このどきどきが答えだって知ってる。
 でも…さ…。

 キィッ…。

 あっ!

 なんかちょっとはにかむようにマユゲを下げて笑いながら入ってきた梨華ちゃん。
 黒いって気にしてるきれいな小麦色の肌、きゅっとしまった腰、ぱぁんって張った形のいい胸。すらっと伸びた足。
 あ…鼻血でそ…。
 思わず見とれてたらしくって、ぽかーんと口を開けてたのに気づいた。
「あぁ、ごめん…」
「え!? あ、うん…」
 きゅっと音の後にざーってシャワーの音。
 どこに目をやっていいのかわかんなくって…視線がさまよう。
 とりあえず湯船に口まで沈めてぶくぶくぶくって遊んでみる。

 うー。
 気になる…。
 やっぱ視界の端に入ってくるわけで…。

 あー。でもさ、美貴と梨華ちゃん、女同士じゃん。
 そーだよ。うんうんうんうん。
 だからへんじゃん。恥ずかしがってさぁ。
 だから亜弥ちゃんとも一緒にお風呂入るんだし。
 よっし。

 ということで、視線を上げた。

 ぅあ…。

 ちょうど髪を洗ってるところで、うわ…うなじきれい…。触ったらだめかなぁ。
 なんか指先がうずうずする。

 しばらくじーっと洗うのを眺めてたら、
「やだぁ。恥ずかしいよ。美貴ちゃん」
 って梨華ちゃん。
「あんまりじっと見ないでよぉ」
「やだ。だってキレイなんだもん」
 開き直りじゃないよ。本当のことだから。
 そしたら梨華ちゃん、困ったように笑ってた。

 ちゃぷっ。

 梨華ちゃんも湯船に浸かる。
 だからぴたって腕と腕をくっつけて隣り合って並んで座る。
 向かい合うと、狭いお風呂だけどなんか距離が遠くなったように感じるから。

「ちょうどいい湯加減だね」
「うん。気持ちいい」
 乳白色の入浴剤じゃないから、なんにも邪魔されずにお湯の中の梨華ちゃんの体が見えるから、やっばりなんとなく目のやり場に困る。
 梨華ちゃんもなんとなくさっきから黙ったまま。
 静かな静かなお風呂タイム。
 もぉ…どきどきどき、心臓うるさい!
 …もしかしたら、梨華ちゃんもどきどきしてるのかな?
 ちらりと横目で見ると、しっとりと水に濡れた梨華ちゃん。
 なんかいつもと違う。
 上手くいえないけど、色っぽくって…すごく大人っぽくって…。
「美貴ちゃん?」
「きれいだなぁ…」
 気がついたらするりとそんなことを言ってた。びっくりして目を丸くして、それからふふっ照れくさそうにはにかむ梨華ちゃん。
「そうかなぁ。美貴ちゃんだってきれいだよ」
「そぉ?」
 うわ…。なんか恥ずかしぃね…。
「うん。色白いしさ、足とかきれいだし」
「ふふっ。ありがと。梨華ちゃんだって、いいよねぇ。出るとこ出ててさ。腰とかきゅってしてるし」
 こう言ったらなんだけど、ほんっとにおいしそうな体だよね。
 そしたら、梨華ちゃん、むーって首を傾げながら膝を抱えた自分の身体を見た。
「んー。そうかなぁ。スタイルだったら美貴ちゃんだっていいじゃん。ごっちんだってスタイルいいし」
「でも、美貴の中では梨華ちゃんなの」
 えへって笑って、ちょっと甘ったるい言い方だったからなんか梨華ちゃん余計照れちゃったみたい。
「そう言ってもらえるとうれしいんだけどねぇ。ごっちんもね、よくそういってくれる」
「ごっちんがぁ?」
 ちょっと待って。どーいうこと?
「うん。梨華ちゃんの体いいよねぇ、きもちいーって、よくいたずらしてくるっていうか、抱きついてくるっていうか…。」
 最後はごにょごにょと呟いてたけど…。

 カチン。
 ごとぉさぁん…。
 人に指令とか言っといて…。

「そんなことしてくんの?」
「う…うん、こう、ね」
 美貴の背中に手を置いてちょっと後ろを向かせると、抱きつくようなしぐさをする。
「りかちゃーんって。あの笑顔で」
「…」
「そっ、それでね、手はね、こう」
 って、前に回っていた手がちゃぷってお湯の中に消えて、するっと美貴の脇の下をくぐって胸の下へ。
「こう…」
 って、それって梨華ちゃんの胸……。

 ぴきっ。

「ふ~ん」

 あんのやろぉ…!
 美貴がいないからって、そんなことを…。

「は…恥ずかしいんだよねぇ…」
 困ったように笑って、梨華ちゃんはぎゅっと美貴の腰を抱いてのしかかるように背中に身体を預けてきた。
「…ぁっ!」
 ぎゅうって抱きしめられて、あっ…背中に胸のやわらかい感触。
 なるほど梨華ちゃんは胸を触られつつ、ごっちんの素敵なバストを背中に感じてる…と。
 うーん。うらやまし…って、そうじゃなくってさ…。

 あれ、この状況って、梨華ちゃんの……。

 背中に感じる柔らかい胸の感触。
 すっかり温まったあったかい体とお湯の温度の区別がよくわからない。
 ふと気がつけばしっかりと後ろから美貴を抱きしめる梨華ちゃんの顔がすぐ横にあって、抑えるようなかすかな息遣い。
 どきどきどき…。
 美貴の心臓の音。
 背中から直に伝わってくる、梨華ちゃんの心臓の音。

「…梨華ちゃん」
「…なに?」

 そっと横を向いたら、唇がすぐそばにあった。

 梨華ちゃん、美貴は……。

 目を閉じて、しっとりと濡れている梨華ちゃんの唇にそっと美貴の唇を重ねた。


     □

 のぼせたのかよくわかんないけど、なんか熱かった。
 ベッドに座ってなんかぼんやりする頭で思い返す。
 なんか不思議な空気だった。
 この間の屋上でのキスみたい。
 目が合って、だからキスした、そんな感じ。
 唇がそこにあって、抱きしめる梨華ちゃんの腕がやさしくて、だから…。

 キッチンに行ったまま戻ってこないからそっちに目をやったら、ペットボトルとコップを前にしたまま、指先で唇に触ってた。微かになぞるように動いた指先。
 じっと見ていたら気づいたのか、はっとしたように肩を震わせた後にこって笑った。
「ごめんね」
「ううん」
 持ってきてくれた水を一気に飲み干した。
 よく冷えた水が火照った体に気持ちいい。
「「はぁ…」」
 二人同時に零れ落ちたため息。
 顔を見合って笑いあって。
 なんかおかしくって…。
 そしてどうでもいいことでまたおしゃべりが盛り上がって。
 なんかそんなこんなで笑ってたら、もう日付を超えそうだった。
 梨華ちゃん、なんかおねむみたいだし。美貴もけっこう眠いかな。

「そろそろ寝よっか」
「…そうだね」

 いつもはテーブルどかして布団敷いたりするんだけど、
「一緒に寝よう?」
 って聞いてみたら、
「うん!」
 って。すっごくうれしそうにふにゃっと笑った。

 先に布団にもぐった美貴。
 のそのそと狭いシングルベッドの奥っていうか左半分側に移動。
 梨華ちゃんは明かりを消すと、いそいそと小走りでやってきて…。

 ガン!

「あいたっ!」

 テーブルに足をぶつけたらしい。

「大丈夫?」
「う…うん」
 なんとか答えながらのそのそと布団に入ってくる。
 美貴、どうしても左向かないと寝れない癖があって、だから梨華ちゃんに背中を向けてる。
 後ろでごそごそしてて、また緊張というか…どきどきして…。
 だってその…さっきキスしたばっかりだし…。
 梨華ちゃんもなんか背中を向けてて、さっきのキス…勢いって言えばそうなんだけど、なんかなぁ…。変な空気になっちゃったかなぁ。

 カチカチカチカチ…。

 どきどきどきどき…。

 時計の音と心臓の音がやけに耳につく。

 カチカチカチカチ…。

 どきどきどきどき…。

 静かな部屋。
 時々前の道路を走る車の音が聞こえてくる。
 なんか眠れなさそう…。
 梨華ちゃんは…と思ったら、ごろんと寝返りを打った。
「…美貴ちゃん」
「…なに?」
「うん。まだ起きてたんだ」
「うん…」
 眠れないよ…。どきどきしちゃって…。
 梨華ちゃんがもそもそと近づてくる。
「ねぇ、美貴ちゃん」
 なんか緊張してるような声。ちょっと頼りない。
「なぁに?」
「あのね。お願いがあるんだけど…」
「うん。なに?」
「あの…あのね」
 ぴたって梨華ちゃんがくっついてきて、かーっと体温が一気に上がった。
 布越しとはいえ、さっきお風呂で感じたやわらかくてやさしいあの感触。
「あたし…ね、寝る時、癖があってね」
「うん」
「あのね、何か足に挟まないと…なんか…眠れないんだよね」
「うん」
「ほら、いつもはごっちんとかも泊まりに来てお布団敷いてるときはね、いいんだけど…」
「うん」
「…だから…」
 耳元で囁かれてるような感じ。なんかくらくらする。
 なんかどっか恐る恐る。ふふふっ。かわいいなぁ。
「うん。いいよ」
 って返したら、ぴくっ…って、梨華ちゃんが震えた。
「ありがと。美貴ちゃん」
 そっと大事なものを包むようにふんわりと美貴の胸の辺りに回された腕。ちょっと身体を浮かして手伝ってあげる。
「痛くない? 大丈夫?」
「うん。大丈夫」
 そして、美貴を挟み込むようにそぉっとそぉっと足が絡みついてくる。
「ほっ…ほんとにごめんね」
「ううん。…うれしい」
 どきどきしてるのは梨華ちゃんもおんなじで、さっきのお風呂でのときみたいにどっちの心臓の音かわかんない。でも、あったかくて、やわらかくってやさしい。すっごいいい気持ち。
 どきどきしてるのに、なんかほっと心が和んでいくから、なんか不思議。
「…うん」
 ぎゅって抱き寄せられて、だから梨華ちゃんの手を捜してそっと重ねた。

 まだ夏の初めだけど、夜はまだなんとなく寒くって、だから布団は気持ちよくって、そして梨華ちゃんがあったかくって…。
 明日は土曜日。
 のんびりとこうして昼までっていうのも、なんかいいよね。
 二人とも寝るの大好きだし。
 美貴、けっこう家でのんびりしたい人だし。

「ねぇ、梨華ちゃん」
「んー」
「明日も泊まって…いいかな?」
「うん。のんびりしてって」

 静かな夜。
 あったかい布団の中。

 ほんの少し、縮まったかな。
 今はこうしてくっついてるけど、心も。
 ねぇ、梨華ちゃん?

 気がつけば夢の中。
 吸い込まれるように落ちた眠りの向こう、夢の中でも美貴と梨華ちゃん、笑ってた。


     ■


 月曜日。
 校門の前で待ち伏せて、のんびり登校してきたごっちんをひきずって屋上へ。
 もぉさ、ガツンと言わないと。ね。あべさんいんのにさぁ。
「いたたたっ! ミキティ、痛いってば」
 とりあえず周りに人がいないのを確認して、手を離した。
「あーあー。なんか目が覚めちゃったよ」
「いいんじゃない。今朝なんだから。」
 っていうか、ちっとも目が覚めたように見えないんですけど…。
 相変わらずふにゃっとしてるごっちん。
 美貴が掴んでた腕をさすると、にやっと笑った。
「どうだった?」
「どうだった…って?」
「だから、金曜日」
 なーんか、らんらんと目が輝いてるし。
「楽しかったよ。梨華ちゃんちでお泊り」
「うんうん。で? で?」
「で…って、昨日も泊めてもらって、手料理食べて、お風呂一緒に入って」
 楽しかった。さすがに二日も一緒だと、なんか妙な照れとはなくなるから、自然にすごせたし。いっぱいいろんなこと話したり、そうそう中間も近いから、ちょっと勉強なんかしてみたり…ね。
「ほぉほぉ。楽しかったわけですな。ふむふむ」
 にっこりと笑顔のごっちん。
 やば…どうやらにやけてたみたい。
「で、ね、どう?」
「って言われても…ねぇ」
 その一言で、なんかごっちんも気づいたみたい。あぁ…とため息をついたけど、
「まっ、焦っても仕方ないか」
 だって。
「うん。でもさ、楽しかったから、けっこうっていうか、美貴はかなり満足」
「うんうん」
 ふにゃって笑ってうなずくごっちんも嬉しそうで、なんか煮え切らない美貴と梨華ちゃんを応援してくれてるって言うのがわかって、なんかうれしい。

 って、そんな笑顔にはごまかされないから。
 それとこれとは別なんで。

「ね、ごっちん」
「ん?」
「カラオケ行った日さぁ、最近遊んでないじゃん。ウチラって言ったよね?」
「うん。言ったねぇ」
「でも梨華ちゃん、ごっちんここんとこよく来るって言ってたんですけどー」
「うん。遊び行ってたよ」
 ちょっと待って。開き直り?
「それにさぁ、ヨシコとカラオケして梨華ちゃんちにお泊りはしたけど4人では遊んでないよね?」
「…んー。まぁねぇ」
「じゃあ、いいじゃん」
 …いいのか?
 そんな美貴を見て、ごっちんは更に続ける。
「先週は行ってないけど、その前の週とかはけっこう泊めてさせてもらった。だってさ、なっち、研修先の人たちとご飯食べてくるって言うしさー」
 むっと唇を尖らせて拗ねるごっちん。…かわいい。ちっ、これじゃあさぁ…。
「だからさ、ちょっと甘えちゃった。ごめんね。ミキティ」
 てへって笑って、そんな顔すんなっ!
「…あぁ…うん」
 許すしかないじゃん…。
「でもさ、ミキティ、梨華ちゃんとこ一人で泊まったことないみたいだったし、ほら、ごとーのおかげでちょっとうれしい思いもしたんじゃない?」
 うりうりってひじでつつかれて…。
 ぽっと頭に浮かぶあの感触、あの姿…。
「…」
 べしっ!
「あたっ! ミキティひどっ!」
 なんてわざとらしいくらいの泣き顔で頭抑えて、だけど、なんか笑ってて…。
「だって。ごっちん、あべさんいるじゃん」
「あー。へたれセクハラ大魔王には言われたくないですー」
「へたれ…って…」
 むうっとにらみあって、くすくすって笑みが零れて…。

 ありがとね。ごっちん。

 きーんこーんかーんこーん。

「あっ! 始まるね」
「うん。じゃ、またお昼ね」

 教室に戻ったら梨華ちゃんが、なんか心配そうな顔してた。
「どうしたの? 急にすっごい恐い顔してごっちんとどっかいっちゃうし」
「あぁ、うん。ちょっとね」
 そんな美貴の返事に不思議そうに首を傾げる梨華ちゃん。

 窓の外は今日もよく晴れてて、今日のお昼外で食べるのもいいかもなぁ。
 ぽかぽかといい天気。
「今日はさぁ、外で食べたいね。お昼」
「うん。そうだね。中庭行こうか?」
 って梨華ちゃん。
「ちょっとしたピクニックだね」
 ほんとは梨華ちゃんと二人きりがいいけどさ、たまにはみんなで外で食べるっていうのもいいよね。
 だってさ、梨華ちゃんはきっといつでも独占できるって思うから。
 そんなことを思ってたら、『あっ!』てひらめいた。

「ねぇ、梨華ちゃん。土曜日、暇?」

 すぐに「いいよ」って、梨華ちゃん。
 だからこれから週末は勉強会。二人だけのね。


 ほんとにちゃんと勉強するの?
 …なーんていう言うツッコミ、どっかから聞こえてきそうだけどね。 


(2004/11/18+11/20)
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