歴史

717 :初代1 ◆zhFdGsjV7M:2005/07/10(日) 20:12:44 ID:lTkgGaYG
村の辺境で畑の拡張を手伝っているナナッシくん
ザックザックと鋤で地面をおこしています。
村の中心部は粘土質なところですが、ここあたりまで来ると
土の質もだいぶ変わってきます。
あたりは、未定義の草花であふれています。
土も、真っ黒というわけではありませんが、麦や粟を作るのには
不自由しない程度に肥えているようです。

だいぶ辺りを耕したころ、地面に見慣れない物が転がっています
「おお!これは!」
土の中から、太い紫色の根っこが出てきたのです。
大きさは5寸ほど、太さは2寸ほどです。
「ずいぶん前にネ申に聞いた『サツマイモ』にかげぇねえだよ」

人類と芋類というのは切っても切れないような縁を持っているようで
とある学者に言わせると、人類の分布というものは芋類の育つ地域を優先して広がった
と言わせるまでであるらしい。
実際古代の農作物の代表格といえば
麦やトウキビなどの穀物、ソラマメや大豆の豆類、そしてジャガイモやサツマイモの芋類が
主だったものである。
タロイモ、ジャガイモ、サツマイモ等の芋類は生命力が強く、手間入らず
田んぼの畦道でも育つといわれたほどである。
まぁ、畑の養分を吸い尽くすという障害もあったりはするが・・・

あとは、大根やカブ等の根菜類が見つかれば、我々の知っているものが一通り
そろうのではないかと思われる。
サツマイモを使った、料理や加工品、薬品を原始人に教えてみてはいかが?

歴史
最終更新:2005年07月27日 17:05