ハロウド=グドバイ

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ハロウド=グドバイ

 変人。


人物像


 魔物生態学者にして冒険家。
 出自は不明。正確な年齢も不明。そもそも本人がそれを覚えていないと思われる。
 人間種ではあるものの、他種族と積極的に交流している。人間の友人よりもそれ以外の友人の方が多いよ、とは本人の談。若いころから世界各地を飛び回っていたせいで、実際に友人は膨大な数に及ぶ。反面敵も多いのだが、本人は気にした様子がない。
「私は誰の敵でもないよ」とは彼の言葉。彼にとって世界は「敵と味方」に分けるものではない様で、「興味があるかないか」で分けている節がある。
 根っからの変人で、大きくなっても子供のような男。


 不老でも不死でもないが異様に運が良い。散散死ぬような冒険に巻き込まれながらも(本人が巻き起こしながらも)たいてい平気で帰ってくる。
 なお、その場合被害を負うのは彼に同行した友人(例:カイル=F=セイラム)なので、一部では災害を呼ぶ男として忌避されている。


 魔物生態辞典を創り上げた三人の一人で、他の二人、トゥルシィ=アーキィ夢里皇七郎とは学院時代からの友人。
 腐れ縁、悪友という関係がぴったりな、どこにいようがどんな状況だろうがやかましく楽しい三人組である。


 論理的考察ではアーキィに劣り、直感や発想力では皇七郎に劣るが、行動力や調査能力では二人を凌駕する。
 室内で研究や論考を重ねるタイプではなく、自分で現地まで飛んで実際に確めるタイプの学者。
 心的な立場は『中立』。というよりも、彼は人も魔物も区別していないのかもしれない。


 お喋り好き。


 手記、辞典などの著作物、また彼の言動の最大の特徴は「喋りすぎ」という一点につきる。まず喋る。よく喋る。関係ない話題から関係のある話題へ、そして更に関係のない話題へとぽんぽん話が飛ぶ。あまりにも飛びすぎて「閑話休題」と言う一言とともに話を無理矢理戻すこともしばしばである。


 冒険者としての経験からか、様々な技能を有している。身体能力は決して高くはないが、技と機転で補うタイプ。
 相手の力を利用して戦う極東から伝わった戦闘術「バリツ」を初め、五人の晶妖精と契約して五行を使い、鞭を操って木から木へと飛び移る。魔法も剣も得意そうではないが、上記の熟練度は長い間使っていただけあってか高い。
「学者が弱いと思っているのなら大間違いだよ」
 とは彼の名言。ディライト=モーニングをはじめ、幾人かの戦う学者たちが使用している文言である。



 性格は子供。興味があるものに飛びつき、興味がある内はどこまでも没頭し、興味がつきれば去っていく。世の中を楽しく生きることをモットーとしている風味がある。もっともこれは魔物生態学者全てに通ずることで――要するに彼らは、永遠に夢見る子供なのである。



 学院時代から彼は冒険団(パーティ)に所属し、数年後、魔物生態辞典の第一稿を発表することになる。


経歴


(図真ん中)

2224年 これ以前の経歴は不明
2224年 学術都市にエル=エデンスの紹介にて入学
2224年 トゥルシィ=アーキィ、夢里皇七郎らと巡りあう。
2224年 三人組、魔物事件を巻き起こす。
2225年 三人組、校舎爆発事件を巻き起こす。
2226年 三人組、大鐘楼消滅事件を巻き起こす。
2227年 三人組、11人連続殺人事件を解決する。
2228年 三人組、研修旅行で死にそうになる。
2229年 三人組、学園七不思議に挑む
2230年 三人組、魔人と出会う
2231年 三人組、修学旅行で死にそうになる。
2232年 三人組、第十一次学術都市防衛戦線に参戦する
2233年 学術都市を卒業する。
2233年 皇国にて魔物生態研究所の所長になる
2235年 ももっちと出会う
2235年 ガチ=ペドと出会う
2249年 クローゼンシール王国?革命に巻き込まれる。
2259年 トゥーリューズにて勇者三人組と出会う。
2259年 南海事件?と関わる
2260年 天空城調査に参加
2261年 極東事変?と関わる
...
22xx年 xxの戦にて消息不明に。



(年数は大よそであり、実際とは異なると思われる)


関連人物






彼の使う晶妖精たちの図。


学院時代のハロウド=グドバイと夢里皇七郎

『これがッ!これがッ!
 これが「ハロウド」だッ!
 そいつに(ロリが)関わる事は死を意味するッ!

 モンスターエコロジスト
 魔物生態学者ッ!』




登場作品


長編
冒険者たち
カイルのディシプリン
神無祭
学者たちの祭り
最悪の始祖

中編

選ぶべき道
魔物生態学者達

短編

「学者は踊る~NEXT GENERATION~」
ある小男の手記
冒険者達の音楽祭!
学者たちの『酒』祭り
ハロウド=グドバイという名の男
ハロウド=グドバイの冒険
砂海の覇者
魔物生態辞典を作った男たち
魔物生態辞典を作ってない男たち
デッド・バッド・エンドvsガチ=ペド
生態学者ハロウドと、とあるももっちの心温まるSS
冒険者達、水棲生物編
ハロウド=グドバイ海へ行く
白い帽子
辺境列伝
嘘予告SS『愉快な旅をしないかね』

その後


死後、世界を恐怖と冒険、そして愉快痛快の嵐に突き落とす新たな魔王ワールドエネミー・ワーストワンとなる。

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最終更新:2013年05月18日 14:44