夢里皇七郎

わぁい。

人物像


 魔物生態学者にして神学者。
 エルフ種と人間種と妖精種と龍種の血が混じっている前代未聞の混血児。性的なわぁいだったり異種族なのに子供を作ってしまうあたり、サキュバスの血も混じっているのかもしれない。
 本人すら知りえないことだが、【それ以外】の血も混じっている。半ば彼も気付きつつあるが、彼の始祖はxxxであり、その直系である。
 遺伝子と生命の宝石箱。ゆえに悪友たちから体液や皮膚の摂取などをされた苦い経験がある。

 不老。ただし不死ではない。
 いつどこで生まれたのかは本人すら知らない。ハロウド=グドバイトゥルシィ=アーキィと出会った学院時代から姿形は一切変わっていない。
 多少やさぐれたのは、前述の友人たちのせいなのだろう。

 魔物生態辞典を創り上げた三人の一人で、他の二人、トゥルシィ=アーキィやハロウド=グドバイとは学院時代からの友人。
 腐れ縁、悪友という関係がぴったりな、どこにいようがどんな状況だろうがやかましく楽しい三人組である。

 論理的考察ではアーキィに劣り、行動力や調査能力ではハロウドに劣るが、直感や発想力の分野では二人を凌駕する。
 心的な立場は【魔物寄り】であり、故に人間の学会では異端視されつつも注目されている。

 ひねくれもの。

 血のなせる業か、神代言語を使用することができる。戦闘能力は高いが、戦闘狂でも冒険狂いでもなく、戦闘技術も高くはない。考察と調査が好き。
 神代言語によってしか開かない扉はたいてい旧時代の産物であり、そういった洞窟や遺跡へ足を伸ばすこともしばしば。
 バリツという極東の戦闘技術体系を会得しているが、本人はあまり使えない。ハロウドや後世のガレット=フラシュル?などの教師役となるにとどまる。その際に、あえて奇妙な技名で教えるというささやかな嫌がらせを果たす。

 尖った耳と綺麗な瞳が印象的で、少年とも少女ともつかない中性な容姿。
 一言で言えばわぁい。
 一言以上で言ってもわぁい。
 天下無敵の女装少年。周りの者はしきりに女装させたり着せ替えさせたりしようとしているが、本人は服装にはまったく頓着していない。
 ずれた眼鏡に乱雑に伸ばした髪、学院時代から変わらぬ白衣を着ている。何か、思い出の品なのかもしれない。

 性格は劣悪でも極悪でも最悪でもなく、ただ単純に、悪い。もっともこれは魔物生態学者全てに通ずることで――要するに彼らは、永遠に夢見る子供なのである。

 学院時代から彼は冒険団?(パーティ)に所属し、数年後、魔物生態辞典の第一稿を発表することになる。

関連事項

経歴


2224年 これ以前の経歴は不明
2224年 学術都市エル=エデンス?の紹介にて入学
2224年 トゥルシィ=アーキィ、ハロウド=グドバイらと巡りあう。
2224年 三人組、魔物事件を巻き起こす。
2225年 三人組、校舎爆発事件を巻き起こす。
2226年 三人組、大鐘楼消滅事件を巻き起こす。
2227年 三人組、11人連続殺人事件を解決する。
2228年 三人組、研修旅行で死にそうになる。
2229年 三人組、学園七不思議に挑む。
2230年 三人組、魔人と出会う。
2231年 三人組、修学旅行で死にそうになる。
2232年 三人組、第十一次学術都市防衛戦線に参戦する。
2233年 学術都市を卒業する。
2260年 天空城調査に参加。
2261年 極東事変?と関わる。
...
22xx年 xxの戦にて消息不明に。
22xx年 トゥルシィ=アーキィの死を看取る。
23xx年 システム24を発動。

(年数は大よそであり、実際とは異なると思われる)

その他

 エルダーデーモンの末裔。
 システム24による世界改変に失敗した彼は、死に損ね生き延びることとなる。
 魔物生態辞典を作った三名のうち、公式で生存しているのは彼だけである。
 人魔統一後は復興に協力し、再建した学術都市の教授となる。
 ガレットやガストなどの若き才能を育てた傍ら、魔物生態研究所のリカナディア=アーキィとも友好をもつ。
 第一線からは身を引き、かつての友人たちの面影がある彼らを見守り続ける。

 時折、ふらりと姿を消す。
 いろいろな噂があるが、彼の行方を確かめたものはいない。
 魔王ワールドエネミー・ワーストワンや魔法研究所副所長と秘密裏にあっている、と一部では噂されている。
 老いることも死ぬこともなかった彼は、そのうちにいつものようにふらりと姿を消し、それきり戻ってくることはなかった。

夢里 ありすの親だが、その事実を知るものはいない。


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最終更新:2013年05月18日 14:30
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